第2回 新名神高速道路建設 鵜殿ヨシ原に関する環境保全検討委員会(2)
わたしは、NEXCOさんが行っている調査や実験がすべて無意味だとは、思っていません。
膨大な経費、費用をかけて調査を行っていらっしゃるようです。
ボランティア活動では、賄いきれないようなコスト。
新しい発見が出てくる可能性もあるとは思います。
ただ、例えば、検討委員会の帰りがけにお話をした、物理学が専門でいらっしゃるかたも、「ヨシ原焼きの大気の温度を計る方法、あれはどう考えてもおかしい」とおっしゃっていました。
実験と調査のやり方、これは全部NEXCOさんが決めているものです。
その一つ一つをきちっと、検討委員会で検討する時間がない。
公聴している側との質疑応答はまったくなし。
本来は、一般のかたとの質疑応答ぐらいはあってもいいのでは。
かなり、一方的な検討委員会です。
今回は検討委員が発言する時間も、わずかに15分。
30分ほど延長となったものの、それでも時間が押しているのを気にしていることもあって、委員のご発言は、どれも短めなものとなりました。
これで、工事に対して「ゴーサイン」を出していいものかどうか?
非常に疑問です。
また、ヨシが工事の結果、全滅などしてしまった場合、NEXCOさんはどう責任をとられるのでしょうか?
東儀秀樹さんも、積極的にネクスコの工事を支持されているようですが。。。
あちこち、「ほころび」がありそうな、この調査(わずか1年)によって、責任を逃れられるとは、、、、
どうしても思えないのです。
わたしは、NEXCOさんが「実際にヨシを増やした」という実績を出してから、工事にかかるのが正論なのでは、と思います。
3年、5年、10年かかっても。
本当に、雅楽の篳篥用のヨシに全力で取り組んでおられるのなら。
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