カテゴリー「笙を吹いて見ませんか?(教室・ワークショップ)」の記事

初めてみませんか

2020年12月22日 (火)

今年最後の東京教室も終わりました

先月からようやく、東京教室を再開しました。

都内の自主規制がきつくなってきているので、参加のお申し込みをしてくださった生徒さんたちにも、再度、参加の意思を確認、体調がすぐれない、感染に不安を感じるかたはお休みしてください、とお願いし、その上で感染症対策に則ってのお稽古、でした。

来年は、東京、関西、どちらもグループレッスンや合奏が増えるかもしれません。

YouTube動画も増やしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2015年2月 5日 (木)

調律の教室は

残席1名。

https://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-8bb9.html

今回は、「仕事にできるくらいにしっかり取り組んでくださるかた」を前提としています。
(それもあって年齢に制限を設けています)。

お申し込みは

for_solo_voice@nifty.com

まで。よろしくお願いいたします。

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2014年9月 2日 (火)

JEUGIAミュージックサロン京都駅にて龍笛教室が始まりました

毎月土日に笙の講師を務めさせていただいている、JEUGIAミュージックサロン京都駅。

川口智康先生の龍笛のレッスンも始まりました。

http://gakki.jeugia.co.jp/kyotostation/lecturer/list.html#kawaguchi

笙も龍笛も無料の体験レッスンがございます。

ご予約の上、ぜひ1度ご体験ください☆

9月オープンの伊藤えりの新しいHP http://forsolovoice.wix.com/eriito

よかったらご覧くださいね。

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2011年4月23日 (土)

久しぶりのお稽古

今日は3年振りで、笙のお稽古を受けにいらしたかたが。

Tさん、ぜんぜんお変わりなく!

一番、熱心だったかたです。会社員をされているのですが、音楽がお好きで笙以外にもピアノ、二胡などを習われていました。
(・・・尊敬)。

笙のお稽古も欠かさず出てこられて、しかもしっかりとお勉強をしてこられたので、どんどん進みました。
篳篥も習われていたので、合奏の勘所もとてもよかったのです。。。

じゃあ、青海波をやってみましょうか、、、というところで転勤。
調子も2曲ほど、三句までは入っていたのですが。。。

何度か予定を合わせてお稽古を再開しようとしたのですが、都合がうまくあわず、、、

どうしていらっしゃるのかな、と時々思い出していたところに、再開したいとのご連絡。

ぜんぜん練習していませんよー、とおっしゃりながらも、越殿楽はほとんど問題なし。

他の曲になると、細かい手移りは怪しくなっていましたが(笑)、息の張りなどもしっかりつけてくださっていて、よい感じでした。

今日は「リハビリ」(笑)も兼ねて酒胡子(双調)も練習。

基礎をしっかりお教えしているので、ブランクがあっても、すぐに取り戻せそうです。。。

何よりTさんがしっかり勉強をされたからでしょう

なんだか、こうして再開してくださって、わたしもとても嬉しく思いました。

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2011年3月14日 (月)

業務連絡(お稽古について)

笙のお稽古を受講されている皆様、

この度発生しました地震の影響で、いつも借りているお稽古場が使えないことがあります。
また現在まで余震が続いていること、交通事情の不安定さも考慮して、毎回、お稽古日の直前にメールにて、お稽古があるかどうか、ご連絡します(個人レッスンのかたも同じ)。

どうか皆様のご無事を心よりお祈り申し上げております。


2010年12月20日 (月)

今日は合奏会のまねごと。

今日は、わたしの笙の生徒さんと篳篥の先生と合奏会(の、真似事)をしました。
当会は竜笛がいないので、、、笛の音頭の部分は、篳篥の先生に吹いていただきます。

ただ、今日はわたしが私用で武蔵野楽器さんから鞨鼓をお借りしていたので、それも使いました。
鞨鼓が入るだけで、かなり雰囲気が変わります。

本日は篳篥の先生をのぞいて、女性ばかりでにぎやか☆

「越天楽デビュー」を果たされたかたも。
デビューにしては、上手です。

うちの教室は、皆さん着実に進歩されています。
「吹けません〜!」といいながら、かなりしっかり吹いています、吹けています(笑)

最後は生徒さんの差し入れで、皆さんでどらやきをいただいて終えました。

和室でのお稽古は、やはりなごやかな雰囲気になりますね。
今日は女性ばかり、気さくな会のせいもあって、なかなか雅な遊びの雰囲気でした。

次回は3ヶ月後、ぐらいに。。。

それにしても、、、

今日、わたしの部屋には鞨鼓が二台、あります。。。
もちろん両方とも自分のものではありませんが。。。

なんだか嬉しいです(欲張り。。。?いえ、ちょっとしたスケジュールの手違い。。。)


2010年10月 5日 (火)

笙の取り扱いについて(3)

笙の扱いについて、なぜ細かく書くかというと、

「篳篥一代、笛三代、笙は末代」まで、楽器が持ちますよ。。。

という言い伝えがあるくらい、笙は丁寧に使えば長持ちする楽器です。

お化粧品のなかの化学物質、煮竹の笙を煮るのに使われたらしい、添加物の多い酢、など昔では考えられなかったものが、今、わたしたちの身の周りに増えています。

なので、気がついたところから、ご注意申し上げています。
昔はする必要もなかった注意が必要となってきているのです。。。

「自然素材」とのおつきあいは、気を遣い、手間ひまもかかりますが、それもまた楽しいものです。電気コンロや火鉢で笙を焙じている時間も、慣れてくると楽しいものです。自然、気が長くなります。(いらいらする人もいるようですが。。。(^-^;)

ご自分の笙は、心を込めて、かわいがってあげましょう 


2010年9月29日 (水)

笙の取り扱いについて(2)

楽器ケースにホカロ○などの使い捨てカイロを入れて、持ち歩くのは、やめましょう。
やはり温度の管理ができないから、です。一度、温めておいた楽器を舞台袖などで、冷めないようにカイロでくるむのは、△です。
密閉してしまうと、急激に温度が上昇した場合、恐いのです。

それと、これからの季節、気をつけたいのが、ハンドクリームなどの化粧品。
あるとき、お稽古時に生徒さんの楽器がピッチがおかしいので、具合をみようと、手渡していただいたところ、妙にべたべた。。。あれあれっ、、、なんだろう?

「ハンドクリームかなにか、つけていらっしゃいますか?」と聞いたら「はい」(男性です)。
練習が終わってから塗りましょうね、とアドバイスしました。

また、女性は特にお化粧のあと、クリームやファンデーションなどが手に残っていないか、要注意です(あ、最近は、男性にもこういった注意が必要ですね)。

わたしが一番最初に使っていた楽器は(学生時代、ですが)、口金の部分が変色してしまっていて、落ちません。
口紅による腐食。。。
毎回きちんと吹奏のあとに落とさなかったのが原因ですが、、、
それでも金属を変色させてしまうって、ちょっとコワイですよね。

ハンドクリームをはじめとして、化粧品には化学物質がいっぱいです。
また、天然の物質100%のものだったとしても、それが竹や漆や銀にいいものかどうか、わかりません。

白竹だとシミになる可能性もあります。

つけるとしたら、純粋なつばき油ですが、これがまたくせ者で。。。純粋であっても、コールドプレス(冷圧搾式)で作られたものでないと、ヘキサンという石油系の溶剤が残っている可能性もあります。

椿の実をすりつぶして、塗るのが一番よい、とされています。
ただ、わたしはまだ白竹の楽器ではあまり試したことがありません。
白竹にもいろいろあるので、もしかすると、これもシミになる可能性あり?かもしれませんので、ご用心ください。

なにしろ、自然素材を組み合わせて作っている自然な楽器です。
また、こういった楽器が変色したり変質してしまうのを間近で見て、化学物質のコワさも実感したりしています。

とにかく、楽器は、丁寧に大事に、扱ってあげましょう。


2010年9月27日 (月)

笙の取り扱いについて(1)保温器

寒くなってきましたね。

笙を温めるのが少し楽な季節になりました。今年の夏は、厳しかったですから!

保温器について、ご質問を受けることがありますので、ちょっとまとめておきます。

結論から言いますと、

とても便利で、1台、あってもいいとも思います。
わたし自身、コンサートなどで楽器を持ち替える際には、使っています。

でも、極力、使わないほうがいいと思います。

特に、電気コンロで笙を温めることに、習熟していない人は、お使いにならならいでください。

どの程度まで笙を温めたらよいか、というのは、「時間」ではないのです。
部屋の温度、笙がおかれていた(ケースごと、おかれていた)ときの温度などで、時間はかわります。
そろそろ、楽器をケースから出してみて、頭の部分に触れると、「冷たい」と感じる季節になります。

そうしますと、小さいコンロですと10分から15分以上、かかる場合もあります。

手で触ってみて、「どの程度まで」という感覚が身に付くまでは、使わないほうが無難です。

結局、楽器を保温器にさしっぱなしですと、「手加減」ができないのです。
また、さしっぱなしにしておいて、蜜蝋が溶けてしまい(サーモスタットがついているようですが、長時間さしておくと、ゆるやかながら温度の上昇はさけられないようです)、リードが流れて、落ちてしまうことすら、あります。
(一晩、さしっぱなしにしておいて、リードが全部、落ちてしまった、という、怖いケースもあります)。

当然、竹にも、漆にもいいはずはありません。。。

600wぐらいの強い熱で温めると、楽器の外側ばかりがかんかんに熱くなり、楽器の芯のほうが暖まっていないケースもあります。冬場の寒いときですと、このような場合は、リードがあっという間に結露します。致命的な結露でなくても、わずかな水分でピッチがかわることはしょっちゅうありますから(孔雀石が水分を吐き出すまで時間がかかりますから)、よい演奏にはならなくなりますね。。。

ときどき、笙の調律がしょっちゅうくるっていて、先生に直していただいてばかりいる人をお見かけしますが、それは楽器の扱いが悪い場合もあります(調律に関しては、また改めて詳細を書きますが)。もちろん、楽器に原因があることもあるので、一概には言えません。

笙はとっても「冷え性」な楽器ですから(笑)。これからの季節、大事にしてあげましょう!

Img_1171_2

笙の根継ぎとリードの部分。水色に見える部分が孔雀石を塗った、金属性のリード。



2010年9月26日 (日)

昨日は、、、

横浜鳳笙会さんでの、松井先生の代稽古。
まだまだ合奏ビギナーの皆さんのお稽古ですが、集中して2時間、みっちりお稽古。

夜は個人指導。柏市から月1回、いらしてくださっているかたです。
お仕事が超ハードなかたで、お稽古場でのみの練習となりますが、少しずつ、進歩されています。

雅楽のゆったりしたテンポ感に触れられることで、みなさん、のんびりされるようですね。

洋楽とも、また長唄などの近世邦楽(三味線、箏、尺八)などとも、まったくテンポ感が異なる世界です。

今の、あわただしい時代には、「自分のペースで、一息つく」こと、とても大事です。。。

でも、ただ、「ぐずぐずとした」テンポで演奏する音楽では決してないのです。

お互いのテンポを尊重しながら、自分が出るところは出て、引くところは引く。。。

不思議なことに、長年雅楽を続けていると、ジャズに非常に近いところがあるように感じます。

鍛錬と習熟をつきぬけたところの、洒脱さ。