ふと思う・・・即興の魅力について
明日は、、、休ケ岡八幡宮さまで「Sleep Slept Slept」眠れるコンサート。
森川訓恵、森川浩恵、伊藤えりの3名の即興演奏。
訓恵さんの十七絃に浩恵さんのお箏・・・が奈良で聴けるなんて、とてもラッキーだと思います。
即興の魅力・・・わたしの場合は、演奏をする上で「考えなくなる」こと。
「考える余裕がない」といいますか(笑)。
考えているのですが、感覚だけで、だんだんと動けるようになります。
ただ、頭は使わないようで、全身全霊を使う感じなので、疲れます。
前回のおがたまさんでの「ぷらっとライブ」は翌日10時間眠りました(笑)。30分、3回公演。のんびりやっているようで結構、ハード。
考える余地もない即興、、、それが即興の魅力ではありますが、実はなかなかその「境地」には入っていけないものです。
人によっては「ゾーン」なんて言い方をするのかなあ。
自覚なく入っていることもあれば、意識しつつそちらに持っていって、入ることもあるようです。
これは場数をこなしたほうがいいなあ、、、と思い、この数ヶ月、いろいろと始めたところです。おがたまさんでの演奏は、月1から2ヶ月に1回ペースで続けたいと思っています。
古典の雅楽の演奏の場合は、「理性」の世界。
常にコントロールしているうちに、理性が覚めていく感じ。研ぎ澄まされる感じ。陶酔、というよりはやはりはっきり理性やら自覚があるなかで、「覚醒」している感じ。
これも実はなかなかその感じには至れなくて(笑)。
譜面がある洋楽の演奏などは、、、困ったことに演奏ができるようになると、わたしの脳は「遊びにいってしまう」ことが多くなるのです。
決まったことを決まったように繰り返すのが苦手、なタイプです。もちろん、決まり切ったことをどんどんブラッシュアップしていくことが大切なのですが、、、そこでわたしは「こう奏でようか、こう歌おうか」と考えてしまう。
「考える」ことと、即興などで「変化」させていくことは違うのかな。。。
何かを付け加えたり、改変したり、パラフレーズしたりしたくなる。。。
「思いついて」(ひらめき?インスピレーション)、それを音にしていく作業は、「考えてひねり出す」のとは、どうも違うようです。
楽譜があっても、初見で演奏すると、かなりよい感じで演奏できることが多いのは、そのせいかもしれません。
さて、明日はどうなりますか。。。
限定20席。残席あります!