教え方あれこれ
人によって、かなり指導の仕方を変えています。
感覚的に捉えられるひとが、実は一番、指導する側も楽です。
言葉が少なくてすみますから、どんどん先に進めることができ、逆に理論的なことをお教えしようとすると混乱されることも多いため、言葉で説明する際には注意を要します。
詳細を説明しないと、「理解できません」という方には、もちろんいちから丁寧に説明します。
ほんとうは、理解するものでもないのですが、理解ができないものは身につけられないと思っておられるので、とにかく細かく説明します。
ただ、わたしの場合、説明があちこちに広がって、収拾がつかなくなることもあるのですが(笑)。
でも、広がった話もきちんと受け止められる人と、そこがまた理解できない人もいます(笑)。
また「理解」はできても、やはり感覚的に、体で習得できる人とできない人がいます。
「理解」はできても、演奏はできない、歌えない人。
「理解」から入って、体でちゃんと習得でき、演奏でき、歌得るようになる人。
「なるほど」と理解したときの「なるほど」感が違うようです。
「感覚」派は一度できるようになると、なかなか忘れません。
真に身体に落とし込んでいるので、忘れたような感じになっても、すぐにとりもどせます。
「理解」派は、いったんできても、かなり反復練習をしていないと、すぐにできなくなります。
聞いたことさえ、忘れてしまっていることもあります。
「感覚派」の特徴は「関心の深さ」と「楽しみ」「愉しみ」です。
理解派の人も、反復練習から入り、「楽しみ」「楽しみ」に近づいていける(感覚派に近づく)人もいます。
感性の世界が開かれてくると、教えるがわとしても「しめたもの」です(笑)。
でも、どちらにしても、「聴く」能力がない人には、上達は難しいです。
人の演奏、そして自分の演奏を「聴く」能力をまずは、育てましょう、鍛えましょう。
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