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2021年12月20日 (月)

今日は関西お稽古おさめで、忠麿先生のご命日で、

少し早いのですが、本日は関西(本日は@休ケ岡八幡宮様)のほうの笙教室のお稽古納めでした。

東京は来週です。

12月19日は多忠麿先生のご命日です。

ついつい、本日の生徒さんに、忠麿先生の思い出を語ってしまいました(笑)。

万歳楽のお稽古をしていて、確かCD「雅楽の世界」に入っているから、購入されるといいですよ・・・とお話をしていて、試しにAmazon で調べてみたところ、ジャケットが変わっていました。収録曲などが変わっていないといいのですが。
わたしも録音に参加している「源氏物語の音楽」は、やはりジャケットが変わり、収録曲も変わってしまっていました。

「雅楽の世界」、醍醐寺の舞楽図をほぼそのままの雰囲気でデザインしたジャケットが、とても格調高くて素敵だったのですが。。。

銀座雅楽堂に、一時期、この舞楽図のレプリカのような屏風が置いてあったように、おぼろげながら、覚えています。

先生はCDのライナーノーツの文章も書かれ、収録後のマスタリングやミックスも徹底的にチェックされ、全てに関して高い美意識でもって、CDを完成させておられたのだと思います。

ジャケットのデザインも、相当こだわられていたと思うので、再販されているのは嬉しいのですが、変えないでほしいなあ・・・と思います。
新しいデザインも、やはり元は舞楽図?なのですが、なんか雰囲気が違うなあ、と思います(ごめんなさい、これはこれで現代風でいいとは思うのですが)。

紫絃会の頃から、あれだけのレコーディングをプロデュースされ、そのどれもが質が高く、CD製作というジャンルだけでも大変な業績を残されている先生。プロデューサーとしても超一流だったと思います。

「日本古代歌謡の世界」が、先生が製作された最後のCDでしたが、おそらく古代歌謡の世界の元になったと思われる「大和朝廷の秘歌」というCDがあります。

どちらの制作時でしたか・・・お稽古の際にとりかかっておられるCDの話を語られ、「神々への捧げ歌」というタイトルにしようと思うんだ・・・とおっしゃっていたことを覚えています。

神道を心から信仰していらした先生。
先生らしいタイトルのつけかただなあ、、、と思ったのですが、おそらく内容がわかりづらいため、タイトルも変更となったのでしょう。

調べてみたら、「大和朝廷の秘歌」のほうは、Amazonでは在庫切れ。

ああ、やはりタイトルが変えられてしまって「奈良遷都千三百年 大和朝廷の音楽」として販売されていた時期もあったようですが、こちらも在庫切れのようです(収録曲不明)。

「秘歌」という、ゆかしい感じの言葉が置き換えられてしまって、やはり残念な気がします。

急逝されたのは平成6年、でも、思い出のなかの先生はいまだに活き活きとされています。

 

 


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