手移りのタイミング
テンポが早くなってきたり、舞楽吹きだったりする以外のときは、手移りはおっとり、優雅に指をすり離しましょう。
雅楽は貴族の遊びですから、ゆったり移り変わるのが基本です。
急激に変わったり、アクセント的な動き、音になるのを嫌います。
すり離すのを長年の惰性でか、忘れてしまっている、やらなくなる(面倒くさい?)人もいますが、すり離した場合とそうでない場合、音も変わります。
4拍目で勢いをつけて、しゃっと離してぱっと移る手移りをするかたがいっとき、お稽古場に来られていました。
どうしてもそのくせが抜けなかったです。
舞楽で多少、派手に演奏することもありますが、やりすぎると下品になる、と言われてきました。。。
ただ、屋外での舞楽のときなどは、どうなんでしょうね。多少は大げさにやらないと、迫力が出ないかもしれません。
舞楽は本当に、大人数でやるもの、と思います。。。
関西で、屋外での舞楽をたくさん拝見するようになり、しみじみ、東京の舞楽はある意味、「コンパクト」なんだ、、、と思います。
管絃はもちろん、「室内楽」でいいと思います。。
管絃では繊細さ(弱々しさではなく)を極める演奏のほうが、わたし自身は好きです。
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