上達の秘訣は、
ある種の、「素直さ」。
前にも書いていると思いますが、改めて。
すこーんと、唱歌が、雅楽的な雰囲気のまま、歌えるようになる人、何人かいます。
指導を始めた最初の頃、唱歌を歌ってから「音名」を説明してしまっていたことがあります。
でもそうすると洋楽の素養がある人は、それで「解釈」して歌ってきてしまうのですよね。
平均律より広い音程や狭い音程、微妙なすり上げ、などなどがわからなくなってしまうのです。
そう気がついてから音名は説明しないで、「とにかく唱歌の録音をよく聴いて、そっくりに歌えるように」と指導するようになりました。
音名の説明は後回し。
昔の雅楽の教え方は、譜面なし、録音もなし、質問は禁止、ひたすら口伝え、というのはそういうことなんです。
ただ、これがプラスに働くのは、子供のときに習える人。
大人にはこの方法が難しい場合が多いです。「先入観」みたいな「ガラクタ」が頭を占めている人ほど、すこーんと入らない。。。
ここのところは残酷なぐらいに、成果に出ます。。。
子供のような好奇心と興味を持って、お稽古に来られる人は、成果が出やすいです。
年齢とか、教養、まったく関係ないところが面白い。
音楽は、ほんと、マニュアルじゃないんです。。。
マニュアルから入ってしまうと、一生、本物に近づけないこと、多々あります。。。
↓4月10日追記。周りに上手な人がいれば、まったく問題ないというお話です。
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