上手な人との合奏会の機会が多いようであれば、
前の記事にこのようなことを書きましたが、
上手な篳篥さんや龍笛さんがいて、合奏会がしょっちゅうあるような会などに所属されていたり、熱心にCDなどの演奏を聴き込んでいる人には、音程などを最初に説明しても、大丈夫だと思います。また、グループのお稽古で、周りにしっかり歌えるベテランの人が多いようであれば、問題ないでしょう。
要は「生の、『雅楽語』に触れる機会が多い人には、洋楽調のクセのようなものがつかない」ということ。。。
英語の勉強に例えれば、最初に唱歌を音名で習ってしまい、生徒さんがそれを頭のなかで洋楽のド、レ、ミの音に変換しているとすると、ローマ字だけで英語を習ってしまうようなもの、なのです。
逆に例えると、外国のかたで「ぅわたくぅしわぁ、にほんごぅをはなしますぅ」のように発音する人、時々いらっしゃいますが、そういう感じの雅楽になってしまうと、もったいないなあー、と。時代の流れ、と諦めてもいいのかもしれませんが、わたしはできるだけ、食い下がる(今の伝承を残したい)ことにしました(笑)。
拍節についても同様です。
拍節のほうは、さらに説明が難しいので、また後日。
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