質問にお答えします。。。笙の調律の頻度
「笙の調律(洗い替え調律、いわゆる青石の塗り直し)はどれくらいの頻度で行いますか?」というご質問をいただきました。
これは、一概には言えないと思います。
リードにもよりますし、塗り方にもよりますし、吹き方(古典、しかも管絃ばかり吹いているか、舞楽を何曲も吹いているか、現代曲で激しく演奏する曲を吹いているか)によって異なります。
ご自分の勘を信じて、不快に思えてきたり、息が苦しくなってきたら、塗り替え、ということではないでしょうか。。。
また、そこで、(自分はたくさん練習するから3ヶ月も持たない!)などと思わないことです。
もしかしたら、もっと上手、あるいは別のやり方で青石を塗れば、本来はもっと持つものかもしれませんよ?
この「もしかしたら」という感覚は大事です。
と、いうことで、一生、探求が続くわけです(壮大) 。
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コメント
笙を吹くに当たり、吹き方&気替等を、練習用DVD&
本などありましたら、教えて下さい。
投稿: 新井清右ヱ門 | 2018年10月 7日 (日) 16:17
新井様、
ブログをお読みくださってありがとうございます。
わたしは特にDVDなどの教材をお稽古で使用していないので、何がよいのか、正直なところよくわかりません。どんな教材が今、出ているのか、わからないですし。。。
ただ、笙は取り扱いと管理が特に難しい楽器ですので、できれば最初はどなたか指導者につかれて習ったほうがいいと思います。
1回でも2回でも。
また、お稽古を受けながら、でしたら「はじめての雅楽」という本はおすすめします。
教材は関東でしたら武蔵野楽器、関西でしたら天理のたなかやにいろいろ置いてあると思います。
実際にご自身で手にとってご覧になられてみては?
投稿: 伊藤えり | 2018年10月 7日 (日) 18:04