遅ればせながらあけましておめでとうございます!
えっ、もう6日(◎_◎;)
昨年の活動を振り返る間もなく、明日は人日の節句!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年度の活動はHPのほうにまとめつつありますが、
http://www.eriito.com/concert--event-2016
(スマホでリンクに飛べないかたは、お手数ですが「伊藤えり」「2016年」などで検索されてみてください。。。)
昨年度は本当にいろいろな場で、さまざまなメンバーで演奏させていただき、楽しくもあり、勉強にもなりました。
除夜の鐘は薬師寺さんと唐招提寺さんの両方の音を聞きながら(うちはちょうど真ん中あたりに位置しています)、年が明けて0時ごろの初詣はお世話になっています休ケ岡八幡宮さまへ。すでにお参りのかたがたの長蛇の列。
新しい年を祝う人たちの明るい顔、顔、顔。
やっぱり日本のお正月はいいですね!
薬師寺さんでは鐘つきのあと、ついた人にはお餅が振舞われるんですね。。。いいな〜と思いながらも、わたしは翌日の準備があるので、急ぎ帰宅。
1日の夕方、浜松のオークラへ向かい、2日初仕事。
東京楽所の笠井聖秀さん(龍笛)とオークラにて奏楽。真ん中は今回、オークラをご紹介くださった大谷さん(写真撮影ではいつも絶妙なタイミングで目をつぶるわたし。。。これもぎりぎりだったわ💦)
30分程度の演奏をお昼をはさんで2回、でしたが、嬉しかったのは、1回目に途中からいらっしゃって熱心に聴いてくださっていた若いご夫婦が、なんと、「サインをください」とおっしゃってくださり、さらに2回目は2時間後だったにもかかわらず、またいらしてくださったこと!
雅楽をお聴きになるのは初体験だったようですが、すごく熱心に聴いてくださっていました。やはり生演奏と至近距離での迫力でしょうか。。。新しい年を祝っての演奏を心がけていた気持ちが通じたのでしょうか。。。
さらに嬉しかったのは、笠井さんと、1管同士で演奏させていただくのはおそらく10数年振りのことかと思うのですが「すごく、吹きやすいです!」とおっしゃっていただけたこと。
古典の笙の演奏では、他管のかたにそう言っていただけるのが一番、「笙冥利」に尽きます。。。また、多忠麿先生の教えを、忠実に守られているんですね、と言われて、面映いながらも本当に嬉しかったです。
多忠麿先生は、20代のほぼ10年間、お世話になった先生です。
わたしの音楽性の基盤を作ってくださった先生ですが、演奏だけでなく、お仕事をする上でも多大な影響を受けた先生です。
これは、最高に嬉しい褒め言葉でした。
わたしのほうも笠井さんとの演奏、とても吹きやすく、また龍笛の艶のある音色に惚れ惚れしました。やはり20代の頃にともに切磋琢磨してきた人との演奏は、懐かしさとともに、「ああ、これこれ!」という嬉しさがありますね。
古典でも、いろいろなタイプのかたと演奏させていただき、その都度合わせさせていただいているのですが、やはり、「言葉」にたとえていえば、、、
「ふるさとの訛りなつかし停車場の人混みのなかにそをききにいく」でしょうか。
雅楽の演奏もどんどん変わってきています。どの演奏が正しい、というわけではないのです。
でも、古い、昔に馴染んでいた演奏に出会えると、何かほっとする。。。
新しいことにチャレンジしつつも、やはり古式は古式で守っていきたいな、、、と改めて思った日でした。
当日のイベントのタイトルは「雅楽で寿ぐ 今年の一年」でしたが、とても幸先のよいスタートとなりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
(写真は、石上神宮の鶏さま。綺麗な色の鳥、白と黒の烏骨鶏などもいて、賑やかでした。凛とした空気がとても心地よい神社さまでした。)
今月は今のところコンサートなどはありませんが、レコーディングのお仕事がふたつ入っており、年明け早々充実した月となりそうです!
そのご報告もまた後日。。。
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