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2016年12月17日 (土)

2016年の活動記録 その1 11月3日正倉院特別公開講座

なかなか今年はブログも更新できませんでしたので、、、
師走でまだまだ走り回っておりますが、

今年の活動記録を1件ずつ、まとめてみます。。。

11月3日 正倉院特別公開講座 
@奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~
文学部文化創造学科の牟田口章人教授による正倉院宝物にまつわる解説 ↓
http://www.tezukayama-u.ac.jp/news/information/2016/11/04/post-700.html

当日の模様は翌日の読売新聞にもお取り上げいただきました。

今年は特に笙と竽が同時に正倉院展に出品され、わたしも実物を拝見することができたため、現代の笙との違いを確認しながらお話しました。

約1300年ほど前の楽器が、形もほぼ変わらず、その制作方法も伝承されつつ、今でも演奏されているというのはおそらく、日本の笙ぐらいなものでは、と思います。

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2016年12月 7日 (水)

12月26日詳細とお申し込み

http://culturecity-nara.com/event_info/closing1226/
↑ネットからもお申し込みができるようです。
(12月15日締め切りとのこと)。

リンクに飛べないかたは、「東アジア文化都市」「クロージング」などで検索してみてください。

韓国・済州島での初日の演奏の際に集ったメンバーによる演奏となります。
わたしたちの演奏は30分程度と伺っています。

申し込みは必要ですが、入場無料です。

お近くの皆様はぜひ。。。
(すみません、詳細を記している時間もなく。。。)

あさってから東京教室、15日ごろに奈良に戻る予定です。

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引っ張られる能力

雅楽の合奏では、音頭(主管)に当たった場合は助管を引っ張る能力が必要ですが、助管の場合は引っ張られる能力も必要です。

自然に、流れに沿う能力です。
よく自然の世界の映像などで、鳥の群れや魚の群れの大群が、誰が指示しているわけでもないのに、なんらかのルールがあるかのように動いて、壮大なダンスをしているかのように見えるものがありますよね。

雅楽の合奏の流れは、まさにそのような感じだと思います。

助管は自己主張してもしょうがないのですし、かといって自分を殺してしまう訳でもありません。

「合わせる」訳ではないのです。
意識せずしても流れに乗れる能力です。
ある種の、素直さが必要とされ、相当に演奏の能力が高い人でないとできなことかもしれません。

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2016年12月 5日 (月)

経験を壊せるか

あるジャンルで長年の経験がある人のことを「ベテラン」といいます。

ある意味頼もしいのですが、ベテランのなかでも「固定観念」を崩せる人とそうでない人がいるようです。

演奏者でも作曲家でもエンジニアさんでも職人さんでも作家さんでも。。。

経験は「自信」につながっていることも多いので、そこをわたしは揺るがそうとすることも多く、「それ、無理です」とか「いやー、ダメでしょう」と言われることも多いのですが。

もちろん、経験にお頼りすることは多々あります。

だれだって「今日が生まれて初めてなんです!よろしくお願いします!」なんて、外科手術の前に担当医に言われたくないですよね!(笑、というか、怖)。

今書いているのは、その種の「経験」、とは少し違うのかな。
現実の認識の仕方?うーん。。。ある意味、「思い込み」を形成しているもの。。。ときに「偏見」ときに「固定観念」。。。

でも「ありえない」を現実にしていくのが、わたしは楽しいので。

常にデフォルト設定に戻れるのは、わたしの強みかもしれません。

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2016年12月 3日 (土)

まずは聴く能力を身につけること

唱歌の訓練は、耳の訓練でもあります。

英語の勉強に例えれば、例えば日本人が苦手なLとRの発音。

「当然」のことですが聞き分けられなければ、発音できません。

特に篳篥や龍笛は同じ音名でも微妙な高さを使い分けていますし、笙は音頭にあたった場合、龍笛の音頭の人のテンポ感を正確に感じなければいけません。

これまで教えてきて上達が早い人は、聴くだけでなく、「感応能力」が強いようです。

歌だけでなく、姿勢なども自然に良く、「理解力」というよりは「先入観なく」感じる力が強い人が、自然に伸びていきます。

感覚が「素直」なんです。
*感覚の話で、ご性格とはまた別です!

逆に、自己主張が強い人、先入観が強い人はあるレベル以上伸びない。。。残念ながら「思い込み」がフィルターになってその先に進めません。

こういったことはテクニックとはまったく別の話です。

「感応能力」=「センス」を常に磨くことは大事です。

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2016年12月 1日 (木)

師走!

Photo
奈良の広い広い空、見ているだけで気持ちがおおらかになります。

明日は明日の風が吹く

千数百年の時空もなんのその。

変わらない風景、変わっていく風景。

太古の昔にも同じ風が吹いて、山と雲は対話していたのかしら。

現実はまぼろし。

人の想いだけが風とともに1400年前から吹いてくる。

今後の予定。

12月は8日から東京に出ます。
24日JEUGIAミュージックサロン京都駅でのレッスン
26日、奈良100年会館での演奏↓
https://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-19c6.html

明けて1月2日は浜松のホテルにてお正月の奏楽。
ただいまお打ち合わせ中ですが、初春にふさわしい曲を演奏したいと思います。
無料のイベントとなるようですので、お近くの皆さまはぜひ。
詳細後日。

それ以降も面白そうなお仕事が続きますが、こちらも詳細後日!


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