« 4月11日(訂正記事) | トップページ | 明日は、奈良でライブです &薬師寺さん「水と光の幻想展」 »

2016年3月29日 (火)

笙のお稽古備忘録

手移り。

すべて一緒ではないのです。

篳篥の旋律を活かすために、拍子通りに動かないといけないところ、少し重ために動くところがあります。

これは篳篥の旋律を覚えていないとできないことです。

初心者のかたは、ちょっと慣れてくると、すべての手移りのタイミングを少しずつ拍子からずらせばいいと勘違いされるようですが、ぴったり動かないと篳篥の旋律を邪魔したり、遅れてしまったり、ということになります。

少し前の演奏では、手移りをうんと待つところと、そうでないところのメリハリが非常にはっきりしていました。

最近は全体がもったりした感じになりつつあるように思います。

さっと移るて移りのあと、うんと粘る手移りをすると、次からテンポが遅くなってしまう篳篥や龍笛のかたもいらっしゃいますが、それは、「聴き過ぎ」、フレーズ間の間合いを持たせているだけであって、テンポを遅くしてほしい、ということではないのです。

このあたりの駆け引き、なかなかむずかしいのですが、うまくいくと楽しくなってきます。


« 4月11日(訂正記事) | トップページ | 明日は、奈良でライブです &薬師寺さん「水と光の幻想展」 »

笙・・・演奏に関して」カテゴリの記事

備忘録」カテゴリの記事

伝承文化」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 笙のお稽古備忘録:

« 4月11日(訂正記事) | トップページ | 明日は、奈良でライブです &薬師寺さん「水と光の幻想展」 »