工場跡事務室さんは、東大寺本殿の真東にある二月堂から、東大寺本殿裏手を通って国道に抜ける静かな道の途中にあります。
https://goo.gl/maps/j3g32LDM3F82
ここの道は、知っている人には結構人気が高い場所です。
コンサートにいらっしゃる皆様は、是非、二月堂のほうからカフェのほうに下ってこられるか、一度二月堂をお参りされて、戻ってこられるといいかと思います(結構、距離はありますが)。
昔はお天気がよいときは、必ず、途中で写生をしたり、写真を撮っているひとに出会いました。今でも時々おみかけしますね。
大仏さんしか知らない人たちはほんと、お気の毒
そしてこの道はわたしにとって非常に思い出深い道です。
東京芸大の学部の1年生の頃から修二会通いを始めるようになったのですが、確か1年生のときに、10日から14日かほど滞在して、行のかなりの部分を拝見させていただくことができました。以後、4回(4年)、最初の年をいれて5年、毎年奈良に来ては聴聞させていただいていました。
その後も仕事の合間をみてちょくちょく来たり、またずっと来なかった時期もありましたが、修二会熱が再燃(?)したのが、2009年。
そのとき久々に正倉院の「正倉」のほうも回りました。
2010年、2011年と聴聞に来て、2011年は6日か7日頃に聴聞、東京に戻った直後にあの震災。。。そして、その2か月後には奈良に引っ越してきていました。
その時々で、この道は必ず通っていました。
もちろん、工場跡さんの横も。
お打ち合わせで伺ったときなど、夕方、古い建物の影響もあるのでしょう。
懐かしく過ぎていった時間が思い起こされます。
この地に移り住むことになるとは夢にも思わなかった、当時大学生のわたしが、工場跡事務室さんのガラス窓の横を、自転車を必死でこいで通り過ぎて行く姿が、ふと見えるような気がしました。
そんな錯覚を自然に起こすくらい、ノスタルジックな場所です。
コンサート詳細は、
http://www.eriito.com/#!/cgy2
もしくは工場跡HP
http://kojoato.main.jp/wp/information/
*工場跡さん主催の催しですので、わたしのほうでは受けつけておりません。ご予約は上記連絡先へ。
そして今回のコンサートはわたし自身のノスタルジーだけでなく、「1300年のノスタルジー」も重ねて。
会期中の正倉院展に合わせ、正倉院のお話も少し、させていただきます。
実は9月末から大学の正倉院の授業に聴講生として通っています。最新の情報もお話できるかもしれません(帝塚山大学の牟田口先生の特別講座)。
どうぞよろしくお願いいたします。
(うわ、レイアウト崩れちゃったけれど、、、明日からまたしばし東京です!直している時間がないので、このままアップします)