あだ鳴りについて
1度、HPのほうにまとめておきたいのですが、笙という楽器の性能について、気になっていることがいくつか、あります。
「空鳴り」という現象は、笙を習われているかたはご存知のかたが多いのですが、「あだ鳴り」ということは知らない人のほうが逆に多いでしょう。
ここ20年くらいでしょうか、「あだ鳴り」が出るあるタイプの楽器が、当たり前のようになってきているような気もするのですが、音色を殺さないで止める方法がいくつか、あるはずなのです。
京都の雅楽器司、八幡暹昌さんにも、止め方をひとつ教わりました。
それでどれだけ、音色が変わるか、、、ですが、大きく影響が出るとは、思えないのです。
むしろ、鳴らしていない音が鳴ってしまうほうが、問題では、と思います。笙の楽器の構造上、鳴りやすいとは思いますが、昔から鳴っていた音なら、楽家録などにも記録があるはずです。
強く吹いてなるあだ鳴りは、むしろ不自然な鳴らし方をしているから仕方ないのですが、調子程度の息で鳴るものは、おかしいと思っています。
ただ、価格帯の安い楽器などでは、多少、あだ鳴りが鳴るのは、確かに仕方ないでしょう。
ですが、セミプロレベル以上の人が使う楽器で鳴っているのは、改良の余地があるように思っています。
、、、と、書き始めてみたのですが、明日から東京行きですので、続きはまたそのうちに!
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