笙の調律講座を終えて
お陰さまで3日間の調律講座、無事に終わりました。
写真は、通称、青石(しょうせき)と呼ばれるマラカイト(孔雀石)。
貴石の一種で、サワリがねという金属の器で時間をかけてすりおろし、リードを塗っていきます。
毎日、約6時間、終わらない日は夜7時過ぎまで残っていた人もいましたが、ふたりともすべてのリードをはずし、青石を落とし、塗り直してまたつけ直すことができました。
本当に腕のよい調律をしてくださる人のところは、仕事が集中しやすくなっています。
笙を演奏する人が増えてきたのに、調律ができる人が見合って増えてきていないんですね。
自分の楽器のケアは、やはり時間がかかっても自分でするのがよいと思います。
「自分のリードは、こう塗る、ここをこう調整する」、というのが、わかるからです。
楽器にもそれぞれ個性があり、また同一の製作者の楽器でさえ、微妙に違うところがあります。
それにあわせて、調律する方針を決めて、塗っていくのが一番いいように思います。
よく、「表から塗りますか、裏から塗りますか」とか「表は何回、裏は何回塗りますか」と尋ねられることがあるのですが、そんな、マニュアル的にいきませんよ!!!
1度で止まることもありますし、何度も塗らないと止まってくれないリードもありますから。。。
あとは、経験で判断していきます。
「習うより、慣れろ」です。
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