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2015年1月10日 (土)

9日から東京教室

9日のプラスexのこだま号で、東京に出てきました。

早割で片道9,000円台♪

ところが。。。

なんと音輪会会長、大阪楽所楽長の川口先生が、同じ新幹線!

( Д) ゚ ゚

すごい偶然です!

ホームにあがっていったら「やあ!」みたいな。。。w(゚o゚)w

びっくりです。

それに川口先生がこだまなんて、お珍しい

車両が1号違い、今日はかなりすいており、川口先生のお隣のお席が空いていたので、そちらに移動、雅楽談義に花が咲きました。

面白い話がいくつか出ましたが、音は直感的にとりましょう、という話になりました。

川口先生には合奏会でお手伝いをいただいていて、笛のかたに細かな指導をされているのを聴いていますが、本当に「龍笛らしい」音と吹き方で、感動します。

古式ゆかしい、といいますか。

自分は、理論派ではないから、芝先生の笛を「ただ真似するように」とご指導を受け、必死で真似してきただけ、とおっしゃられるのですが。

それは、音楽の習い方としては「理想的」だと思います。

わたしも、笙の唱歌をお教えするのに、特に洋楽の素養のあるかたには「音名」(もちろん、平調、双調、など雅楽音名ですが)を説明しながらお教えしていたことがあります。

ただ、、、

そうやって指導していると、気がつくと洋楽的な唱歌になってしまうことがあり、「とにかく、わたしの録音と、お稽古のときの音程を聴いて」という指導に変えました。
譜面をべったり見ながら、譜字を頭のなかで、瞬時に「音」に置き換えていく習慣が出来てしまうのですよね。

洋楽がこれだけ普及してきていると、「楽譜」を読みこなす能力イコール音楽の能力、と思われてしまいがちですが。

自分の歌として唱歌を歌えるようになることが、唱歌の目的です。
それが合奏を支えます。
たくさんの人が勘違いされていると思いますが、唱歌の訓練は「譜面を見て、譜面を音に置き換える能力を身につける」訓練、ではないのです。

雅楽では、もちろん、洋楽よりも広い音程、狭い音程がさまざまにあります。
そこが雅楽の面白さでもあります。

自分でも気がつかないうちに、そのような音程に聴きなじみ、歌っていました。

生徒さんに平均律的な音程で歌われて、初めて、その違いにはっきりと気がついたのですが、そういえば、習い始めの頃、多忠麿先生にも、ここの音程は狭く狭く、とか、よく注意されたなあ、、、と思い出しました。

笙の唱歌は、篳篥や龍笛ほどには、実際の演奏の音には影響しません。
楽器そのものが正しい音程を出してくれるからです。

ですが、やはり「雅楽の合奏」のための唱歌、そしてせっかく雅楽を習うのですから。。。

唱歌はできるだけ、雅楽らしく歌えるように、と思い、指導しています。

もちろん、それぞれの能力に合わせてお教えしています。
どうしても音程がとれない人にはそこまでは要求しません。

逆にできる人にはどんどん、レベルが高いことをお教えしています。
伸びる人はどんどん、伸ばしていきたいと思っています。


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