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2014年8月 9日 (土)

仕事をしながら、HPを製作中

昨日は京都で生徒さんのお稽古。

その後、冷泉家の乞巧奠を拝見しに、京都アルティへ。
(以下、Facebookに書いた記事をコピペ)

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http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140808000131

生徒さんに誘われて、行ってきました。夜の部満席。
雅楽は越殿楽や王昭君の奏楽、やや拍子抜け(確か盤渉の蘇合香などを奏するのでは)、かたや二星の朗詠はまさに朗々と歌われ、御見事。
蹴鞠、初めて拝見。ワールドカップの原点?
ポコーンとのどかな音をたてる白い鞠がカワイイ。
歌披講は久々に拝聴しました。
女性による披講は初めて聴きましたが、高音がきれいで、いいものですね。
ただ、いろいろな意味で、こういった行事を「舞台」にあげるには、まだ難あり、と感じました。それは主催者の側ももちろん自覚されていて、最後、無言で和歌をとりかわしていく「流れの席」のシーンなどは「お退屈ではありませんでしたか」と一言。(ただ、即興でとりかわされる和歌の内容に、なかなかなまめかしものもあって、会場から感嘆のため息が漏れたりもしていました)。主催者が心配されるほどには、退屈ではなかったのでは。。。
ただ、わかる人にしか、わからない世界ではありますので。。

本来は、人に見せるものではないものを舞台にあげるジレンマ。
(その悩みは雅楽の管絃でも一緒。管絃を舞台に上げることが「根付いて」きたのは、ここ50年ほどのことです)。

東京国立劇場は、数十年の経験を経て、伝統行事を舞台に上げることに習熟してきていると思います。やはり、「そのまま」ではなく、演出やその行事についての詳細を記したパンフレットなどが必要。

ただ、乞巧奠という神秘的でロマンチックな「遊び」、今民間に降りてきている七夕のルーツを体験でき、とても楽しい一夜でした。

夜の部は彬子女王もご来席でした。

平和だからこそ、こういった世界が伝承できる。
伝承が、常しえに続いていくことを願っています。
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ちなみに、冷泉家については白洲正子さんの「遊鬼」という本におもしろい文章が。

白洲さんのお父様を「地下人」と言ってしまうあたり、お公家さんだなあ、、、
なお、当時子供だった正子さんには、雅楽の伶人たちは古い時代から現れた、「おばけ」のように見えたそうです。

そんなこんなで、HP製作は、ぼちぼち進行中。

今、テンプレートをいじり過ぎて、元に戻すことができず、とんでもないことになっております(◎_◎;)

果たして公開はいつか!


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