« 21日のコンサート、その他 | トップページ | エネルギーのフロー »

2014年3月29日 (土)

自分の、方向性

もう、いろいろとやってみて、またやれる機会が得られて、また、支えてくださる人たちが現れて、感謝しつつも、立ち止まって、再確認です。

自分のやりたいこと、まだ2割ぐらいしか出せていないかな、というところ。

雅楽は、非常に最初のとっつきがよくない音楽です。

それで、「できるだけ、噛み砕いた形で」と「至近距離で聴ける環境」ということで、京都シリーズを始めました。

お客様を、育てていきたい、という気持ちもあります。

「鑑賞眼」ならぬ「鑑賞耳」でしょうか(笑)。

それを育てていきたい、と思うのです。。。

そして、それとは別に、笙を独奏楽器として育てていきたい、という想いがやはりあります

多分、京都コンサートシリーズで1回、2回と鑑賞されてきた方々は、3回目で、やはり合奏になると完全に「壁紙」と化してしまう笙の演奏を感じられたことと思います。

笙は、雅楽の「普遍の絶対的原理」を司っている、とは思っています。

ただ、、、陵王を吹いても、青海波を吹いても、笙のソロですと、一般のかたには違いがわからないでしょう 多分、大ベテランでも篳篥、龍笛のかたでも。

如何に、「空気のように」さりげなく、でも繊細に篳篥や龍笛をサポートするか、が笙の使命。

笙は、楽曲の「個性」の部分には、ほとんど関わることができないんです。。。

例えば序吹きや於世吹の違い、管絃吹きと舞楽吹きの違いなどでの個性はありますが、同じ延八拍子の曲でしたら、笙だけ聴いていても、多分、どれがどの曲か、まったくわからないと思います。


以前からコンサートなどでお話してきていますが、雅楽器、そして笙は特に、「和楽器」のなかでも異色の存在です。

雅楽器は元々、海外から渡ってきた楽器です。

そして多分笙が一番、「原型」を残している楽器です。

篳篥も、龍笛も、おそらく楽器の形状はともかくとして、旋律などは平安時代に相当、「和風化」してきているはずです。

笙でメジャーコードなどを演奏すると「えーっ」と言われたりしますが、調子などでは、メジャーコード、普通に、頻繁に出てきますよ?

そんなこんなであらゆる可能性を感じつつ♪

4月13日のコンサート、どうぞよろしくお願いいたします。

113



« 21日のコンサート、その他 | トップページ | エネルギーのフロー »

日々ログ」カテゴリの記事

コメント

京都コンサート3回目で篳篥との演奏になると確かに篳篥の強い個性に押されてしまう傾向はあるように思いました。
けれど、その前の2回目のオルガンとは両者が融合してたようにも思えました、と言うより私はオルガンの和声より、笙の和声の透明感が、一緒に演奏したことで際立って聞こえたのですが・・
おそらく、オルガンの調律のせいだと思いました。

昔、遊び程度ですが、チェンバロで友人たちとアンサンブルしてたのですが、チェンバロもバックでチャラチャラと弾いてて、フルートやリコーダは際立っていたことを思い出しました。しかし、そのチャラチャラがとても大切でしたが。

笙の合竹のキレイさは、もしかしてコラールなどの古典の合唱をしている方たちは分かるのではないでしょうか。
合竹で感じる震えるようなきれいな音は、例えばタリススコラーズを聞いててたまに感じる瞬間と似てます。
以前アンコールで次の曲をしたのですが、この中にも
音のぶつかるとこがあって(音の数は少ないですが)、そんな感じも笙と似てるとおもうのですが・・ (これはタリスのものではありませんが)
https://www.youtube.com/watch?v=8itDCBV-6wI
長くなってスミマセン。(~_~;)

投稿: toko | 2014年3月31日 (月) 22:06

kotoさま、

楽しんでくださっているようで、嬉しいです。

調律に関しては作曲家でハーピストの佐々木冬彦さんと共演する際に、音合わせに伺ったのですが、
http://www.youtube.com/watch?v=zohjKHTWTRA

「あー、笙の音を聴いちゃうと、平均律ってだめだな、って思う」とつぶやかれたのが印象的でした。

わたしも、多声音楽は、笙の音でなにかやるときに参考になると思っています。
(CD「祈りの海へ・・・」ではそれをやりかけていた、というか)。

まだまだ進化したいと思っていますので、どうぞお楽しみに

投稿: 伊藤えり | 2014年4月 1日 (火) 13:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自分の、方向性:

« 21日のコンサート、その他 | トップページ | エネルギーのフロー »