楽器の不思議
この話は以前にも書いたかもしれませんが。
同時期に樹脂管(通称、プラ管)の笙を購入されたおふたりがいました。
一人は普通に熱心な人、もうお一人はとりわけ熱心な人で、お稽古に通ってくれていました。
1年後ぐらいから、でしょうか。
ほとんど差がないと思っていた2管でしたが、音が変わってきたのです。
より練習している人の管のほうが(青石が落ちてきている、などのことは別にして)、響きがはっきりしてきたのです。
ご本人が楽器に馴染んできたから、、、ということももちろんあると思いますが、わたしが吹いてみても、二管の音、なんとなく違ってきていました。
スピーカーでもヘッドフォンでも、「エイジング」といって、わざと何百時間と音を鳴らしっぱなしにして音を良くすることがあるようです。
人と一緒に楽器も成長してくれる、なんて、なんともありがたいお話です。
「笙・・・楽器に関して」カテゴリの記事
- 笙の、松ヤニと蜜蝋について(2018.08.23)
- 質問にお答えします。。。笙の調律の頻度(2017.12.05)
- お稽古の合間に。。。(2017.10.18)
コメント