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2013年11月 7日 (木)

笙を温めるのに時間がかかりますが、

この季節、すっかり気温が下がってきて、笙を温めるのが大変です。

でも、しっかり温めて吹きましょう。

先日、「これまで、教材を使って、ほとんど独学で、越殿楽を勉強しました」というかたがお稽古に見えられました。

使われていたのは、「はじめての雅楽」

三管のことがコンパクトにまとまった、いい教材だと思います。

ただ、やはり独学には限界があります。

笙は特に楽器の扱いかたが適切でないと、楽器を壊してしまう可能性もあります。

そこまでいかなくても、ベストのコンディションを保つのは、習わないと難しいでしょう。

先日いらしたかたも、「えっ、こんなに温めていいんですか?」

「こんなにきれいな音が出るんですね」

と、驚かれていました。

笙を温めるのも、「何分」とは言えません。

今時分の季節と、8月ではまったく違います。

8月でも、クーラーの真下などにいると、まったく温まりません。

手で、感触で計って、「これくらい」というのは、活字にはできません。

でも、合竹と手の図などもあって、非常にわかりやすく、工夫された本です。
実際に先生に習いながら使うのには、お勧めです。

今は本当に、いろいろな教材があって、恵まれた時代だと思います


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