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2013年10月 8日 (火)

関西圏の雅楽は、

本当におもしろいです。

先日、11月9日音輪会の演奏会のためのゲネプロがあり、芝祐靖先生も東京から駆けつけてくださいました。

とても密度の濃い合奏となり、特に左舞央宮楽の楽は、2回目の演奏で、ここ数年来、体験できなかった、軽快でさわやかな演奏となり、とても大きなエネルギーをいただいた思いです。

昔、知人から、芝先生が楽部に在籍されていた頃の、楽部での申し合わせの録音をいただいたことがあります。

今から3、40年前のもの、でしたが、竜笛(音頭の芝先生)が、明らかに全体をリードして、特に加拍子以降、さわやかに盛り上がっていくのが(しかも、本当に自然なテンポで)、神業としか思えず、あっけにとられて聴き入りました。

その体験を思い出し、吹きながら、もう何度も頭のなかがざわざわとしました!

(東儀)兼彦先生や、(多)忠麿先生がご存命だったころの、雅楽の軽やかなノリ。。。

爽やかで、朗らか、自信に満ちた舞楽。。。

わたしが知っていた舞楽は、これだ。。。と思い、ひさびさに「血が騒ぐ」ような体験でした。

大阪楽所の胡飲酒(今年の6月公演)でも、舞が本当に素晴らしくて、深く感動。

こんな天才的な人がいたのか、と本当にびっくりしました。

ちらほらと、そういった人たちに出会うのです。
関西圏の雅楽の奥深さを感じます。

そして、なかなかレビューが書けませんが、9月・東京国立劇場での「高野山舞楽」での南都楽所さんの左舞、雅亮会さんの笛(特に高麗笛の乱声の、透明な緊張感は、忘れられません)、ものすごく印象に残っています。

「どの演奏、どの舞があっている」ということでなく、各団体の個性が豊かに花開いているような気がします。

さて、音輪会演奏会チケットは、わたしのほうからもお分けできます。

for_solo_voice@nifty.com

まで。よろしくお願いいたします。


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