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2013年9月13日 (金)

東京教室です。東京も暑い!

今日は奈良での用事を片付けているうちにほぼ完徹になってしまい(◎_◎;)、荷物を宅急便配送センターから送って、ぷらっとこだまに飛び乗りました。

東京は、奈良より少し涼しい印象がありましたが、暑いです!

相変わらず、「カタツムリの移動」のような大荷物での移動(特に初日)。

でも、東京の空気に触れると、やはりしゃきっとします。

(関西でだらっとしている訳ではないのですが

明日は国立劇場で、天野社(丹生都比売神社)の曼荼羅供養を拝見する予定。

国立、ひさびさです。

十二音会、南都楽所、大阪雅亮会の共演は、本当に見物、聞き物です。

古いノートを整理していたら、20年以上前、わたしが雅楽のお仕事をいただいては、気がついたことをメモしていたノートが出てきました。

当時、南都楽所さんと東京楽所の公演が東京芸術劇場であり、わたしも参加させていただいていました。

メモには「関西の楽人さんは、男性が多い」「舞の振りが全然違う!」「笛がすごく低くておどろおどろしい(採桑老)」などとありました。

そういえば、盤渉調の曲の笛が低くて、驚いたな、、、とか、(わたしはその場にいなかったのですが)、「忠麿先生が、落蹲をみて、あごがはずれそうなぐらい、驚いていらした!」(関東では「納曾利」ですが、振りがまったく違うので、無理なからぬこと)と話していた生徒さんがいたりと、当時のことが思い出され、懐かしいです。

楽屋ですれ違った南都楽所の女性が、「関東の伶人さんは、女性が多いのですね」とおしゃっていました。今では、南都楽所も女性のかたが多いようですが、当時はやはり男性優位の団体だったようです。

わたしが、雅楽を始めたころは、そういえばめずらしがられたな。。。

どの演奏が「正しい」ということはなく、それぞれの地域の差が存在する、というのは非常におもしろいことだと思います。

土地土地の「方言」のようなものですから。。。

均一化されないで、それぞれの土地の文化とともに、残っていくといいですね。


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コメント

懐かしいですね。
南都の高麗楽は大神流(おおがりゅう)という流派の流れだそうです。
ナソリとラクソンの関係が他とは逆で、ナソリが一人舞、ラクソンが二人舞ですね。

笛が低く重く抉りが深くおどろおどろしかったのは、当時いちばんよく音頭をとっていた方ですね(笑)子どもの頃、指導を受けてました・・・
たまにおおげさに真似をして遊んでましたが、さすがに本人の前ではやらなかったです^^

その反動か?僕自身は明るくて華やかな音の追求にまい進することに(爆)。
夏に宮内庁から指導に来られてた孝祐先生の音色を初めて聴いたときの、軽やかで明るく伸びのあり、近くでは軽く鳴らしてるようなのに遠くまで音が届く美しい音色に衝撃を受けたのもあります。

投稿: 出口煌玲 | 2013年9月15日 (日) 00:43

出口煌玲さま、

コメント、ありがとうございます。
わたしも当時20代で、まだまだ雅楽の宮内庁の雅楽しかほとんど知らない時代でしたから、南都の舞楽と演奏には、とてもびっくりしました。

でも南都のかたや雅亮会のかたがたがご覧になったりお聴きになって、楽部の演奏や舞に驚かれるところもあるのだろう、と思います。

>その反動か?僕自身は明るくて華やかな音の追求にまい進することに(爆)。

<あ、いえいえ、盤渉の曲が「おどろおどろしく」響くのは古式ゆかしい感じがしましたし、昨日の演奏でも感じましたが、逆に東京の雅楽が「都節化」しているところが、明るい感じで吹いていらして、これも古式を感じさせました。

単純に南都の笛が暗い、、、ということで書いたのでは、なかったのですが。。。うまく伝わらなくてすみません。

孝祐先生の笛の音は聴いたことがなく、残念です。

落蹲は、「枕草子」にも出てきますね。南都さんだけでなく、関西圏では落蹲は二人舞になることが多いようです。

どこでどう入れ違ったのか、不思議です。

ただ、昨日国立劇場で拝見したのは左舞でしたが、南都の楽人さんたち、すごく上手ですね。

やはり楽部の舞様とは違いますが、ほれぼれしながらさせていただきました。

投稿: 伊藤えり | 2013年9月15日 (日) 13:58

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