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2013年6月27日 (木)

千年のあいだ、体験しなかった環境(笙にとって)

空調による激しい温度差。

1400年以上、ずっと日本で奏されてきた笙が、かつて体験しなかったことです。

少し前までは、「夏と冬とで、使う蜜蝋の固さや濃さを変えていた」そうです。

これは、笙の調律をしていると、うなずけるものがあります。
蜜蝋の固さがかなり音質に影響するようです。
振動する金属片を固定している部分ですから、影響は当然、あると思います。
(リードによっては、あまり影響を受けないものもあるようです)。

ただ、ここまでこだわる(季節によって蜜蝋を使い分ける)人は今はほとんどいないように思いますし、楽部の先生方もそのようなことはされていません。

温度だけではなく、湿度も大きく影響しています。

梅雨時は、よく温めても笙のピッチに狂いが生じやすいように思います。

空調を使わなければいいか、という問題ではなく、空調を使わない部屋で調律しても、空調のある場所で演奏をするなら、、、、

できるだけ、温度差の影響を受けないようにしておきたいのですが、未だ「確信」が掴めておりません。

毎日、苦労しております。。。


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