京都三条ラジオカフェ出演の記
5月13日、出演して参りました。
京都三条ラジオカフェ。
当日の放送は、Podcastで、こちらからお聞きいただけます(特殊な再生装置は必要ありません。ネットに入っているかたはそのまま、お聞きいただけますよ)。
http://radiocafe.jp/200310002/episodes/2013-5-13oa/
↑「再生」の▲のボタンを押すか、ダウンロードの上、再生してみてください。
Podcast、慣れていないので、よくわからないのですが、「早送り」機能のようなものがないんですね?
開始後、30分ほどして、ようやくわたしたちへのインタビューが始まりますので、それこそ、ラジオを何かしながら、聞き流す感じで、時間の余裕のあるときにお聞きください。
番組全体で、1時間程度です。
「おはようさんどすー」で始まる番組。京都ですね〜。
市民のかたが、のんびりと運営されているような雰囲気。
わたしたちの番組は、スタジオのほうではなく、本物の「カフェ」での収録でした。
HPをご覧いただいてもお分かりかと思いますが、なんとなく、いろいろな点がさりげなく、「おしゃれ」なのです。センスがいい。
NPOの市民ラジオ放送のなかでは、一番歴史が古いそうです。老舗のNPOラジオ。
さすが京都です。
開局10周年記念のパンフレットをいただきましたが、関係者は大学の先生方が非常に多いようで、これも驚きました。
「コミュニティーからの情報発信」に、早くから関心をもたれていたのでしょう。
ただ、内容は、堅苦しくなく、音楽番組あり、バラエティーあり、といった感じです。
テーブルの向こう側がすぐ厨房になっていて、勢い良く調理している音が聞こえます。
「カフェ」の臨場感。
これも「地元で、リアルタイムの放送」の魅力のひとつ、なのでしょうね。
最初は篳篥の出演者が見つからず、わたしひとりで、、、というお話だったのですが、鵜殿のお話をするのに、篳篥の生の音がないというのは、、、とも思い、北野天満宮の権禰宜さんでいらっしゃる、加藤晃靖さんに急遽、ご出演をお願いしました。
最初の打ち合わせでは、与えられた時間はわずかに25分。
多少の延長あり、とは言われていたものの。。。短い。。。
そのなかで、雅楽の「歴史、楽器の仕組み、海外での評判、それから鵜殿の話、演奏は2曲ほど」と言われて(それは、無理でしょう!!!)
と、ひそかに思っておりました。。。
実際、家で練習してみても、どうあってもはみ出してしまう。。。
大体、わたしは楽器の話を始めたら止まらない。。。
当日、予想していた通り、笙という楽器が珍しいので、楽器の説明を始め、ちょっと音を鳴らしたとたん、お話が弾んでしまいました。
(弾んでくれるのはありがたいのだけれど。。。あー、どうしよう。。。篳篥のお話と、鵜殿の話の時間が〜〜!)
と、思い、実は放送中、お話をしながらコメンテーターの人たちに向けて、必死に篳篥の加藤さんのほうを指差す伊藤。
Podcastをお聞きになったかたには、楽しくお話をしているように聞こえるかと思いますが、実は、一人で冷や汗を流していたんですよ。
最後のほうは、もう強引に、人のお話を奪うようにして、新名高速道路の建設によって、篳篥のリードとなるヨシが、絶滅の危機にさらされている、というお話に持っていくことができました。ラスト10分前ぐらい、でしたでしょうか。。。
ただ、その「必死さ」は、なんとか、伝わったみたいです。
コメンテーターのかたは3名。
おひとりは同志社の大学院に在学中の学生さん、このかた以外は、鵜殿の話はもちろん、雅楽のこともほとんど、ご存知ありませんでした。
「京都、奈良」だから、雅楽のことをもっと普通に、身近に感じている人たちが多い、、、、
と、思ったら、大間違いなのです。
やはり、雅楽自体も絶滅危惧種。。。
鵜殿のことも、雅楽のことも、その世界のなかにいると、周りに関係者が多いため、だんだんと「知らない人がいない」ような気になってきます。
でも、例えば今、東京駅で100人の人に「淀川の鵜殿で大変な問題が起こっていること、ご存知ですか?」と聞いても、おそらく90人ぐらいは、まだご存知ないのでは、と思います。
京都も、おそらく似たような状況です。
幸いなことに、お話の内容がよかったです、との評価をいただき、再度の出演のご依頼もいただきました。
まったくのボランティア活動ですので、わたしもどこまでできるか、わかりません。
でも、拡散できる機会にはできるだけ、お話をさせていただきたいと思っています。
京都三条ラジオカフェの皆様、ありがとうございました!
篳篥の加藤様、お疲れさまでした。長いご経験に裏打ちされたお話と演奏をありがとうございました。
http://www.save-udono.com/
↑これまでの5名のかたが記入できる署名用紙に加えて、10名まとめて署名できる署名用紙もできたそうです!
どうぞよろしくお願いいたします。
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