出来る人、出来ない人
笙の教室には、いろいろなかたがきてくださっています。
主婦、学生、お寺さん、会社員、学校の先生、雅楽の研究者。
それぞれの目的や動機にかなった指導を心がけています。
1回でなんでもすっとできる人もいれば、同じところで数ヶ月かかる人もいます。
若い人のほうが覚えが早いとしても、年齢だけではないようです。
今年から始められたかたで、何でも1度で出来てしまう人がいるのですが、わたしよりも年上のかたです。
この差はなんだろう、、、と思うに。
ときどき、できなくなると「徹底してできなくなる」人がいます。
本人は集中しているつもりが、「できないほうの自分」にもの凄い勢いで集中してしまうのです。
このツボにはまると、お稽古の時間中に何度繰り返しても、「できないほう」に自分を持っていくので、お稽古中に決してできることはありません。
(あー、今、この場で、覚えられる訳がない)と思ってしまうと、そうなるようです。
(家で、ひとりで復習しよう)とか。
その場に、気持ちがないんです。
すでに未来に期待している。。。
そして、たいてい、家では練習しないんですね。。。
そういう場合は、いったん、楽器を温めていただくとか、お手本を示して、イメージを持っていただいてから、再度、チャレンジしていただくようにします。
普段の練習でも、こういった「リセット」は大事かと思います。
笙は、楽器そのものがきれいな音を奏でてくれるので(篳篥や竜笛と違って)、誰でもある程度までは、すぐに上達できる楽器だと思います。
その上を目指すとなると、一苦労ですが。
あの手この手で、皆さんが吹けるようになるように、お稽古中もさまざまに工夫しています。。。
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