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2012年10月 8日 (月)

wuji ensemble (無極楽団)との演奏に想う(1)

10月6日、香港葵青劇場にて。

公演名は「無極境界」(英語の翻訳では、確か、Beyond boundaries、でしたか。。。)。
本当に楽しいコンサートでした。

内容も盛りだくさん。
Wuji ensemble(中国語では「無極楽団」は、2003年に結成された、まだ若い楽団ですが、団員も皆若い。若い女性たちの楽団です。
なんと、北京と台湾に「分団」があって、そこの人たちも飛行機でぞくぞくと集まり、到着初日からびっちりリハの毎日。

3日間びっしりリハがあって、4日目にリハと本番。
ただ、わたしは参加曲が少なかったこともあり、夕方から出番、ということも多くて、他のかたよりはまだ楽、だったのです。。。
中国の女性陣、ほんとにタフです。

このグループの総合指導をされているのが、琵琶の王梓静さん(Wong Chi-chingさん)。
また総合監督と作曲がLaw Wing-faiさん。中国の漢字なので、お名前のほうがPCで出せませんが、名字は「羅さん」です。おっとりと優しい人で、演奏に対する要求や指示も大らか。ほっとしました。。。

王さんの琵琶と笙とのコラボの曲が出発前から気になっていたのですが、、、
最初のセッションで、本当に嬉しくなりました。
表現力豊かで、しかも「自然体」を感じさせる、爽やかな音。

なんか、、、毎日パソコンに向かっている自分が恥ずかしくなるような、音楽。。。
それぐらい繊細で、しかも明るく清らかな演奏だったんです。。。

最後2日間には中国の笛、洋楽器ですがチェロ、そして二胡の奏者も加わりました。

今回、舞台美術を担当したかたが、非常にユニークな人で、演奏会の最初から最後まで、チベットのシンギングボールを静かに静かに鳴らし続けていました。神秘的な雰囲気。

Img_0835

ピンぼけですが。。。リハーサル中に撮った写真。バックは竹に透明な器にロウソクが灯されています。








シンギングボールとか、クリスタルボールとか、世界的にブームみたいですね。

王さんとわたしの演奏のときもシンギングボールの音が静かにかぶってきて、、、と、いうか「ただよってくるように」鳴り響いて、非常に心地よかったです。

このシンギングボールの奏者の人が、またおもしろい人で。。。
曽文道さん(Tsang Man-Tungさん)。空き時間に少しお話しましたが、本業は舞台美術のほうでいらっしゃるにも関わらず、バイブレーションを使ったヒーリングに関心があって、シンギングボールの演奏などもされているのだとか。リハーサルのときもそうでしたが、毎回必ず、薬草を焚いてその香りでシンギングボールを「クレンジング」(お清め)するんです。。。
そういう感性、とても好きです。

おかげで、その香りがするたびに(あ、曽さんが来てる!)と思いました(笑)。

ああー、wuji ensemble の勇姿の写真、1枚も撮れなかった!!
凛々しい中国の女性達の、大合奏団!

わたしも参加させていただいた「陽春白雪」では中国の笛、古箏、二胡、大提琴(チターのような楽器)、阮琴などなど、めずらしい楽器がたくさんありました。
そう、阮琴は、あの丸い胴体の楽器です。日本では、正倉院の復元楽器、阮咸(げんかん)でしか知らなかったのですが。。。中国では、ごく普通に演奏されている楽器、なんですね!!

大・中・小とあって、大勢で演奏していると、まるでマンドリンの合奏のよう。

絃のさざ波のような音が、本当に心地よいのです。

Img_0836

ぴんぼけですみません(◎_◎;)。

リハのとき、舞台側から撮った会場の写真。

600から800席ぐらい?

(続く)




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