呼吸のコントロール
笙は、楽器(特にリード)によって、息を入れたときの感触がまったく違います。
薄くて反応のよいリードなら、当然、「たーん」と鳴りやすいですが、気替えが雑になりやすいです。
厚いリードはゆるやかに立ち上がることが多いのですが、息を張ったときに響きのある音を作れることが魅力です。
ただ、厚いリードは概して立ち上がりが鈍いものも多いです。
長所と短所は概して、裏と表。
人間と一緒です。。。
もちろん厚さだけでなく、リードの切り方、などのいろいろな要素もあります。
厚いリードなのに、管とのバランスや金属の質などの条件が整っているのか、反応がすばらしくよい管もあります。
どんなリードでも、自分の呼吸をコントロールして使えないと、長い曲は吹けませんし、どこかで「取りこぼし」が出てしまいます。
洋楽とコラボをされるかたは、よくよく注意してください。
音取や調子を、洋楽のときの吹き方のように吹いているかたを見かけますが、別の姿勢、別の息の使い方で臨まないと、何かを間違えたような演奏になります。
今回の東京教室の感想でした。
「笙・・・演奏に関して」カテゴリの記事
- 教え方あれこれ(2022.03.05)
- 調子は。。。(2020.03.09)
- 別の管楽器のクセ!?(2020.02.25)
- わたしの基準となっているのは・・・(2020.02.12)
- 姿勢(気配を読むために)(1)(2020.02.12)
「笙の教室のご案内」カテゴリの記事
- 今年最後の東京教室も終わりました(2020.12.22)
- 別の管楽器のクセ!?(2020.02.25)
- JEUGIAミュージックサロン京都駅 ひと枠空きました(2019.12.12)
- その瞬間に集中して(2019.07.09)
- JEUGIAミュージックサロンで空きができそうです(2018.12.13)
「雅楽の魅力」カテゴリの記事
- 今年は様々な行事が復活するといいですね。(2022.04.15)
- 手移りのタイミング(2020.02.11)
- 国立劇場雅楽公演 雑感(2016.02.29)
- 繰り返し問う、「なぜ?」(2015.12.29)
コメント