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2012年9月19日 (水)

呼吸のコントロール

笙は、楽器(特にリード)によって、息を入れたときの感触がまったく違います。

薄くて反応のよいリードなら、当然、「たーん」と鳴りやすいですが、気替えが雑になりやすいです。

厚いリードはゆるやかに立ち上がることが多いのですが、息を張ったときに響きのある音を作れることが魅力です。
ただ、厚いリードは概して立ち上がりが鈍いものも多いです。

長所と短所は概して、裏と表。
人間と一緒です。。。

もちろん厚さだけでなく、リードの切り方、などのいろいろな要素もあります。
厚いリードなのに、管とのバランスや金属の質などの条件が整っているのか、反応がすばらしくよい管もあります。

どんなリードでも、自分の呼吸をコントロールして使えないと、長い曲は吹けませんし、どこかで「取りこぼし」が出てしまいます。

洋楽とコラボをされるかたは、よくよく注意してください。

音取や調子を、洋楽のときの吹き方のように吹いているかたを見かけますが、別の姿勢、別の息の使い方で臨まないと、何かを間違えたような演奏になります。

今回の東京教室の感想でした。


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