洋楽っぽくならないように
お稽古では必ず、わたしが歌う唱歌の録音を録っていただいています。
音程の説明なども、ある程度、唱歌の練習が進んでから、にしています。
特に洋楽の素養がある人は、「これは平調という音で、洋楽でいうとミの音、壱越はレの音で」などと説明してしまうと、もうそれで唱歌を歌う癖がついてしまいます。
狭い半音とか、広い5度とか、「ウタ」で覚えるしかないんですよね。
そう、「譜面があって、そこから音を起こす」という風に考えてしまうこと自体が、間違い。
音があって、音から譜面の読み方を覚えていく、ということが理解できないと。
そしていくらA=430Hzでも、「平均律」だったら、まったく「ウタ」(雅楽の唱歌)らしくなくなってしまうというか。。。
むしろ洋楽にも雅楽にも、まったく素養がない人のほうが覚えがよいですね。
「口まね」ができるだけの人のほうが、意識しすぎないから。。。
先入観がなく、素直な人が、一番上達が早いようです。。。
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