今年はありがたいことに、
東大寺の襖絵も限られた日程のなかで拝見することができました。
小泉淳作さんの襖絵。
こちらは満開の、桜の絵、そして鳳凰の絵、蓮の花の絵など。
ふわーっと、包み込まれるような、やさしい雰囲気。
華やかで鮮烈で、ゴージャス。夢のなかの風景のような。
方や昨日拝見した唐招提寺・東山魁夷さんの絵は、かっちりと、対峙するような感じ。
屹立する、何かが感じられます。
とても静かな哲学がそこにあるので、どうしてもこちらもかっちりしないといけないような。。。
絵の、「さらに奥に進まないといけない」、というような、何か訳のわからない衝動を感じさせるものがあります。
あの絵が、見た瞬間から、ほっておいてくれない。。。
それでついつい、雑文を書きつづっているのですが。
どちらも、そのお寺にふさわしい画家をよく選ばれた、、、と思います。
お寺と、画家(絵師)との幸せな関係。
来年が、また楽しみです。
どちらも。。。
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