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2012年5月10日 (木)

we are the finest musicians of the world!

先日、芝先生の笛の講習会を受講しました(音輪会にて)。

考えてみると、芝先生の合奏の授業は、芸大時代に数年、受けていましたが、笛そのもののご指導を受けるのは初めて(もちろん、吹かないで見学でしたが)。

ですが、唱歌の微妙なニュアンスのご注意、拍節、強弱のご注意。。。ああ、やっぱりこんなに繊細なことをやっているんだ、、、と必死にメモをとりました。

先生のご注意で、すっと、ある一つのフレーズがきりっと引き締まる。格好よくなる。
わずかな違い。

でもそのわずかな、違いが、素晴らしくきれいです。

雅楽は、本当に、多くのかたが楽しめる伝統音楽です。

細部にこだわらず、大らかに輪郭を追う、初心者の合奏でもそれなりに楽しむことができます。

今、英語での講義の準備のため、いろいろな英語の文献を読んでいますが。。。

日本人の「音色」に関する感覚は、本当に繊細です。
これは自画自賛的な感覚では、なさそうです。

今日は大阪楽所のリハーサルでした。

春鶯囀は、本当に、吹いていてうっかり気を抜くと、涙がこぼれそうになるのです。。。

あまりにきれいで、壮麗なので、遊声を吹いて、舞人さんが登台するだけで、なんか、素晴らしく荘厳な気持ちになるのです。
これは、やはり人数が多いせいもあると思います。
合奏はまだまだまとまっていない。。。(あわわ)、でも大勢でゆったりとした音の波のなかにいるだけで、至福感にひたってしまいます。

雅楽を楽しむことは、日本人の「特権」かもしれません。

まだ暗譜がぼろぼろ、おはずかしい状態ですが、6月2日、たくさんのかたがたにお聴きいただけたら、と思います。

がんばります



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