篳篥の教室
以前、こちらのブログでもお知らせしていました、篳篥教室、再開できそうです。
(東京のみとなります)。
平日の夜、もしくは土日で、個人レッスン。
講師、場所など詳細はお問い合わせください。
for_solo_voice@nifty.com
どうぞよろしくお願いいたします。
以前、こちらのブログでもお知らせしていました、篳篥教室、再開できそうです。
(東京のみとなります)。
平日の夜、もしくは土日で、個人レッスン。
講師、場所など詳細はお問い合わせください。
for_solo_voice@nifty.com
どうぞよろしくお願いいたします。
詳細はこちらです。
https://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/lesson.html
個人個人の個性に合わせた指導を目指しています。
これまでお稽古にいらしてくださっている皆様、3月までお稽古のお問い合わせをいただいている皆様はお稽古料1,000円のアップに据え置きとさせていただいています。
どうぞよろしくお願いいたします。
奈良の雅楽というと、春日大社おん祭りしかご存じない皆様へ!
薬師寺さんの「花会式」でも雅楽があります。
ご奉納されるのは、春日大社と同じ、南都楽所さんです。
詳細は、薬師寺さんHPなどで。
わたしも、ことし初めて拝見できそうです。
昨年は陪臚をゆかりの深い唐招提寺さんで拝見することもできましたし。。。
陪臚会=へろえ。唐招提寺の灌仏会では昔、陪臚が必ず奏されていました。
唐招提寺の灌仏会は、よって「陪臚会」と呼ばれたそうです。
雅楽のおおらかさを体験されたいかたは、ぜひとも、お越しください。。。
融合させることができないのでしょうか。
10代から職人的な技を体で覚えながら、現代建築の勉強もして、それを活かして、例えばビルとか、立てられる人がいたら、すごいのではないでしょうか。。。
職にあぶれている若い人たちに、職人的な仕事をさせたら、なかにはめきめき頭角を現す人、出てくると思います。
ただ、今の世の中は、それだけでは食べていけないですし。。。
なかには、これまでになかった建物を作り出す人、出てくるでしょう。
薬師寺の「心柱」の技術が、スカイツリーに応用されている、というお話を聞いて、ふと、そんなことを思いました。
心柱があることで、耐震構造となるのだそうです。。。
1000年の知恵、とか雅楽1400年の歴史、「はー、ふーん、すごい、すごい」と関心したりあがめているだけでなく、それを応用する力が、わたしたちにはあると思います。
不覚にも突然、喉をやられ、昨日は大阪楽所の合奏会に参加できませんでした。
でも今日は昨日1日、ゆっくり休めたので、だいぶ調子がよくなってきています。
今日は京都・深草で笙の教室です。
季節の変わり目は、体の微調整もあって、風邪など引きやすくなりますが、上手にコンディションを整えていくと、体も「春仕様」に向けて変わっていきます。
さあ、午後から京都です。行ってきます!
笙は、非常に繊細な楽器です。
最近は武蔵野楽器さんがてがけておられる「樹脂管」という管も作られ、大量生産も可能になってきましたが、基本的に手作りの部分が多く、「完成」した時点で、まだまだ「本領発揮」とまではいきません。
「今、ここの部分がおかしいから」ということで、どんどん手直しをしてしまうと、1年2年経って、さらにおかしくなってしまうことも。
ただ、これも竹を組み、リードを切る人の腕前や発想にもよるので、、、一概には言えません。
また、手作りの楽器のせいか、よく「吹く人」のクセを反映してくれます(楽器はなんでもそうですが〜)。
よく練習してくださるかたの管は樹脂管でも響きがよくなってくる。。。ホントですよ!
同時期に樹脂管の購入された生徒さんの、それぞれの音が変わってきました。
打物なども、とにかく使って、鳴らして、慣らしてあげることが大事です。
長〜い目でおつきあいしてあげてください。
3月1日の京王プラザホテルでの雛祭りのイベントでの演奏会でのお話がおかげさまで好評でした。
まわりまわって、そのお話が雅楽協議会さんに伝わりました。
「雅楽だより」に記事を書かせていただくこととなりました。ありがたいことです。。。
わたしのお話では、毎回、緻密な原稿は作りません。
ただ、準備はしています。
どちらにお話がころんでもよいように、練習はします。
かっちり原稿を作ってしまうと、お話が固まり過ぎ、逆に広がらないのです。。。
お話自体が「演奏」のようにも感じています。
ですので、原稿を書くことは「譜面を起こす」作業にも似ています。
どうぞお楽しみに。。。
お家が「おかえり」と言ってくれているような気がします。
今回、「またやってしまった!」という失敗は、、、、
洗濯機の蓋を空けていくのを忘れたこと。
湿気が残ってしまって、やや臭いが×××。
アロマオイルで滅菌しようと思います。
さて、ひさびさの買い出し。
そのあと、譜面の整理をして青石刷ります。
京都教室の皆さま、4月の調整が遅くなっていてごめんなさい。
今日でお彼岸が終わるので、会場のお寺さんにご都合を伺ってみます。
ああ、そんなの無理無理、とか、絶対やめたほうがいいとか、おっしゃいますが、、、
わたしはそんなにあたまがよくなくて、よかったなー、と思うことがしばしば。
結局、根っからの going my way なのです。。。
当ブログ左カラム「BOOKS」の欄に追加しました。
「雅楽『源氏物語』のうたまい」(DVD付き)
雅楽に彩られた源氏物語の名シーンをかわいらしいイラストとともに、紹介している本です。

まだ出版されたばかりのようです。
DVDは未見ですが、2年ほど前に拝見した天理大雅楽部の、学生さんにしては非常に質の高い演奏会が思い出されました。
天大の演奏会に近年足を運ばれたかたなら、ご存知のでしょう、「紫式部」役となる女性が登場し、演奏曲目や舞を独り語りで説明していく、という、あの構成。
本書はその構成を踏襲して「わたし=紫式部」が、自分の作品としての源氏物語を語っています。
天理大雅楽部、創設60年だそうです。。。
ここ数年は平城京での伎楽の演奏や舞でも随分とあちこちに登場されています。
そう、染織家吉岡幸雄さんのドキュメンタリー映画「紫」にも、出て来ましたね。
雅楽の一時代を確実に担っておられると思います。
本書では「わたし」は紫式部なのですが、同時に、暖かなまなざしで学生達を育て、ひっぱってこられら佐藤先生の語り、でもあります。
第3章「雅楽部物語」は、なんとなく、知人がこちらの雅楽部出身、ということもあって、ところどころで笑いを噛み締めながら読んでいます。
気軽に読める、古典のなかの雅楽案内の書として、おススメします。
昨日から東京での笙教室。
藤原さん、リードを重くし過ぎてしまってごめんなさい。
時間があるときに、塗り直します。。。
「まったくの初心者でも大丈夫ですか?」というご質問を受けますが、ご心配なく。
笙は、篳篥や笛などのように、最初に音を鳴らすまでに非常に修練が必要な楽器とは違い、最初からきれいな音が鳴らせます。
お忙しいかたでも、お時間のご都合が合うときにお稽古を受けることができます。
(そういえば、わたしの教室は、時間に余裕がないかたが、圧倒的に多いです)。
それぞれの個人差を考えながら、お稽古を進めています。
京都でも教室を開いています。
ご関心をお持ちのかたは、1度、体験されてみてください。
https://sho3ku.cocolog-nifty.com/etenraku/2012/03/index.html
昨日は近藤等則さんが東大寺で追悼のためのコンサートを開いておられました。
わたしは遠くから、数曲、聴いていたのですが。。。
モダンなトランペットの響きが、古寺の佇まいに、とても合っていたのです。
小雨がしのつくなか、「湿っぽくなりすぎない」音が、返って、癒しと元気を与えてくれるように思いました。
クールで透明感のある響きに、、、
「クリスタル」のようなクリアで明哲な力を感じました。。。
あれから1年が過ぎました。
時間がとにかく、濃くなったように感じています。
Project Etenrakuのブログにも、何か書こうと思っているのですが、重すぎて、なかなかまとまりません。
このProjectは、続けていきたいと思っています。
今、目先のことを真剣に考えつつも、10年ぐらい先のことも考えていきたいと思っています。
10年後のことを考えても、このProjectはあったほうがいいなあ、、、と思うのです。
種を蒔いたからには、収穫が欲しい(笑)。
例えば、3月11日から、「2年後」。
日本はどうなっているかわかりませんが、そのときもProjectの音は続いていたら、と願っています。
どうぞよろしくお願いいたします![]()
今年の演奏会は結成30周年記念ということで、春鶯囀一具と陪臚。
両方とも舞楽です。
そして、両方とも豪華絢爛な舞、です。
さらにこれだけの大人数で舞楽をの奏楽をすると、迫力も増します。
左方、右方にずらりと並んだ楽人さんたちは、古式の舞楽を彷彿とさせるものがあると思います。
昨日は練習会があって参加させていただきました。
安斎先生が左舞のご指導で見えられていたので、合奏もざっくりとご指導くださいました。
的を絞られてのアドバイスで、非常に勉強になりました。
6月2日、国立文楽劇場。
是非是非、足をお運びください。
行が終わった東大寺修二会の、静まり返った空間で、不思議な写真が撮れました。
ストロボのせい???この日は雪も雨も降っていません。
よく、「オーブ」とかいう話は聞きますが、1枚目、こんなにすごい数が写っているものは見たことがなく、最初は(レンズの汚れが写ったのでは??)とおもいました。
でも、連続で撮っているのに、光の丸いものが同じ位置に写らないのです。
比較的明るいところにカメラを向けてみましたが、やはり写ります。
ストロボをたくと写るので、ホコリが反射しているのかな???
写真に詳しいかた、これはなんだか、教えてください。。。
でも、深夜1時ごろ、厳修された1日の行が終わったあと、こんな光が静かに降り注いでいるというのは、なんとも心休まる情景ではあります。
「不思議な写真」というよりは、写真として、情景として、なんだかとてもきれいなので、アップしてみました。
笙に発生するカビについて、いろいろ対策を考えていましたら、おもしろいところに行き当たりました。
某ケミカル系の日本企業で、防かびの製品をいろいろだしておられるところです。
サンプルをお願いした際、担当者のかたが、丁寧に注意点をご連絡くださいました。
その際、かびについて、かなりしつこくお聞きしてしまい
(ようやく、ご縁ができた、かびの専門家さんなので!)、いくつかの疑問点は氷解しました。
楽器のかびだけでなく、日本の文化は、非常に上手にカビその他の菌と「共生」してきました。醗酵の技術など、そのよい例です。
生活が欧米化したために、さまざまな不都合を背負い込むことにもなったのですが。。。
よりよいやり方で、日本の生活の原点を取り戻せないか、、、と思います。
まずは、サンプル品で、いろいろ試してみようと思っています。
5月末に、スタンフォード大学の教授が生徒数名を引き連れて、日本に1ヶ月ほど滞在され、様々な日本文化を体験されるそうです。
わたしもその授業の一コマで、講義をさせていただくことになりました。
わたしは、大学卒業後から数年前までは、主に英語の翻訳や、外資系での秘書業務などの仕事と掛け持ちで雅楽の仕事をしてきました。
なので、英語はそこそこできる、はず、、、なのですが、ここ数年、本気で使う機会が少なくなり、さびついています
。
英文でのHPも立ち上げたいと、ずっと思っていましたが、、、時間がなかなかとれないので、拙ブログで、既存の、英語で書かれた雅楽に関する文章などをピックアップしていきたいと思います。ちょっとした解説なども加えて。
ちょっとまた、窓が広がりそうな感じです。。。
東大寺修二会。
本行は14日間にもわたる長い長い行ですが、今日で前半、上七日が終了します。
本日は小観音さんの出御の日です。
先日、京都でのお稽古のあと、軽食をとって駆け足で東大寺に行って参りました。
「実忠忌」の開始時間に余裕で間に合うかと思いましたが、近鉄奈良駅から、東大寺二月堂、やはり遠いです。
小走りに走っても40分
外陣に居場所を求めて座ったときには汗が吹き出てきて、思わずコートを脱ぎました。
気温はかなりこの季節にしては暖かく、雨もそれほど気にならず、鬼神をも蹴散らすような朗々たる声明の音、法具の音、法螺貝の音に、浸るようにして、しばし聴き入りました。
久しぶりの、油が燃える臭い。。。
とろとろと、時が流れていく。。。
この、「とろとろとした」時間を感じられるだけでも、どれだけ幸せかわかりません。
わずか1時間で、失礼しましたが、澄み切った空気を深く深く呼吸しました。
20代のとき、もっとも深く影響を受けたのは、この修二会と、アンドレイ・タルコフスキーの映画ですが、タルコフスキーの映画と、どこかで修二会はつながっているように思うのです。
火と水の、秘技。原初的な、超越的な(あるいは、超越的であろうとする)時間。
タルコフスキーさんに、見せてあげたかった、と心底思っています。
京都のお教室でお稽古です。
奈良は、雨。
東大寺修二会、日程表を調べてみましたら、今日は実忠忌。
修二会の行をお始めになった、実忠和尚がお隠れになった日とされています。
上七日(前半の7日間)の行程のなかで、今日がもっと深夜まで、行が執り行われます。
終わるのが午前2時ぐらい。
雨で、お坊様がた、お気の毒、、、と一瞬思いましたが、今日の雨は暖かです。
きしきしに冷え込むよりは、まだいいのかもしれません。
19時からお松明。
19時40分から実忠忌です。
先日観た映画「紫」にも出て来た、作り椿(糊こぼし)、今年はたくさんの人が見入ることでしょう。わたしも、しっかりみてしまうと思います(笑)。
あの「色」のために、ただ、あの色のために、畑を耕し、植物を育て、丹念に丹念に染め上げていく。。。その苦労を思いながら。。。

桃の節句。
先日の演奏会会場となった、京王プラザホテルのロビーにて。
ちょっとピンぼけでごめんなさい、でも、雅楽を演奏するお雛様です。
笙を持っているかたの手が、ややおかしいのですが(笑)。
本日、「桃李花」、吹けるかたは吹いてみましょう。
この曲は昔は桃の節供の際に必ず奏される定曲だったようです。
宮中で正式に行われる桃の節句自体は以外と早くに廃れ、やがて貴族の邸宅それぞれでの花宴と形が変わったようです。
桜の花散る庭で、雅楽を聴きながら、あるいは奏でながらの酒宴だったのでしょう。
華やかさ、いかばかりだったのでしょう。
昔、都内の素晴らしい庭園で、桜吹雪舞うなか、舞楽を楽しみ、十二単装束の衣紋を楽しみ、お食事あり、ワイン席あり、、、という非常に贅沢な会がありました。
多忠麿先生がまだお元気だった頃のこと、です。
お仕事が終わってから、先生が「宮家のかたが、いらしていたね」とおっしゃられ、わたしたち一般人の楽人は一同、(ひゃー、終わってから知って、よかった。。。)と胸をなでおろしました。
やはり、緊張しますよ。。。
今思えば、昔の貴族のかたがたの楽しく輝かしい花宴の雰囲気に少しは近かったのかもしれません。
桜の花散る芝の上で、緋毛氈の鮮やかな敷物の上での舞。
舞人は、東儀秀樹さんが務められたこともありました。
秀樹さんがまだ楽部をお辞めになる前のこと。
今は、昔、です(笑)。
さて、本当は、3月3日は旧暦でいうともっと遅い日になります。
1ヶ月ほどずれて、新暦の4月頃。その頃ですと、桃の花もほころび始める、ということなのです。
こういった行事は、旧暦でお祝いしたいものですね。。。
でも、今日は今日で、楽しくお祝いいたしましょう。
郵便受けいっぱいの郵便物、宅急便の不在連絡票、食料買い出し、雑事に追われております。。。
京都教室の皆様、なかなか予定のご連絡が進まず、申し訳ございません。
明日中には1度ご連絡を差し上げます。
種々、メールのご返信遅れており、申し訳ございません。
今晩から明日中にご返信できる予定です。
東京に出るころから、、、、
wifiのルーターがおかしくなり、もう泣く泣く新しい機械を購入するも、今度はPCからの印刷がまったくできなくなりました(今だ原因不明)。
PC関係のトラブルは、ストレスになりますね。仕事の足を引っ張りますから。
やはり多少の投資をしても万全にしておかなくては、と思いました。
ルーターの不調は、なんとか解決しました。メール関係でご迷惑をおかけしていました皆様、一応ご返信できる態勢、整いましたので。。。
明日以降、「通常営業」です(笑)。
よろしくお願いいたします。

京王プラザホテルお雛様コンサート、無事に終わりました!
本番、とても気持ちよく演奏させていただくことができました。
御来場くださいました皆様、演奏者の皆様、ありがとうございました!
これから一人、笙のお稽古です。行ってまいります![]()
コンサートの記事はまた後日。。。