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2011年7月29日 (金)

8月11日

さて、震災から早くも4ヶ月を過ぎました。

Project etenraku、お続けいただいていますでしょうか?

8月から、できれば毎月「11日」に、どこかで集まって合奏ができたら、、、と思っています。

今回はわたしは東京におりますので、文京区内の施設で、6時ぐらいから、合奏会を開催したいと思います。

今後、どのような形で発展させていけるかわかりませんが、たとえば募金活動や、お寺さんや神社さんのご協力を得て、ご供養のための奏楽なども、皆で集まってできるかもしれません。

詳細、決まりましたら、またアップさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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あぶない、あぶない。。。

残席2席。。。

ようやくグリーン車で取れました(v^ー゜)

グリーン車に乗るのは。。。

今年のお水取りのとき以来です。。。

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ぶつぶつ。。。

ぷらっとこだま、予約したい日の乗りたい時間の新幹線は、、、

すでに禁煙車満席。。。(∩゚д゚)

予約ネットも混雑していて入れないし。。。(;´・ω・)

夏休みですね〜゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

と、吞気なことは言っていられず。。。

再度トライ!

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脆弱?

すごい。

大和西大寺の駅。

人であふれています。

午前中に起こった人身事故で、京都あたりから、かなりの線が混乱。

ただ今、五時半。

まだ復旧できていないのですね…

ちなみにこちらに引っ越してきて人身事故の情報に接したのは初めてです。
東京では、ほぼ毎日、人身事故、ありましたが…

復旧にも、慣れているのかな、と考えて、寂しくなりました…

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2011年7月28日 (木)

業務連絡 笙教室の皆様へ

今回は7日から東京教室開始となりそうです。

ただ今皆様のスケジュールをお送りいただいていますが、調整中です。

もう少々お待ちください。


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2011年7月27日 (水)

唐招提寺へお越しのかた、

今朝、駆け抜けるようにして唐招提寺に行って参りました。

歩いて住まいから6分ほど、なのですが、、、

「行こう!」と思わないとなかなか行けないものです。

7月から、拝観料600円に+500円で、galaxyのタブレット(まあ、i-padのアンドロイド版のようなもの、です)を貸してくださいます。

堂内の建物の前にいって、印があるところにこのタブレットをかざすと、その建物や仏像の説明が流れる、というもの。

7月からの新サービスということで、機械の使い方などを説明してくださる方も、心なしか力が入っています。

ただ、音声は、付属するイヤフォンで聴かないといけません。

わたしは最初、(静かにお堂を周り、蓮を拝見したい)と思っていたので、(これはいらないかな)と思っていたのですが、「普通は見られない貴重な映像も入っていますので」というご説明に心が動き、試しに借りてみました。

でも、やはりイヤフォンはうっとうしい。。。

そこで、ひととり境内を回ってから、おみやげやさんの椅子に腰掛けて、まとめてすべての映像を再生。メモもとれますし。

内容としては、いかにも〜、な「ガイド映像」がほとんど、でしたが、平成の「金堂の修復」の際の、確かに貴重な(そして確かに興味深い!)記録映像や、そのときに発見されたという陰で柱を支えていた「すみ鬼」(?)(でしたか、、、やや記憶が曖昧)の、漫画チックな表情(これは、もうアニメのキャラクターとしか、言いようがありません!)など、これは拝見できてよかったと思います。

そして、一番感動的だったのが、創建当時の唐招提寺の金堂の色彩をCGで再現した部分は、、、

一瞬でしたが、すばらしかったです。
息をのみました。
雅楽の打ち物類に使われているような派手で鮮やかな色彩が、まるで魔法の杖で塗り込めていくように、唐招提寺の地味な堂内を埋め尽くしていくのです。

しかも、CGの精度が高く、かなりリアルな感じです。
ほんものの、魔法を見ているような気がしました。。。
しかも自分はその堂内にいるのですから。。。

個人的には、この映像のために500円払っても、価値あり!と思います。

ついでながら、galaxyのタブレットも、とても気に入りました
ipadほど、大きくないのです。
映像もなかなか、きれいですし。

返却するときに、「これ、いいですね〜、気に入りました〜」と言ったら、

「500円で、それはあげられませんよ〜」とのお答え。

いえ、映像の話だったんですが。。。

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2011年7月25日 (月)

関東以北、

http://tenki.jp/earthquake/

↑ここ数日、大きいのが来ています。

このHPはずっと参考にしていますが、3月11日も、来る直前まで大きな予震が随分来ていたのです。

昨日はこちらも揺れました。
奈良は揺れない、と思っていらっしゃるかたが多いようですが、なんのなんの、活断層七本走っています。

「都があったところは揺れない」などとも言いますが、平安京は今回のように続く揺れのため、都としての機能を失い、崩壊しました。

日本という国は断層の上に乗っかっているようです。火山も未だに元気です。
なんともまあ。。。
地球の「力こぶ」の上にいると思えばいいかもしれません

関東以北の皆様、ここ数日はどうかご用心ください。
力こぶの緊張が高まってきているのかも。。。

こちらも、いつ来てもよいように備えをしておきます。。。

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2011年7月24日 (日)

セミまっさかり!

セミまっさかり!
暑い!

でも夕方には鶯が鳴いているんですよ。

不思議な気候です。

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今朝の柏市

今朝の柏市
いつもとまったく変わらない風景。

なのにここは南相馬市より放射能が強いという。

しっかり知っていないと忘れてしまいそうになる。

でもしっかり知ってしまうと、泣きたくなります…
日本全国、こんな事が起こっているんだろうな…

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帰宅

ただ今新幹線の中です。

13レッスンと自分のお稽古と文月会温習会を終えて、奈良へ。

母がお弁当を作って持たせてくれました。

そこはかとなく、幸せ…。

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2011年7月23日 (土)

つぶやき

よし!

今日のお稽古が終わったら、ワインを買っておうちに帰ろう!

と、決意して本日のお稽古へ…

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2011年7月22日 (金)

わたしたちは、

なぜ、音を追い求めるんだろう。

音楽はただの空気の振動。
この空気を「ふるわせる」ためだけのことに、なぜ人は人生を賭けたりするんだろう。。。

原初、音楽は神様との通信手段だったのかもしれない。
(もちろん、今でも十分にそうだと思うけれども)

今、わたしたしは「耳」にのみ電気の振動を流して音楽(らしきもの)を楽しんでいる。

オーケストラもオペラもロックも雅楽も、等しくスマートフォンその他に繋がれた小さなイヤフォンから流れる電気の振動で、「疑似」体験できる。

音楽はデータとなってしまっている。

わたしは、「本物」のほうが、好きだな。
耳だけに音を聴かせるのはとても疲れるし。

本物の体験、自分で習得して音を奏でたり、歌ったり。
全身で音を聴いて、楽しむ。
そちらのほうが好きだな。

「電気」からできるだけ離れることで、わたしたちは、もう一度、「生きる」ことを取り戻せるかもしれない。

(と、電気を使ってブログを書いて、情報を発信するワタクシ

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東京滞在中は

忙しくて、なかなかブログを更新することができません。。。

すみません、田村さん。
いつもみていてくださっていて、ありがとうございますo(*^▽^*)o

関東にいると、移動移動の毎日です。

明日は東京滞在最終日。
あさってのこだま号で奈良へ。
今回はかなりの長逗留でした。

明日のお稽古が終わったら、ゆっくりワインかビールでも飲みたいなあ。。。

明日の午前中までに荷造りと覚えたい曲の整理を終えようっと♪

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2011年7月21日 (木)

たいへん

唐招提寺の睡蓮が

http://www.toshodaiji.jp/cgi-bin/oshirase/picbbs.cgi

見頃だわっ!!!

早く帰らなくちゃ!!!

と、いっても、あと数日は東京でお稽古です。
ちゃんと終えてから帰ります

睡蓮さん、どうか、待っててネ。。。

帰路はなにしろ6時間。

睡蓮を楽しみに帰ります。。。

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特訓☆

昨日と今日は、笙の生徒さんの集中レッスンでした。

合計8時間。
お疲れさまでした

アメリカの音楽大学に在籍中のNさん。

半年間のお休みを利用して、笙を習いたいとやってこられました。

数回お稽古を受講されたあと、7月末にはまたアメリカに戻られるため、2日間特訓、合竹の基本の手移りの練習を終えて、越殿楽をなんとか篳篥と合わせるところまで、できるようになりました。

「新しい世界が広がりました、ありがとうございました」というご感想をいただきました。

大学では電子音楽がご専門だそうですから、おそらく「別世界、別宇宙」の体験だったのでは? 

手移りのときの、あの「浮遊感覚」も、なんとか掴んでくださったので、そんな感じだったのでは、と思います。

「日本人だから」絶対に雅楽がわかるとか、雅楽をやらなければならない、とはもちろん思っていません。
でも、日本人だから理解しやすい、感得しやすい音楽ではあると思うのです。

「好き・嫌い」になるかは別として、たくさんのかたが雅楽や笙と接する機会がもっと増えるように、、、と思っています。

こんな宝物のような音楽が日本にあるのですから。。。

さて、アメリカでN嬢は笙を吹かれるのでしょうか。
アメリカの風土のなかで、笙はどのような音を響かせるのでしょうか(ヨーロッパでは吹いたことがありますが、アメリカでは未経験です)。

そして海外で雅楽を学ばれるかたがたも増えてきていますが、外国のかたの感覚には、どのように雅楽は響いているのでしょう。日本で雅楽を学んで帰られた外国のかたがたには知り合いが何人かいますが、興味深いところではあります。

Nさん、帰国したら、是非またお稽古にいらしてください

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2011年7月20日 (水)

さらさら

生きるのがわたしの流儀。

とらわれないで、流れに任せましょう。。。

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2011年7月18日 (月)

伶楽舎さんの演奏会

7月22日、紀尾井ホール。

http://www.reigakusha.com/japan/index.html

個人的な「趣味」としては、舞楽「蘇莫者」が見所、聴き所。。。

上記のHPにご案内には出ていませんが、、、確か薗隆博先生が客演で舞われるはず、です。

かなり昔ですが、薗広晴先生がサントリーホールで舞われたときに、わたしも笙で出演していました。

惜しいことに、そのときに楽屋で、面を持っていただいて、広晴先生のお写真を撮らせていただいたのですが、、、

残念ながらその後、家人がカメラを紛失。
貴重な一枚となったはず、、、でした。

薗家のかたは現在、楽部にはいらっしゃいません(隆博先生は、主席楽長をお務めされたあとご退官されいます)。

「薗家の一子相伝の舞としての蘇莫者の伝承」は、隆博先生で絶えてしまうことになります。

蘇莫者は薗家のかたがたのみが、正式なスタイルを伝承してきた舞、と言われています。
今回は非常に貴重な機会です。

管絃も、伽陵頻の延只など、珍しい演目があり、後半は湯浅譲二さんの現代曲。

わたしも東京にまだいられる日なので伺えるといいのですが。。。(ぎりぎりまで予定わからず、です)。。。





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文月会演奏会 納曾利

少しずつ、アップします。

納曾利は二匹の龍の舞。
今回は、本当に練習不足、自分でも冷や冷やしました。

奥が一臈のわたし、手前が二臈の中村容子さん。

Photo by Isamu Ito

Photo

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そのあと

そのあと
だらーん。

やっぱりいつものしーさんです。

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珍しく

珍しく
しゃきーん。

しーさん、カメラを意識?

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2011年7月16日 (土)

今日は

ホテルの部屋で、こっそり「つぶやき」越殿楽の唱歌です。。。

無事に終わりました、という感謝の意をこめて。

納曾利には万感の思いがあります。

とにかく終えられたこと、こうしてここで舞えたことに感謝。。。

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無事終わりました。

無事終わりました。
本当は一カ所、取りこぼしがあったのですが…(汗)

今回は苦労したのは、練習場所の確保です。奈良ではまだなかなか場所が見つからず。。。

お稽古も少なくて、かなりきつかったのですが、良い経験を積ませていただきました。

お暑いなかをご来場くださいました皆さま、ご指導を賜っております松井先生、ご助演くださいました先生方、どうもありがとうございました。

写真は納曽利の牟子。四手雲。きらきら光る雲の文様。

面の写真も撮らせていただいたのですが、お借りしているものなので…(掲載のご許可をいただいたのほうがいいのかな、と)。

携帯からの写真とブログなので、大ざっぱですが…取り急ぎご報告です。

これから都内のホテルに戻ります。

明日からまた、ハードな日々のゴングが鳴ります。

あ、今日までも十二分にハードでした…
でも心地よいハードさではあります。

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2011年7月15日 (金)

明日は

このところ東京に出てくる新幹線のなかで、「スタート」のゴングが鳴るような気がします(笑)。

大体1日に3、4ヶ所、飛び回るような日程。
PCも、このところは持ち歩けず、更新が滞ってしまって、ごめんなさい。。。

移動の合間に、携帯から記事を送ろうとしているのですが、記事を書き終えないうちに電車が来てしまったり。。。

書きたいこと、山のようにあるのですが。。。

明日は文月会の温習会。
ただいまホテルのPCで記事を書いています。

今日は地布なし、山台だけでのリハ(というよりは、練習、です)。
リハなしで当日を向かえるのは、文月会始まって以来のことです。。。

リハ中に、地震。。。

明日、いらしてくださる皆様、どうかお気をつけてお越しください。。。

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さすが奈良

さすが奈良
4日前におみやげ屋さんで見つけました。

飾りですが,舞の練習用に。

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2011年7月14日 (木)

相変わらず

都内はときどき、ぐらっときます。。。
ああ、びっくり。

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2011年7月13日 (水)

モブログ

新幹線。
もうすぐ浜松。

喫煙車、煙たいです…。

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2011年7月11日 (月)

帰宅途中に

進行方向に雲間から、突然月が出てきた。

川沿いの自転車道を月をめざしてぐんぐんこいだ。

月が心配そうに地球をみている。

だいじょうぶかなって。

震災から4ヶ月。

今日はProject Etenraku、お休みして、納曾利の舞をつめて練習していました。

舞で参加した、と思えばいいのかな。

改めて思います。

今、わたしに、精一杯できるのは、これだけ、って。


月をみながら、ペダルに力をいれてこいでいると、あっという間に唐招提寺に着いてしまいました。

夜の唐招提寺の前の照明は、地味ならがも素敵です(いつか写真を撮ってみます。

都心も省エネで、こういったデザインにしたらいいのに、と思いました。

前々から「奈良とイギリスのケンブリッジって、どことなく似ている」と思っていましたが。。。

暗い唐招提寺の前を通った途端、夜のケンブリッジ大学のカレッジ群の雰囲気の記憶が、ふっとよみがえってきました。
あちらも古い建物は、13世紀ごろのもの?

ほどよい闇が心地よいのです。。。

そういう大人っぽいデザインを都心部に望みます。。。
もうぎらぎらは、やめて欲しいです。

省エネもかねて。
「再開発」ではなく、「再構築」で経済を活性化していきましょう。。。

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あわてない、あわてない

27、8年ほどいた文京区をあとに、奈良に越して来たのですから。。。

なんだかいろいろとばたばたしていて、混乱していますが、諸事、なんとか回っています。

ありがたいことです。

ついつい、自分のくせで「ああ、あれもできていないし、これも〜」などと思いがち。
でも、まだ奈良に越して来て、2ヶ月経っていないのです。

自分のペースを守ることを心がけて。。。

7月のお仕事が終わったら、少し落ち着いて、身辺整理しつつ、東京教室のシステムを改善したり、次のコンサートの企画を考えていきたいと思います。

もちろん、Project Etenrakuの企画も。

雅楽協議会の「雅楽だより」にも記事を御掲載いただきました。
日本全国の雅楽愛好家の絆となるProject に成長できたら、と思います。

文京区の施設もなんとか、制約が増えましたが貸し出しが継続してくれているので、「雅楽のお話の会」も再開できたら、と思っています。ただ、何しろ、普段は「奈良」にいますから。。。こちらは余力が生まれれば、の再開となると思います。

さて、13日には東京入り、久々に「千日谷ファミリー」に会えます!

わくわく♪です。

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新しい生活

自転車で唐招提寺を左手に見ながら交差点を左折、しばらく走ると紫宸殿が(もちろん、復元ですが)見えてきます。

風景に、とても癒されています。

5月に引っ越して来て、まだ池でしかなかった小さな土地土地も、今は若い稲のグリーンの絨毯が敷きつめられています。
お米の季節、楽しみです♪

田んぼに近づいてみると、あら、小さなおたまじゃくしが! 
「たにし」もいました。
有機、あるいは自然農法なのでしょうか。

おたまじゃくし〜♪ 
たくさん〜♪♪♪♪

1000年以上もの昔、都が栄え、人々の凄惨な争いが繰り広げられたこの土地も、今は穏やかで優しく、都市の喧噪とは無縁に、時間が流れていきます。

関西圏の雅楽の音にふれることで、自分自身がリフレッシュし、また世界が広がっていくような気がしています。

13日から、また東京入り。
東京に戻ると、スイッチがオンになります(笑)。

今回は長逗留になりそう。。。


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2011年7月10日 (日)

来週の土曜日は、

文月会で納曾利を舞います。

http://fumitsukikai.digi2.jp/ensoukai.html

文月会の舞のお稽古は回数が少なく、しかも今回は右舞が2曲となるため、お稽古も月1で、しかも1回が40分弱、だったでしょうか、かなり状況的には厳しいです。

納曾利は初めてですので、精一杯舞わせていただきます。。。

右舞左舞のなかでも一番好きな舞です。

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さっくり、駆け足でここ数日の動向。。。

6月、東京で十二音会演奏会を聴く。

久米歌は大人数での歌で、地の底から湧き上がるような響きの迫力。

ただ、細かいことを言えば、あそこのホールはやや、響き過ぎ(去年も違和感を感じた)。

和琴のような、素朴で「ざらっと」とした感触の音だと、ピカピカのエコーがかかってしまって、本来の魅力が伝わらないような気がする。

韓国の国立国楽院で聞いた話。
ドイツ人のレコーディングエンジニアが、韓国の笛のレコーディングの際に、笛についている竹の薄紙(その薄紙が演奏中にびりびりと鳴るのが、その楽器の音色、そして魅力)を、どうしても嫌だといって、はがさせたそう。

結果、非常につまらないレコーディングになったとか。
たとえていえば、「篳篥に塩梅を入れないで演奏させる」ようなもの。。。
そのエンジニアの理解度の薄さと勉強の足らなさ、残念に思う。

あるいは韓国のほうで、きちんと、その薄紙の役割を説明して、そのままで録音させたほうがよかったのに。。。でも、「現場作業」がどんどん進んでいく、プロのレコーディングの場合、こういったことは目端が利く人がいないと、非常にむずかしい。

最近のレコーディングは、どうしても絵画でいえば、「ハイパーリアリズム」のようで、ぎらっとした音がエンジニアさんのお好みのよう。。。紀尾井ホールの音響のなかの和琴、知らない人はエコーがかかってきれい、と思うだろう。でも、そのきれいさは、本来のその楽器の魅力とは違う。

。。。と、話がそれるので、元へ。

後半、陪臚。舞人は全員、宮内庁式部職楽部の楽師の先生方。
久々に楽しんだ。
陪臚はとにかく舞自体が華やかで派手。ちょっと作り過ぎ〜、の感もある(笑)。
でも、魅力たっぷりの舞だと思う。

つらり、と翻す、盾と鉾が、優雅にきれいそろって、さすが、楽部、さすが十二音会、と感動。

さて、先日は西宮にて、岩佐堅志さんの楽道25周年記念の演奏会(奈良から向かったわたしは阪神梅田駅と阪急梅田駅を間違え、えらいことに)。
神戸女学院ホール。
すりばち型の、昔のヨーロッパのコロシアム風のホール。
音響、雰囲気とも、とてもよい。

そして二管通りの五常楽壱具(管絃)には度肝をぬかれる。
途中、譜面の読み違い?などありましたが、それはご愛嬌。
合奏全体の手堅さとか、厚みなど、よくまとまっていた。

笙も品よく、安定して全体を大人の雰囲気でまとめていて、すばらしかった。
長大で遠大で壮大な(笑)曲ですが、優雅な時間を楽しむことができた。
感謝ーこういう笙を吹いている人が、まだ、いてくれるーありがたいです。

「生」でこういった楽を聴ける機会、いったい人生で何回ぐらいあるのだろう。。。
おそらく、5回は、ないだろう。今後、どこかのグループが、名乗りを上げて企画するにしても。。。

ふと、そう思うと、今回、益々こういった企画を打ち立てられた岩佐さんにも、改めて感謝してしまいました。

陵王壱具は、(ちょっと辛口になりますが)、管がやや疲れてきているかな、という感じ。
笛は気合いが入っていましたが、それでもときどき、(あれ?)と思うところあり。

岩佐さんの舞は堂々たるもので、好感が持てました。

個人の努力で、これだけの演奏会ができるといのは、大変なことです。
そして25年間、雅楽一筋でやってこられた、というのも並たいていのことではありません。

岩佐さんのその自信と(と、いっても謙虚な)自負が現れていた舞だと思いました。

大勢のかたが岩佐さんのご活動を支えていらっしゃるのだと思います。
関西圏はそういった「地盤」ともどもの、雅楽の層の厚さを感じさせるのです。

来年はまたどのような企画を立てられるのか、わかりませんが、次回も、、、、大いに期待したいと思います。

20代と30代を中心としたグループ。。。
まだまだ、これからが楽しみです。

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2011年7月 8日 (金)

気がついたら

先ほど、カウンターを見ましたら、65412アクセス、カウンターにはカウントされていないのですが、携帯からの22154、合わせて87000以上のアクセスをいただいています。。。

皆様、本当に、ありがとうございます。

今後、どのような形で展開させていくか、わかりませんが、今後ともProject Etenrakuともども、よろしくお願いいたします

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今日というよき日の、よき時

タイミングということはあります。

まだ出会えないのなら、時期が違うということ。

出会うべくして出会うもには、タイミングがあります。

ただ、、、なんか、このところ「さわさわ」しています。。。

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2011年7月 7日 (木)

関西の雅楽は。。。

層がとても厚く、そしてまた「熱い」です。

岩佐堅志さん。
お目にかかったのはまだ4、5回しかないのですが。。。
とても「熱い」雅楽人です。

明日このような↓演奏会を開かれます。

五常楽一具に陵王一具なんて、普通そうそうは演れません。
どちらか一つだけでも、話題になる演目ふたつをぶつけるなんて、、、さすが関西です。

朗詠「二星」(織り姫、彦星です〜)もあって、大変興味深いです。
やや遠いのですが(奈良からです〜、東京ではありません)、仕事の区切りがついたら、伺いたいと思っています。。。調律がなかなかはかどらず、、、Tさんすみません

Photo



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2011年7月 6日 (水)

象の、話

誰から聞いた話だったか。。。

ある地域で干ばつが続き、畑どころか、森でさえも枯れ果てていくような事態となった。

雨は降らない。

人だけでなく、動物達も飢えた。

あるとき、象の群れが、突然、移動を始めた。

人々はいぶかった。

かつてないくらいの、大移動だった。

そして、餌や飲み水を求めての移動でないことは、明らかだった。

途中、餌や水場があっても、象達は見向きもしなかったから。

何日か、飲まず食わずで歩き続けて、ある場所まで来たときに、象の群れの移動は止まった。

そこが象たちの墓場となった。

何十日、何ヶ月とかけて、象達の体は朽ちていった。
大きい象、小さい象。
若い象、年寄りの象。

そうして朽ちていった、小山のような象達の体から、やがて芽が出て、それぞれが木になった。

未消化のまま象たちの体内に残っていた、食物の木の実や種が、象達の朽ちた体を糧として、育っていくのだった。
栄養が豊富だったから、干ばつも乗り切ることができた。

そしてその、象の墓場となった場所は、やがて小さな森となった。。。。

象達はおそらく、知っていたのだろう。
自分たちの体で森が作れることを。

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2011年7月 5日 (火)

更新が遅れ。。。

5月17日に、30年近く住んでいた文京区をあとに、奈良に引っ越してきてからというもの、いろいろなエネルギーが激変しています。

もちろん、「物理的なエネルギー」の意味もありますが、「精神的な」エネルギーの変化もとても大きいように思います。

この地に来て、本当に癒されています。

柔らかな自然のエネルギー、過去に大きな度繁栄をみて、1度終わった都市の、老成した落ち着いたエネルギー。

まだまだそういった感覚の変化を文章化できないでいます。

また、聴覚もだいぶ変わってきていると実感しています。

更新が遅れることもありますが、どうか、ご容赦ください。。。

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自然を大切に

自分も自然界の大切な大切な一部です。

自分を大切にすることは、自然を守ることになります。

ひとりひとりが、自分と素朴な神仏を敬い、自分のなかの自然を守っていければ、原発なんていらなくなるんではないですか、ねえ。。。

と、玄海原発再開のニュースを見ながら思いました。

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2011年7月 3日 (日)

モブログ

モブログ
近鉄線で帰宅途中です。車窓から、パシャ。
終電、間に合わないかな。12時、生駒です。

今日は延を吹きました。
久々。こういう機会が得られるのは、有り難いことです…。

関西の雅楽界は、濃いですね。

その分、面白味もあります。

色々と楽しみです…

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