毎年、書いていますが。笙はよく焙じてください。
この時期にカビを発生させてしまうことが多いようです。。。
暑いですしね。。。じとじとしますしね。。。
お稽古が終わったら、ささっと焙じて(あるいは省いて?)しまいたいところです。
でも、そこで無精をせずに、きちんと暖めてから、袋とケースにしまってください。
どういう訳か、表側にまでカビがびっちりとはえてしまった笙の持ち主は、よい管をお持ちのかたがたでした。。。
一管は八幡暹昌さんの管でした。
もう一管は、作者不明でしたが、煤竹の管でした。
両方とも用心しながらエタノールを使ってみたり(本当は、竹にはあまりよくないと思います)、何ヶ月間も日に当てないようにしながら風を通したり、時々、ドライヤーを送風にして(熱風ではないようにして)、風を送ってみたりましたが、調律を終えてしばらくすると、またカビが出て来てしまうのです。。。
袋なども捨てないといけないのかもしれません。
そのほか、カビが表に回ってこないまでも、カビ臭ーい!という楽器には何度かお目にかかったことが。。。
わたしの笙教室の生徒さんの楽器がかびたケースは、幸いにしてまだ一例もありません。
お教室では、かなりしつこく、楽器の取り扱いに関しては指導させていただいています。
もちろん、わたし自身が、かびた楽器を調律するのは嫌だから。。。
それに演奏するご本人も、吸い込むのですから。。。
笙の演奏者は、吹いたあとはゆったり、暑さもなんのその〜、という気構えで、優雅に、、、
笙を焙じましょう。。。
(補足)
最近の袋は化繊でできているので、もし、何日も、、、ということでなく、かつ直射日光のあたらない、安全な場所でしたら、笙はお稽古や練習のあと、少し出しておいてもいいのかもしれません。わたしも、ときどき袋にいれず、ケースを開いたまま、袋の上に楽器を置くようにして、出しっ放しにしています(風通し)。
ホコリがたまってもいけませんが、楽器そのものも、たまに呼吸をさせてあげるといいでしょう。。。
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