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2011年6月21日 (火)

いい勘違い((◎_◎;))

調律の際には、サントリー「南アルプスの天然水」を使っています。

これはもう本当に、「好み」でしょうね。
蒸留水がいいという人、「山奥の岩清水を汲んできたものがいい」という人。
水道水で十分という人も。

O先生に伺いましたら、「水道水です」とのお答え。

わたし「皇居のなかの水道水は特別なのでは。。。」

先生「ないない」

それぞれが使っているサワリの器の材質や青石の感じとかでも違ってくると思うのです。

わたしは、やはり水は、塩素やトリハロメタンがなくて、多少のミネラル分があったほうが。。。と感じて、この水を使っています。

「えっ!」と思ったのは、ヴォルヴィックを使ったときです。
器一面にさびが!!!

ただ、このさびの出方というのもよくわからないのです。
温度が高いほうがさびが出やすく、また南アルプスを使っているときでも出ることもあります。

ただヴォルヴィックのときは、かなり激しく出たので、使わなくなりました。
お高いですし(^-^;

硬水のほうがさびがでやすいということは青石の食いつきもいい、ということになると思うのです。

ですが、それがほどほど、の状態が、定着がよいのではないかと。

もちろん、塗ったときの湿度、温度も関係してきます。
これは繰り返しやらないとわからないと思います。

 

ただ、何年も調律しない、よく楽器を暖めない、という人は、硬度の高い水、おやめになったほうがいいでしょう(^-^;

さて南アルプスの天然水。。。
奈良に来て、探したところ、生協にずらり。

(あったあった、、、)と購入。

ところが、ラベルは一緒なのに。。。「奥大山」と書いてあります。
南アルプスは?

もしかして。。。またあの○○ベクレルというものが、検出???

販売中止?

と勝手に解釈して、「南アルプス〜」をひとり懐かしみつつ、青石をおろしていました。。。

ところが、、、さきほどサントリーのHPで見ましたら。。。

単に販売地域の違いだったことが判明。。。

「思えば遠くへ来たものだ」と思いました(笑)。

きちんと調べずに、うっかり記事を書いていたら、「風評」になってしまうところでした。
冷や汗です。

さて「奥大山」、微量のさびもでますが、それほどでもなく、せっせと青石をおろしています。

南アルプスの音色から奥大山の音色へ?

いえ、それはないでしょう(笑)。

結果は、、、

これは何管も試さないとやはりわからないです。
そして何年か経たないと。

笙の調律は、特に経年変化を見ていかないといけない作業です。

そういう仕事です。。。


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