科学技術にも、愛を!
原発君は、かわいそうだ。。。
もちろん、わたしは1基もないほうがいいと思っています。
でも、原発の恩恵は受けています。
先日、テレビで人工衛星「ハヤブサ」のことをドラマチックにとりあげていました。最後の部分だけ見たのですが。
7年にも渡る宇宙の旅。日本の技術者の皆さんの、その人工衛星に対する愛情と熱い思い。
最後、ミッションを終えた人工衛星が大気圏内に突入、燃え尽きる前に、本来はなかったミッションを送る。。。
残ったバッテリーで、「地球の写真を撮る」というもの。
冷静沈着な雰囲気の科学者のかたがたが、我が子のように「人工衛星」に情をかけていました。
最後に人工衛星さんが「見た」地球の映像は、少しかすれて、なんとも切ないものでした。人工衛星の、最後の悲鳴。。。
技術者のかたがたの表情も、当時のことを思いだすだけで、なんとなく表情が歪んでいました(涙をこらえているような。。。)
7年の任務の間には、大変な危機もあったはずですが、乗り切れたのは、やはりそういう暖かな愛情と使命感があったから。。。
原発君には、そういう雰囲気の人が、現れてこない、というか映像にもネットにも出てこない。
こんなにたくさんの人が恩恵を受けている技術なのだから、発電所のことをもっと愛しく思っている人がいてもいいはず、なのに。。。
推進派の人でさえ、そういう人に出会ったことがない。
後ろ暗い科学技術。。。
突然話が飛びますが、江原啓之さんや美輪明宏さんが、よく、「正負の法則」ということをテレビで言われていました。
明るい物事の一面には暗い部分があり、暗い物事の一面にも、明るい部分があり。。。
ぎらんぎらんに明るい都市生活の暗い部分を支えていたのは、原発、です。。。
物事は、どこかで、バランスをとりますから。。。
日本人は、もともと、暗い面と明るい面のバランスをとるのが、非常に上手だったはず、なのです。
陰陽道が古い時代から入り込んでいるので、物ごとの「陰と陽」(プラスとマイナス、まさに正負)というものを上手く用いて、両方がバランスしないと、ものごとが上手くいかない、ということが文化・生活の底辺まで、徹底して入り込んでいたのです。
例えば、日本人は、「完璧な左右対称」を嫌います。。。
神社の狛犬などいい例(片方は口を閉じ、片方は開いている、いわゆる「阿吽」の形)です。わざと同じ形にしないで、「はずす」のです。
これは、日本の美術、神道や仏教の儀式からちょっとした調度品など、見ていると、おもしろいですよ〜。
「諸行無常」(永遠に持続するものは、ない)ということなど、江戸時代までは一般の人たちも、よくよく知っていたことでした。
原発、つくったからには、いつか、壊れるものです。。。
形あるもの、必ず、失われる日が来ます。。。
エネルギーを使うにしても「ほどほど」にしたいです。
心から感謝できるエネルギーを、使命感と愛情を持って働く人たちがつくってくださってわたしたちが感謝しながら有り難く使わせていただく、という世の中になるといいですね。。。
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