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2011年3月20日 (日)

祈りを込めて越殿楽を(3)

こんなときに、奏楽!?
というご感想もあるかと思いますが、震源地、そして福島原発に近ければ近いほど、日常のストレスは濃いです。

わたしが今いるところでも、毎日のように余震が続き、昨晩などはどーんという音とともに、かなり大きな揺れがありました。

原発の状況はなかなか好転しません。

でも、だからといって状況に飲まれてしまっては、今後のことも考えられない。

こんなときだから、人とのつながりを感じたい。

無力感に襲われる前に何かしたい。

せっかく雅楽を奏でることができるのだから、こんな状況下でも楽器によって何か、役に立てることがしたい。皆で、気持ちだけでも合奏を行うというのは、お互いに支え合うことになるのではないか。。。

そんな気持ちがあります。

たくさんの人が参加してくださると、とても嬉しいです。

本日も、6時から。

管だけでなく打物でも絃でも。また平和な気持ちで合奏ができる日を願って。

どうぞよろしくお願いいたします。


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コメント

  心を静めて五行ほど

 今日は、申し上げていた通りに、午後六時からの奏楽が出来ました。

 気がつくと唱歌が少し転んで、ペースが上がってしまっていました。皆さんの演奏に合わせられたかどうか分かりません。

 初めて鉦鼓で本番に出たときのことを思いだしました。「無我夢中だったんだ」と、今、改めてそのときの自分が思われました/

投稿: 鉦鼓 | 2011年3月20日 (日) 21:38

鉦鼓さま、

ありがとうございます。わたしも今日は五行、吹きました。吹き始めると、すーっと落ち着いていくんですね。

家族も「お父さん、テレビ消して!」なんて母が気をつかってくれたりしています。元々は家での練習は嫌がる家族だったのですが、、、ありがたいです。

>初めて鉦鼓で本番に出たときのことを思いだしました。

<鉦鼓、最前列なので、緊張しますよね。
客席が近いと、なお。。。
昔、鉦鼓をとても繊細に打てる人がいて、感動したことがあります。

わたしも外出先などでは、唱歌を念じるだけの日、も出てくるかもしれません。でも、気持ちはしっかり持って、続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 伊藤えり | 2011年3月20日 (日) 22:38

私も6時から奏楽させていただきました。
演奏会に先立って越殿樂を独奏される某先生の音をイメージしたつもりですが・・・。

この度のことは、名古屋にいる私ですら、いろいろと考えてしまいますから、東北・関東地域の皆さまのお気持ちはいかばかりかと思います。

こうした呼びかけをしていただいてとても感謝しております。

投稿: 御礼堂 | 2011年3月20日 (日) 22:58

御礼堂さま、

ありがとうございます。
被災地との距離によって、今回の震災への感じ方に温度差があるのは、当然です。。。

関東のかたがたは、やはり混乱のなかでの生活が大変で、「奏楽なんて、、、」というかたもいらっしゃいます。
これは仕方がないことです。
また、混乱しているから、奏楽に参加させていただくことで落ち着きます、といってくださるかたも。。。

震災地から遠い人たちのご協力はすごく嬉しいです。

遠方から涼やかな音が飛んでくるような気がします。

今後もどうかよろしくお願いいたします。。。

投稿: 伊藤えり | 2011年3月21日 (月) 12:19

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