祈りを込めて越殿楽を(3)
こんなときに、奏楽!?
というご感想もあるかと思いますが、震源地、そして福島原発に近ければ近いほど、日常のストレスは濃いです。
わたしが今いるところでも、毎日のように余震が続き、昨晩などはどーんという音とともに、かなり大きな揺れがありました。
原発の状況はなかなか好転しません。
でも、だからといって状況に飲まれてしまっては、今後のことも考えられない。
こんなときだから、人とのつながりを感じたい。
無力感に襲われる前に何かしたい。
せっかく雅楽を奏でることができるのだから、こんな状況下でも楽器によって何か、役に立てることがしたい。皆で、気持ちだけでも合奏を行うというのは、お互いに支え合うことになるのではないか。。。
そんな気持ちがあります。
たくさんの人が参加してくださると、とても嬉しいです。
本日も、6時から。
管だけでなく打物でも絃でも。また平和な気持ちで合奏ができる日を願って。
どうぞよろしくお願いいたします。
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コメント
心を静めて五行ほど
今日は、申し上げていた通りに、午後六時からの奏楽が出来ました。
気がつくと唱歌が少し転んで、ペースが上がってしまっていました。皆さんの演奏に合わせられたかどうか分かりません。
初めて鉦鼓で本番に出たときのことを思いだしました。「無我夢中だったんだ」と、今、改めてそのときの自分が思われました/
投稿: 鉦鼓 | 2011年3月20日 (日) 21:38
鉦鼓さま、
ありがとうございます。わたしも今日は五行、吹きました。吹き始めると、すーっと落ち着いていくんですね。
家族も「お父さん、テレビ消して!」なんて母が気をつかってくれたりしています。元々は家での練習は嫌がる家族だったのですが、、、ありがたいです。
>初めて鉦鼓で本番に出たときのことを思いだしました。
<鉦鼓、最前列なので、緊張しますよね。
客席が近いと、なお。。。
昔、鉦鼓をとても繊細に打てる人がいて、感動したことがあります。
わたしも外出先などでは、唱歌を念じるだけの日、も出てくるかもしれません。でも、気持ちはしっかり持って、続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: 伊藤えり | 2011年3月20日 (日) 22:38
私も6時から奏楽させていただきました。
演奏会に先立って越殿樂を独奏される某先生の音をイメージしたつもりですが・・・。
この度のことは、名古屋にいる私ですら、いろいろと考えてしまいますから、東北・関東地域の皆さまのお気持ちはいかばかりかと思います。
こうした呼びかけをしていただいてとても感謝しております。
投稿: 御礼堂 | 2011年3月20日 (日) 22:58
御礼堂さま、
ありがとうございます。
被災地との距離によって、今回の震災への感じ方に温度差があるのは、当然です。。。
関東のかたがたは、やはり混乱のなかでの生活が大変で、「奏楽なんて、、、」というかたもいらっしゃいます。
これは仕方がないことです。
また、混乱しているから、奏楽に参加させていただくことで落ち着きます、といってくださるかたも。。。
震災地から遠い人たちのご協力はすごく嬉しいです。
遠方から涼やかな音が飛んでくるような気がします。
今後もどうかよろしくお願いいたします。。。
投稿: 伊藤えり | 2011年3月21日 (月) 12:19