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2011年3月25日 (金)

椿の記事

昨日の椿の写真にちなんで。

白洲正子さんの文章から(武相荘だより ~白洲邸 折々の記~ 2011年3月25日 第113号からの転記です)。

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それは平安・鎌倉を通じて、形を変えて生きつづけた。

古い物語などには、「卯杖の行事」というものが出て来るが、これは正月卯の日に、椿で作った杖で邪気を払った(はじめは中国の習慣だったらしいが)ので、景行天皇の故事に学んだことは疑えない。

襲(かさね)の衣(きぬ)に「椿」と名づける色目もあった。

表蘇芳、裏紅の華やかな色彩で、冬の季節に用いたという。

むろん織りものにも使われた。

そういうものを身体につけることにより、身の健康を祈ったのである。

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襲(かさね)の色目(いろめ)は、平安時代の貴族のかたがたの装束の「ルール」みたいなものです。今でいう「ドレスコード」の、もっと細やかで、もっと繊細なもの、とでもいえばいいのか。

季節感やそれぞれの身分、年齢によって、装束の色の重ね方・配色が決められています。
その、細かいルールのなかで、「遊ぶ」「おしゃれをする」のですから、高度なセンスが要求されていたと思います。

「椿」の色目は、やや重たい赤系統の配色となると思います。
やや年配のかたが召されたのでしょうか。


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