来年度の手帳を買いました。
丸善で来年度の手帳を買いました。
今はかなり大きなスケジュール帳を使っています。このところメモ帳などでもよく見かけるRollbahanというところの、クロッキー帳にも似たラフなもの。
クリアポケットなどもついていて、マンスリーのスケジュール部分も大きくて書き込みやすかったのですが、、、今年は出ていない×××
毎年、手帳では悩みます。これぞ!というものに出会っても、定番にならなくて、また新しいタイプのものを探しまわったり。
デザインが気にいっても機能的にちょっと。。。とか、あとわたしはウィークリーベースのページ、使うときと使わないときがあるため、もったいないんですよね。
そのページの分を毎年捨てるのももったいなく。。。
逆に機能的にすばらしい!のに、デザインが、これでは〜(ノ_-。) というものも。
マックPCを持ち歩くようになって、メールソフトに付属しているスケジュール管理ツールもまめに更新しています。。。こちらだけにしようかとも思いましたが、やはり、「手作業」で書き込むこと、わたしにとっては、大事です。
さんざん迷った末に、ざっくりした、裁ちっぱなしの黒い革をゴムで止める、国産メーカーの手帳が気になって、購入しました。
リフィルも種類があります。
「旅」をイメージした手帳で、2011 Trip Traveler's notebookというステッカー付き。
デザインがよいのでとりあえず貼ってみたりして。。。
去年から今年の念頭にかけて、今年は「古典ともう一度、向き合う年」になる、と思っていましたが、だいたい、そのようになりました。
昨年はCDの製作や販売、という初めての経験、映像とのコラボを含めた作曲やアレンジなど、新しい体験に注力した年であり、多くのかたから、たくさんのエネルギーをいただきました。
その体験から、古典(というよりは、古典を取り巻く状況)を見直してみると、たくさんのことがわかります。
自分が自分に仕掛けていた「からくり」のようなものが見えてきました。
わざわざ、自分に手かせ足かせをかませていた部分。
ごめんね、自分!これでは辛いよね。。。という部分。
また、ああ、これでは足らないよね、まだまだだよね、という部分も。
実は今年は一度、何年ぶりかで多忠輝先生に個人指導をお願いしました。
これはとりあえず唱歌だけ、短いお稽古でしたが、、、うーん、今の自分の問題点が的確にわかり、新たに精進せねば、と感じました。
やはり多先生のご指導はとても貴重で、有難く思います。
あと、これは内緒。。。だったのですが(笑)、実は篳篥を少しずつ、始めています。
40の手習いで、笑ってしまうぐらい進歩していませんが。
リードのせいもある(と、信じたい、、、)のですが、まだまだ1曲、吹き通せません(笑)。
往年の大名人、東儀博先生のお弟子さんだった人に教えていただいていますが、最も古いタイプの演奏と唱歌を明らかに受け継いでおられる人なので、非常に興味深いです。
今、こういったタイプの演奏は、廃れつつある、、、という、うっすらとした危惧感も感じつつ、雅楽の根底に潜む「繊細さ」と「複雑さ」に触れています。
例えば、これはチューナーでいうと「数ヘルツ」という微小な音程差より、さらに狭い音程で動いているのでは、と感じられる部分です。
わたしは耳はよいほうだと思いますが、ここまで狭い音程を使い分けていたとは。。。
ああ、そういえば博先生は、「紙一枚、高く(あるいは低く)」などと、よく表現されていたな。
「紙一枚の差」だけれども、それが「雲泥の差」。
おもしろいことに、こういったタイプの篳篥には、多先生に常日頃ご指導いただいていることがぴたりと、はまるのです。。。
これは衝撃でした。
目から何枚も、うろこが落ちました(笑)。
あっ、そうか、そういうことだったんだ。。。と。。
希有な体験をしていると思います。。
手帳の話、から、あれあれ、どこへ脱線したのか(笑)。
来年は、こういった経験をベースに、また新たな創作の道に戻ると思います。
自分の「エゴ」(手かせ、足かせ)の部分を震い捨てながら。。。
どちらか一方に集中しようか、と昨年は思い詰めてしまったりもしたのですが、やはりわたしは双方を同時に体験していたほうが良さそう、、、と確認をした1年でした。
来年からのキーワードは、Traveler ...になるのか。。。
それが現実の旅行になるのか、inner tripとしてのtravelになるのか、わかりませんが。
なんとなく、わくわくします♪
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