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2010年8月31日 (火)

日本の医療

祖母の病院(転院先)探しで、結構苦労しております。。。

日本の医療って、、、こんなことになっているなんて、知りませんでした。

医療関係に詳しいかたに伺ったのですが、、、
今の病院のシステムでは、治療することができない、病院側で手の施しようがない病気の場合は、、、

大体3週間から3ヵ月で病院を出されてしまうのだそうです。。。

病院の収入を計算するのは、複雑な「点数」によるのですが、3週間経って、病院側で積極的に治療することがなくなると、その「点数」が下がる計算になるそうです。

痛みがあっても、苦しみがあっても、歩けなくても。

病院には、いられない。。。

「じゃあ、生まれつき難病を抱えているとか、動けない人たちはどうなるの?」と聞いてみたところ、「国が認定している難病だと、逆に、国から補助が降りるんだ。点数も高くなるから、病院側にとっては、ありがたい患者さんになるんだ」

ありがたい患者さん・・・って・・・ありがたくない患者さんもいると・・・それは要するに「点数」で決まる・・・

「ある意味、治療できない患者さんがベッドをふさいでいるのは、病院側にとっても、入院したくてもできない人にとっても困るんだよね。だから、仕方のないシステムだと思うけど」
「それに、病院だって経営が大事だから」

それはそうですが、、、でも、それは人を主体としていない、システムのほうの問題では。

例えば、税金が高額な代わりに、医療が無料だったり、あるいは格安で受けられる国だって、この世に存在するのです。。。

日本は、何に価値観をおいて、国を築いてきたか、、、ということですね。
医療や農業や教育や芸術、日本では確実に「後回し」になっていますよね?

人間が「生きる基本として必要なもの」が、どうして、一番後回しになっているのでしょう?


「病を抱えて」いる人たちを最後までケアすることも(痛みを和らげる、苦痛なく日常を過ごせる)、病院の重要な役目、だったのでは。。。

良心的な医療を行っている病院もたくさんあり、すばらしいお医者様もいらっしゃるのだから、、、そういった力を活かせるシステムも必要だと思います。

それにしても、、、祖母の転院先が、早く決まるといいなあ・・・
よさそうなところは「待ち」が長かったりと、なかなか決まりません。。。


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