蛮絵装束(1)
かなり昔の写真、大変お恥ずかしいのですが
今回の文月会「白濱(ほうひん)」でつける、「蛮絵装束」という装束です。
その装束の着付けの最中の写真です。
ぴんと張りのある絹。すずしげな紗の装束は、つけていただくのがとても楽しみですが、、、
つけるほうも、つけられるほうも、大変!
特に、わたしは小柄(身長150センチ強)なので、このような状況になります。
装束師さんに足をかけられて、帯を締め上げられたこともあります
それぐらいしないと、舞っている最中に帯がするりと落ちてしまう可能性がありますから。
今は、大槻装束のかたもおひとりでつけてくださいます。
襲装束(管方)は、まず、息ができれば、普通に着付けていただいても大丈夫ですが、舞装束の場合は、舞台で動けないといけません。
着付けていただく側も、おそらく、着付けてくださる側も、慣れるまで苦労していました。
そういったことからも、本当に、雅楽はこれまで「男社会」だったことを感じます。
大槻さんは、本当に有難いです。。。
銀帯などの締め方もちょうどいい感じで締めてくださいます。
学生時代から、着付けていただいているので、大槻さんがいらっしゃるだけで、安心できます。
装束は基本的にワンサイズです。
大柄な男性が着ると格好がいいようにできているので、何かと苦労します。
そろそろ、雅楽の愛好家も増えてきたので、女性でも着付けやすいサイズの装束が出来てもいいのでは、と思います。。。
さて、今年はその蛮絵装束を着けて舞います。
四人舞、平舞。
文月会温習会
平成22年 7月24日(土)
赤坂区民センター内 区民ホール
(最寄駅 赤坂見附駅、青山一丁目駅)
2時半開演
入場無料
○管絃
盤渉調音取
輪臺
竹林楽
○舞楽
陵王
白濱
古典の雅楽を生でご鑑賞になりたいかたは、この機会に是非、ご来場いただければ、と思います。発表会ですが、先生方にもご参加いただいている会です。
入場は無料ですので、当日会場にご来場いただければ、どなたでもご鑑賞いただけます。
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