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2010年6月 6日 (日)

調律2 小さなコツ

調律に関してはいろいろ、やり方があります。人によっては正反対のことを教えてくださることもありますが、長年、調律をしていて、その理由がわかってくることも、多々ありますので、どうかご自分でやりやすい方法を作り上げていってください。

わたしはたくさんの人に調律のご指導を受けました。ここに少しずつ、調律のことを記していこうと思ったのは、笙という楽器のコンディションが少しでも向上することを願っているからです。「これは絶対に守らなければいけない」、という部分と、場合によって、方法を変えなければいけない部分とがあります。それを見分けることも、大事です。

調律の前に、よく手を洗うこと、だね。

と、元・首席楽長の岩波滋先生がおっしゃってくださったことがあります。

わたしが20代のときに、調律が上手になるには、どうしたらよろしいのでしょうか・・・?と伺ったとき(・・・まったく、なんて、漠然とした質問!)、答えてくださったお言葉です。

伺ったときは、あまりにも単純なことで、一瞬拍子抜けしました。
でも、実は、とても大事なことのうちのひとつ、です。
わずかな油分でも、笙の青石に混じると、定着を損ね、剥落の原因になることもあります。
最近は女性だけではなく、男性もハンドクリームを使うかたが増えているようですが、要注意。

これは調律だけでなく、普段の楽器の奏楽のときにも、お気をつけください。
クリームでべたべたになっている楽器を見かけることがあります。化粧品や混ぜ物の多い匂い袋を含め、ケミカルなものは、楽器にあまりよくありません。
どうかお気をつけください。

青石の器には、必ず、ふたをしなさい、

とは、故・多忠麿先生のご指示。

こういったことは、小さなコツのようですが、大事なコツです。

すべてのことに通じますが、こういったコツがの集積が、やがて何千にも何万にもなり、ひとつの仕事の良し悪しを左右していくように思います。


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