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2010年6月29日 (火)

鍼治療

今日は長島鍼灸院に行ってきました。

長島先生には、かれこれもう10年以上もお世話になっています。

鍼やら指圧やら気功やらいろいろな治療を試した末にようやく出会った先生です。

「接触鍼」という、非常に珍しい治療法ですが、この10年、効果の大きさを実感しています。普通に刺す鍼よりも、ずっと効果が高いです。

手足のツボ数ヶ所だけで、鈍っていた胃腸が「きゅーん」と動き出したり、こわばっていた筋肉のひとつが「かくーん」とゆるんで楽になったり。。。

その間、わずか数十秒。。。

不思議です!

ただ、患者さんとの相性があるそうで(・・・これは西洋医学の普通のお医者様もそうですよね)、治療効果が上がらない人は、はじめからお断りすることもあるそうです。。。

ですので、万人にはおススメできないのですが。。。

わたしは現在のところ、長期に渡って胃腸に風邪菌が入っているそうです。

胃腸が重苦しかったのですが、確かに治療後は軽くなっています。。。

やはり不思議です!!!

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2010年6月28日 (月)

youtube 「ほたる」をアップしました。

2009年11月14日「伊藤えり雅楽コンサート 手賀沼を渡る一陣の風」から「ほたる」です。

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CD「祈りの海へ・・・」では、笙のみの演奏でしたが、こちらではピアノありのヴァージョンということで、高橋さんに入っていただきました。

これも、ほぼ2、3日前のリハでの打ち合わせで構成とイメージのみお伝えして、あとは当日インプロ(即興)でした。行きたい方向に行ってくださるのは、さすが高橋さん。

中村華子さんも、打ち合わせでの指示通りにあわせてくださって、感謝!です。

コンサート背景の映像(youtube 内の映像も)はうちの父の写真。

それにしても、、、ブログに載せると、なぜか、映像の右端がきれてしまうので、しっかりご覧になりたいかたは、まずyoutube内に入り、「検索」欄で「伊藤えり 笙」などのワードで検索をかけてみてください。現在、3画像がヒットするはず、です。

原因がわかったら、修正いたします。。。ご迷惑をおかけいたしますが・・・

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映像がご覧になれないかた

youtube映像がご覧になれないかたは、、、その方面詳しくないのですが、原因のひとつに、インターネットのセキュリティが「高」に設定されている場合が考えられます。

エクスプローラーの場合でしたら、ネットを立ち上げ、ツールバーの「ツール(T)」をクリックして、「インターネットオプション」をクリック。「セキュリティ」のタグをクリックしてセキュリティーのレバーを「中」に下げる・・・

と、ご覧になれるかもしれません。。。(無責任ですみませんが、ウィンドウズのバージョンによっても、多少、画面が違うとおもうので・・・)。

お持ちのPCのサポートセンターなどでも教えてくれると思います。

一番いいのは、その方面に明るい知人に聞くことです(^-^;(^-^;(^-^;

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2010年6月27日 (日)

髪の毛・・・

うーん、三年ぶりの蛮絵装束?

去年は襲(かさね)装束で仁和楽、あと高麗神社さんで延喜楽、その前が文月会で、やはり襲で延喜楽、その前が鶴岡八幡宮さんで林歌・・・

ずっと鳥兜(とりかぶと)か別兜(べつのかぶと)でしたから。

老懸(おいかけ)に巻纓(けんえい)は久しぶりです。

髪型は悩みの種です。

どうしましょう。。。

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来月は、朗読とのコラボです。

茅ヶ崎市のお茶室での朗読の会で、笙を演奏します。

今日は初のお打ち合わせ。

野崎さんはしっかりすっきりした、素敵な女性。
そして朗読を始めたとたんに、雰囲気ががらりと変わります。

ちょっと、またインスピレーションがふるふるふるふる降ってきて・・・

詳細が決まりましたらアップしますね~。

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新着情報・短編映画に音楽をつけました(上映会のお知らせ)。

http://www.ncws.co.jp/support/mh10cb27.html

昨年、ニューシネマワークショップに通っていらっしゃる、森麻紀さんというかたの短編作品に笙で音楽をつけました。
映画のタイトルは「HAGOROMO」。
14分ほどの短編で、テーマは「宮本武蔵」。

昨年演奏しました、「去年を待ちながら」(越殿楽の笙の和音から発展させた曲)のベースとなった、笙の和音も使っています。

Hgrm

笙を吹く天女に囚われた武蔵の運命は???
そして「光を切る」、とは??? 

わたしの「笙」(楽器)も「出演」しています。

天女さんが吹いている、という設定になっていて、煤竹の笙を構えていただきました。
白竹、、、とも思い、一応撮影時には二管持っていったのですが、やはり「楽器オーラ、笙オーラ」がたっぷり出ている八幡さんの笙のほうが、写真映りもよろしく・・・(^-^;

7/17(土)と7/22(木)の19:00~で新宿のK’s cinemaで上映されます。

イベント名:第10回MOVIE-HIGH
劇場:新宿 K’s cinema
※「HAGOROMO」はベーシック②プログラムでの上映とな
ります。

詳細は上記NCWのHPまで。

よろしくお願いいたします。

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映像雑感・・・

youtube動画編集を続けていますが、また異ジャンルのかたのお話を伺っていると、おもしろいんですよね~。スタジオアロハの小川さんは、3Dの映像を作るお仕事もなさっているのですが、ハリウッド映像の3D製作の話とか。。。

「人間」の形の映像を作って動かすには、ちゃんと「骨」も作るんですね・・・洋服を着ていても(当たり前?)。

音も映像もそうですが、デジタルな世界にも職人芸的なところがあります。
なんでも可能な世界ですが、そのなかで、「何をつくりたいか」、方向性や編集方針を持つことが、とても大切だな・・・と思っています。

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2010年6月26日 (土)

次回のyoutube映像、「ほたる」をアップロード予定・・・

来週の頭には、CD「祈りの海へ・・・」にも収録しました「ほたる」をロングバージョンで、しかも、高橋全さんの叙情的なピアノ入りversionで、お届けできる予定です。

当日は「緑の章」で演奏しました。
エメラルドグリーンの、うちの父の風景写真に載せて、お届けしたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。。。

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もう1画面、youtubeに載せました。

2009年11月14日 アミュゼ柏での「伊藤えり雅楽コンサート 手賀沼を渡る一陣の風」(写真映像とのコラボレーション)から、迦陵頻急。

このときのコンサートは全体を5つの色の章、すなわち、「赤の章」「緑の章」「青の章」「紫の章」「白の章」から構成し、それぞれに映像と、イメージで曲を当てはめ、さらに装束や雅楽の説明を加えました。

このときは、時間がかなり押す”予定”でしたので(^-^; 、舞楽吹きですが、出だしから好調なテンポで吹いています。

「迦陵頻」(かりょうびん)は、わたしのCD「祈りの海へ・・・」のジャケットで、わたしがイメージとして着用している装束がありますね。

あの装束をつけて舞う、童舞の曲名でもあります(解説は、youtube 映像下の欄をクリックしてください。英文の下に日本文を入れてあります)。

今日、3時間ほど、ご近所の「スタジオ・アロハ」さんでご指導をいただきながら、映像の編集を入れてみました。
どうぞお楽しみください。。。
(写真はうちの父の写真を使用、主に当日のコンサートでも使ったものです)。

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2010年6月25日 (金)

楽のノリ・・・

昨日の練習では、楽のテンポが重たかった。。。舞は、わたし個人は早すぎるよりは、重いほうがいいと思っていますが。。。

後半、もっとあがってくれないと(・・・と、人のことをいえる自分ではありません。。。その前にもっと自分が練習しないと(^-^;(^-^;(^-^;)。

20年以上前の頃の、楽部の演奏は加拍子以降のノリがとても軽快で、メリハリがありました。

今、昔の録音をかけて舞おうとすると、加(くわえ)以降、ついていくのが大変だったりします。急激にテンポがあがりますから。

管絃もそうですね。
昔は、あがってくると、一気に勢いがついて、わーっとあがって終わりました。
ときどき、楽部でも、わーっとテンポがあがり過ぎてしまうこともあり、それは誰にも止められず、、、スリリングでしたが・・・(^-^; 

でもそういう落差あってこその生演奏。
ああいう、生き生きとした一丸になってのノリは、とてもおもしろいと思います。

今は、演奏も、テンポもかなり均一になってきた感があります。
ちょっとおとなしめ、、、、かな。

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2010年6月24日 (木)

土曜日に、

また映像編集のためにスタジオを予約しました。

まだ、1曲しかアップしていませんが、続けて別の曲などもアップしたいと思います。

次のCDを期待しています・・・

と、おっしゃってくださるかたもたくさんいらして(ありがとうございます!)、諸事がんばっております。。。

こうして聴いていると、この曲だけでも3パターンぐらい、笙のパートの音が思い浮かびます(基本、インプロビゼーション、即興で演奏している人です)。次のCDに入れられたら、素敵です

どうなるか、わかりませんが、また、ある日突然・・・(^-^; わーっと作り出しそうな気が。。。

日々、準備ですね。。。

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白濱 雅楽・文月会温習会

舞を習っている、文月会の温習会。文月会というだけあって、7月に行われます。

今晩は管との練習があり、赤坂まで行ってきました。

白濱は舞台で舞わせていただくのは、2回目です。
「白濱の手」という舞の手があります。ぐっとひざを曲げて、その場で飛び上がる手ですが、右舞って、どうして、こういう「変てこな」手が多いのでしょう・・・(^-^;

左舞は、完全に「わたしがヒーロー!!(ヒロイン?)」みたいに格好のよい手が多いのですが。。。

蘇利古なども、なんとなく呪術めいた雰囲気もあって、右舞は本当に不思議です。

ですが、薄い水色の蛮絵装束、すばらしくきれいですよね。。。曲も、白濱には「序吹き」がついて、通常の高麗楽とはまた緊張感が違います。

舞の舞台はお仕事、発表会あわせて9割がた、一臈を務めさせていただいてきました。
今回、生まれて初めての二臈!!

実はかなりスリリングです。
立ち位置が普段と違うと、やることもかなり違ってきます。特に今回は、入れ違い(1、3臈と2、4臈で逆方向に動く)がありますから。。。前回は、一臈でしたし。。。

今日は、だいぶ中央に寄っちゃったな。。。

文月会第14回温習会
7月24日 (土)
午後2時半開演入場無料(2時開場です)
赤坂区民センター3階 区民ホール

最寄り駅・赤坂見附駅、青山一丁目駅

<演目>
管絃・盤渉調音取 
                  輪台、竹林楽
舞楽・蘭陵王
    白濱

拙い演奏と舞ですが、どうぞよろしくお願いいたします!!!

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7月に

朗読の会で笙を吹かせていただけることになりそうです。

朗読といえば、CD「祈りの海へ・・・」以来のコラボとなりそう。

今回は小説の朗読のようです。詳細決まりましたら、アップしますね~。

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2010年6月23日 (水)

煮竹

江戸時代の煮竹で、割れているものって、今日、初めてみた。

五つ節のきれいな楽器。
もちろんぱっと見はわからないように補修されている。音にはとりあえず影響のない部分。

「明治以降の煮竹が特に弱い」とは聞いていたし、昭和の煮竹はもろいものもある。

あれだけしっかりした竹が割れてしまうなんて、、、
でも、竹を「煮る」こと自体、無理があるようにも思える。

ただ、同じ煮竹でも、いい音で鳴っている管も知っているし、製作者の腕前や保管状態や使用頻度にも影響を受けるだろうから、なんともいえない。

とてもきれいに組まれた優雅な姿の管もあり、「プロ仕様」のものも多い。

まだまだ研究の余地あり。

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朝、とべないすずめを見かけたら・・・(4)

まずは拾わないのが大原則ですが・・・

拾ってもしばらくほっておいて親が来るのを待つ、巣に戻す、などが一番ですが・・・

えさは固ゆで卵の黄身。
えっと「共食い」ではなくて卵のたんぱく質はよい栄養源となります。

あとは小松菜(食べられなかったら、茹で卵の黄身と一緒にすり鉢ですってあげる)、バナナも少量なら。

ある程度大きい子なら、ミルワーム。
ただ、ミルワームは与えるときに、ピンセットなどで頭をつぶしてから与えます。
口が強いため、すずめに食べられたあとも、消化器官を食い破るおそれがあるからです。

ミルワームの頭をぱちぱちとピンセットで砕くのは、かなり衝撃です(笑)。

ですが、かわいい子には、勝てません(笑)。
最初のころは、コワくて泣いていましたが、スズメが喜ぶので、そのうち「はーい、ご飯よ~♪」とか言いながらピンセットでぱちんぱちんと、手際よく頭を砕いていました。
「母は恐し(笑)」。

ミルワームですか?
うじ虫といも虫の中間みたいな、気味悪い幼虫ですよ(笑)。
ごめんなさい、ミルちゃん。
でもありがとう、すずめちゃんの栄養になってくれて。

すずめのえさとしては、パンは厳禁ですよ~。
ご飯も。

また、食べ物以外にも、睡眠や保温、放鳥するときまでに覚えさせなければならないこと、たくさんあります。

鳥を育てたことがない人は、成鳥になるまで保護を続けるのは、まず無理です。
できる限り、鳥専門の獣医さんのところにつれていきましょう。

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ウェブって・・・

記事がどんどんどんどん、流れていってしまいますなあ・・・( ´・ω・`)

調律のこととか、ちょっとしたエッセイを書いてもどんどん。。。

「カテゴリー」でタイトルをしっかり分けて、残しておけばいいのですが、カテゴリー自体がどんどん煩雑になってきているし・・・

・・・と今年の初めに悩んで、HPを作ろうというお話もあったのですが、製作者のかたから「伊藤さんの場合は、ブログで進めたほうがいいかも」と言われて、ブログを続けています。

CDのウェブページなども少し整理整頓していくかもしれません。。。

そのうち本などにまとめて出せたらいいのですが。。。

でも、まずはyoutube編集に注力します。。。

こちらに一画面だけ、アップしましたが、あと1画面、かなり凝った編集もいれて、迦陵頻急も製作途中です。

やはり週末になりそうですが。。。よろしくどうぞ。。。

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2010年6月22日 (火)

朝、飛べない子すずめを見かけたら・・・・(3)

このところ、朝歩いていると、子すずめが鈴なり・・・

元気に「お腹すいた、ご飯!」と、騒いでいるのを見かけます。

もうあっちでも、こっちでも。。。
「ぎゃっ、ぎゃっ」というか「ぎゅっ、ぎゅっ」という鳴き声が特徴。
いっとき「すずめの母」をしていたわたしには、これはもう、「ご飯!」という声にしか聞こえません。

「刷り込み」行動といいますが、逆に「刷り込まれた」感じです

こすずめチームは、小首をかしげて、口をあーん、とあけ、羽をひろげて、ふるふるっとさせるのです。かわいい 

これをやられると人間はひとたまりもありません。ついついえさをあげたくなります。

知っている人たちの間では「えさくれ攻撃」と言われています(笑)。かわいい攻撃。。。

母すずめは、「黄色いくちばし」を見ると、本能的にえさをあげるようになっているのだとか。声や姿に反応している訳ではないそうです。

ところで、この時期、どうしても「拾って」しまうかたがいらっしゃると思うんですよね。。。うっかり。。。「誤認救護」とか、言われていますが、飛べない「ちび」すずめが地面でぼーっとしていると、つい。。。

拾われたかたは、
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/6495/index.html

こちらの情報でしたら、信頼できるかと思います。

保護して1日2日でしたら、親元に帰せる可能性も。
パンは絶対えさとして与えないで。

体温が冷えていたら保温を急いで(鳥は人間より体温が高いです)。

知識のないかたには飼うのはまず無理、です。できるだけ早く親元に返すか、鳥専門の獣医さんにつれていきましょう。

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たくさんの音が

発した音が

また新たなインスピレーションを引っ張ってくる

たくさんの物語を連れてくる

重層的な別の次元から

過去からも未来からも

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2010年6月19日 (土)

youtube映像、もう少しお待ちを。。。

うちのPCではまったくデータが読み込めないこともあって、近所のスタジオで映像の編集を教えていただきながら、昨年のコンサートの模様を編集しています。

凝ったことができそうなので、ついつい遊んでしまいますが。。。

でもやりすぎもいけないと思い、構想を練ってからアップしたいと思います。

それにしても。。。

古典曲の映像のシーンはまったく動きがなく、スタジオのかたもびっくり。
いろいろなコンサート映像の撮影もされているかたなのですが・・・
4分ほど映像を送っても、まったく動きがないって、どうよ。。。(^-^;
古典の演奏スタイルとしては、まったく理想的なことですが。。。

ですが、youtubeの場合、いろいろな人がご覧になるので、多少は飽きさせない工夫があったほうが、親切です。。。
今、コンサートで使用した、父の風景写真をはめ込んでいます。。。

来週もおそらく、何画像かアップできると思いますので、ときどきチェックしてみてください!

ちなみに、古典以外の曲では、比較的からだを使って吹いています。

https://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-ede5.html

そのほうが表現しやすく、呼吸も取りやすいので。
いち呼吸、いち音の長さが古典に比べてまちまち、ですから。。。
ただ、今後、また変わるかもしれません。

古典を吹かれるときは、皆様、どうか真似をしないようにしましょう。。。

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2010年6月17日 (木)

からだの、クセ

わたしは、自分のからだのくせを自覚しています。

それを「矯正」することばかり考えていましたが、

それを活かして、使うことも可能だということがわかってきました。。。

欠点も活用すれば長所になります。

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2010年6月16日 (水)

神社さんお寺さんを応援しましょう!

パワースポットブームですが・・・

でも、「遠くの聖地より、近くの神社さんお寺さん」?

何か特別な神秘体験とか、ご利益を期待して、聖地詣でをするよりは、近くの神社さんやお寺さんをお参りされてみてはいかがでしょう。

江原啓之さんも何かで書いておられましたが、大きな有名神社さんは別として、小さな神社さんは、運営していかれるのが大変です。今後つぶれてしまうところも多いのでは、と懸念されます。

お寺さんもそうです。

6月は夏越の祓もありますし、お寺さんも最近はいろいろなイベントを行うところや心の相談所を設けるところも増えてきました。

神社さんやお寺さんは、境内やお庭を大切に守られているところも多く、維持が大変です。「神様仏様商売」と思われるかもしれませんが、守っている人たちは霞を食べているわけではありませんから。。。

特別な意味をこめて聖地に伺うのも大事ですが、まずは身近なパワースポットから。

神さま仏さまを応援しましょう!!!

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好み

いろいろなジャンルの音楽を聴きますが、「好き」「嫌い」はかなりはっきりわかれます。

今はまっているのはRadiohead のKid Aです。
不定形な自画像・・・という感じの音ですね。

自分でも何がいいのか、さっぱりわかりませんが(笑)。

なのにまた聴いている、、、不思議な音楽と声です。

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2010年6月15日 (火)

国立劇場 散吟打毬楽 (2)

コンサート、演奏会評はあまり書かないようにしようと思っているのですが、今回は本当に、すばらしくて感動したので。。。

芝先生の復曲は、自在に雅楽の「語法」を使い分けながら、声明との兼ね合いも練られていて、「是非、もう一度、聴いてみたい」と思わせるものでした。復曲って・・・実は、わたしは1度聴いたら、(もういいかな)と思うことも多く(^-^;

好みの問題、理解度の問題?もあるかもしれません。
「学術的」には貴重でおもしろいとしても、「音楽的」な楽しさがないと、、、という人間です(^-^;

今回は、

楽と声明の掛け合いのようなものがとても緻密に組まれていて、「雲の上を漂っていて、ふっと雲が途切れ、海面が見え、また雲が延々と続いていく・・・」ような気がしました。

打ち物。
これがまたすばらしかった。
太鼓は1部と2部で、打つ雰囲気を変えていらっしゃったように思います。これも、もう本当に、ベテランにしかできないこと、です。

鞨鼓も鉦鼓も、全体の構成(1曲の構成、1部、2部の構成、そして全体の構成)を活かしながら、決して合奏全体を統率しようという強引さを出さずに、自然に自然にリードしていくような流れで、ほっとしました。ほどよい緊張感を保ちながら。。。

全体の安定感は、それぞれの奏者の力量の高さ、経験の深さによるものですが、笙の安定感。。。これがとても大きかったのでは、と思います。

笙は、「陰の立役者」のようになるのが、一番すばらしいと思っていますが、今回はそのような雰囲気の笙だったと思います。まったくわたしのようなものが書くのおこがましいのですが、久々に、笙らしい笙、本当の笙を聴かせていただけたように感じ、心がとても潤っています。ただ、その笙を活かしたのも、もちろん篳篥、笛あってのこと(笑)。
雅楽のこういった相互作用,有機的な関係性は、本当におもしろいです。

舞台美術。
品がよかったのはもちろんですが、もしかしたら、昨年の東大の修二会などの国立劇場公演でのご経験なども、活かされているのでは・・・?と思ったのは考えすぎでしょうか?
単に「お堂内を再現する」だけでなく、舞台としての有利性も考慮された演出で、仏教的な空間に心を遊ばせることができました。

また、これだけ、ある意味、とても「専門性が高く」「マニアック」な内容の公演をしっかり鑑賞しようという客層も育った、ということでしょう。
よい公演でも、聴く人がいなければ、お話になりません。また、いっとき、客層が落ち着かない時代もあったように思いますが、今回はそういったこともありませんでした(もちろん、いつの時代も、眠ってしまう人・・・はいらっしゃいますけれどね、笑)。

経験豊かな演奏者と、

雅楽の語法が存分に活かされた復曲と

センスのよい舞台美術と

それを「じっくり聴こう」、という観客層。

それぞれがこの時代に入り、成熟してきて、今回の公演が実現したということでしょう。

わたしたちは、雅楽の歴史のなかでも、とても恵まれた時代を、今、体験しているのかもしれません。それは、先代からのたくさんの楽師の先生方、雅楽を愛してこられたかたがたの想いとご尽力、長い長い、伝承の鎖があってのことです。

・・・と、いろいろと書いてきたのは、やはり、国立劇場での散吟打毬楽その他、雅楽・声明公演があまり恵まれていなかった時代も、わたし自身が体験してきたから、かもしれません。。。

昭和41年に国立劇場は開場し、年2回の雅楽公演がスタート。

ところが、ものの三年も経たないうちに、回を追って観客が減少、「大劇場では収益率が18%という最適記録を作ってしまった」そうです(日本音楽叢書『雅楽』より、木戸敏郎さんの序文から)。昨今の、大劇場でさえ、チケットが即日完売してしまうような状況などは、考えられません。

打ち切りの危機。
雅楽のすばらしさを伝える、格好の場を得たかに見えた国立劇場の迷走を、木戸さんは冷静に分析され、苦心の末に、その危機を回避された訳ですが・・・(詳細は上掲の本をどうか、お読みください)。

たくさんの、すばらしい公演に関わっておられた楽師の先生方の苦慮も、いかばかりであったでしょうか。

「雅楽は、一般には、理解されない・・・」。

具体的な「興行」としての数値で、示されてしまったとき、どれだけ落胆されたことでしょう。。。

でも、そういった時代を経験された先生方だからこそ、その後、雅楽の普及に奔走され、正しい伝承と継承に、力を注いでくださったのだと思います。

わたしが国立劇場公演に出演させていただいていたのは、1980年代後半から90年代にかけて。2000年に入ってからは、確か舞楽法会で1回。。。

雅楽公演や舞楽法会、打ち切りにはならなかったのものの、大劇場の入りは7割から多くて8割、でしたでしょうか。

雅楽はまったく知名度が低く、わたし自身も知人を誘うのに、躊躇していました。。。

当時は、国立劇場が現代音楽作品の紹介や実験的な試みに力を入れており、わたしは逆に古典の演奏で出演させていただき、実際に生で両方の演奏を聴きながら、次第に現代作品への疑問を強く感じるようになりました。

わたしにとっては、斬新さと個性を打ち出そうとした現代作品よりも、古典のほうがより、斬新で、力強いものでしたから。
現代作品は、「知的」ではあっても、「何度も、その音を体験したい」という感じでは、なかったのです(少なくともわたしにとっては・・・)。

それなのに、どんなに古典の作品で、名演があったとしても、新聞・音楽専門誌の批評で採り上げられるのは、現代音楽(たとえ、少々、奇怪な作品であっても)。

古いもの、日本の伝統的なものが、あまり省みられなかった時代、でした。
「洋風」な創作の「ソース」がかかっていないと、召し上がっていただけない「玄米」のようなもの、だったのかもしれません。

そして、実際にお客様の側も、雅楽を、どう聴いてよいのか、どう反応したらよいのか、わからなかった時代、でした。
無理もないことです。

これまでほとんどの人が耳にしたことのない音、体験したことのない舞、でしたから。

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さすがに・・・

暑いですね~。 (A;´・ω・)

今日はちょっと炭火は・・・
でも、おこさないと・・・我慢大会です。

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2010年6月13日 (日)

youtube始めました。。。よろしくどうぞ。

大変お待たせしました・・・

youtubeでの映像のアップロードが少し、できるようになりました。

実はわたしのPCでは映像の取り込みがまったくできないのです。
近くに映像を扱ってくださるスタジオができましたので、すこしずつ、ですが、昨年の「伊藤えり 雅楽コンサート 手賀沼を渡る一陣の風」の映像その他、アップしてみたいと思います。

今アップロードし終えた映像は、昨年11月の柏市でのコンサートの映像。
ハープ奏者の佐々木冬彦さんが、ハープと篳篥(大篳篥持ち替え)のために作曲された曲にインプロでのっています。

ほとんど音に動きのない、幻想的な曲。

ハープ:佐々木冬彦
篳篥:中村仁美
龍笛:太田豊
笙:伊藤えり、中村華子

背景の写真は手賀沼の風景。わたしの父が撮影した写真です。

随時、古典曲もアップしますので、どうぞお楽しみに・・・

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プロフィール、作り直さなきゃ。。。

国立劇場の過去の公演を調べていて、散吟打毬楽は1988年に初演?

あれ?

わたしは「プロフィール」には1988年が国立劇場初舞台のように記してしましたが、わたしの国立劇場の初舞台は「右方の抜頭の笙」、でした。

調べなおしてみましたら、それが1987年です。
即、プロフィールを書き直しましたが、惜しいことにわたしはプログラムなど過去の出演記録をかなり処分してしまっています。

一度、きちんと整理しておかねば、と思いました。

それにしても、もう23年も前のこと。。。
気がついたら約4分の1世紀、ですか。
まだまだ、自分は浅い、、、と思います。
笙に関しては、そろそろ折り返し地点かもしれません。

ここまでの勉強不足を悔やんでいても仕方がないので、ここ2、3年でもう一度足場を整えて、折り返し地点からのスタートを切りたいと思っています。

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国立劇場 散吟打毬楽 (1)

散吟打毬楽は、実は国立劇場では2回目の公演です。
(そのことにパンフレットではまったく触れられていないので、やや不思議に思っていましたが・・・)。ウソでした、表紙裏の文章に「数回復曲が試みられているが」とありました・・・謹んで訂正させていただきます・・・

国立劇場のデジタルライブラリーで調べてみましたら、1988年の9月30日公演。。。
今から22年前、ですか。。。

伊藤はこのとき笙で参加しています。
ただ、内容をほとんど覚えていなかったので、詳細をチェックしてみましたら、大劇場での公演、舞も入っていて、振鉾一節二節があり、声明は舞台側と客席側に分かれ、楽人も左方と右方に分かれていてそれぞれ三管通り、非常に大規模な編成でした(だんだん、思い出してきました、このころの雅楽・声明公演! 
大体、声明のお坊様方が舞台と客席側に分かれて、声明を唱えられることが多かったです)。

まったくあいまいな記憶で、やや無責任ではありますが、このときは今回のように古い譜から復元を行うという形ではなく、三十二相の声明に対し、「付け楽」のような形で(お互いに、声明と雅楽は関係なく)、既存の古典曲を吹いたように記憶しています。

今回は芝祐靖先生の詳細なご研究による復元で、古譜の笛譜から曲を起こされていったようですが、まったく古典の語法にのっとっている、と感じました。齟齬間、のようなものがまったくなく・・・

芝先生の復曲は、ときどき、意図されて斬新な響きを求められることもありますが、今回は三管と整合性とか、絃の入り方とか、「古典曲です」と言われても、違和感がないような曲でした(・・・もっとも、明治選定譜にも、摩訶不思議な曲は数曲、入っていますが・・・)。

声明の側では近藤静乃さんの詳細かつ丹念なご研究に則り、全体の構成が作られたようです。

今回は、「付け楽」のような形ではなく、双方が「音楽」として「合う」ように作られていて、
芝先生が復元を終えられてから、双方の音律がきれいに聴こえるように、全体を整えられた・・・とパンフレット解説にはありました。
これは、とても大変なお仕事がだったのでは、、、と拝察いたします。

1部の管絃のみの演奏が始まって、まず、感激したのは、笙が・・・本当にきれいでした。
ここ数年来、いろいろな舞台を聴いていますが、そのなかでも「ダントツ」に印象深い笙の音色と演奏、でした。
澄み渡った、バランスのよい涼やかな音色、ゆったりした手移り、まったく息を張りすぎず、平坦にならず、優雅に移り変わる合竹。

大・大・大ベテランの岩波滋先生にも、もっともっと舞台に立っていただきたい・・・と感じました。

そこで、今の楽部のシステムについて、ちょっと思ったのですが・・・それは、また続きのブログ記事にて。

全体のバランスも非常に安定していて、「ベテラン勢の余裕」が感じられました。

雅楽の演奏の相互間のつながりは、「非常に有機的」なものです。
織物のようで、一本、糸が抜けると、ぜんたいが ほつれてしまうことも、ままあります。
レンガを積み上げ、かっちりとつくっていくような洋楽の構成とは、まったく異なる音楽です。

力量がある奏者の集まりですと、お互いがもたれかからず、気持ちよく、依存(関連)しながら、合奏が進んでいくものです。
今回の演奏には、そういうった気持ちよさが溢れていました。
管だけでなく、絃も、打ち物も。。。

長年、雅楽に関わってきて、「最高の合奏、演奏」というのは、「うわあああ、す、すごい!」という類のものではない(笑)、と思います。

「なんてことはない、なんの違和感もない」と感じられる演奏こそが、実は最高にすごい演奏です。

ただ、「滞りなく、自然に、ここちよく」終われる、というのが本当は大変なことなのです。
おもねることも、誇ることも、一生懸命になることも、まったくなく・・・・「自然さ」に委ねられている楽、それが「雅びな楽」かと思います。

復元の妙、構成の妙、演奏者の経験と力量の奥深さ・・・いろいろと感じました。

(2部その他の感想は・・・続く)

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2010年6月12日 (土)

国立劇場・・・興奮さめやらぬ・・・

本日の散吟打毬楽・・・行ってきました。
終演が4時ごろでしたでしょうか、ただ今5時です。。。興奮冷めやらぬ、です。

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すばらしかったです。

演出も非常に品よく、地味すぎず派手すぎず、落ち着いた雰囲気のなかにも仏教らしい荘厳の感じが出ていました。

これまでの雅楽の演出のなかでも、特に印象に残りました(前回の御神楽も素敵でしたね)。

このところ演奏会ラッシュです。
先日の、雅楽道友会さんの演奏会も見どころ、聴きどころがたくさんありました。

書きたいことがたくさんあるので、ちょっと休憩して・・・また後日、まとめてみたいと思います。

来週は十二音会さんもありますし。。。忙しいです。

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てんねん・・・

久しぶりに・・・TVのケーブルをつないで、アッシジの放送を録画しようとしたのに。。。

録れていないって・・・

どういうことよ・・・

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アッシジ・・・

生徒さんからの情報(アップが遅れました・・・・(^-^;(^-^;(^-^;)

http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/invitation/

今朝9時25分から、NHK総合で。

アッシジへはいったことがありませんが、写真を拝見しても、奇妙な暖かさ、懐かしさを感じますね。。。

古くに聖人がいらした土地は、洋の東西を問わず、何か人を惹きつける魅力があるようです。土地そのものに、何かそういった「記憶」が焼きついているのでしょうか。。。

CD「祈りの海へ・・・」では、江原啓之さんが聖フランチェスコの祈りの言葉をご朗読くださっています。江原さんは、何度かアッシジを訪れたことがあるようです。

一度、行ってみたいです。

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2010年6月11日 (金)

ほんとうの仏さま

ほんとうのかみさまや仏さまって、

大きな神社や金ぴかの仏像のなかではなくて

となりに住んでいるおじいちゃんや

空き地に咲いている名前もわからない小さな花のなかに

いらっしゃるんじゃないかしら

優しい目に出会って

ふと

ありがたさに涙がこぼれそうになった

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2010年6月10日 (木)

数日しましたら・・・

youtubeに、初の映像アップができると思います。

昨年に行った柏市でのコンサートの映像、になると思います。

多分、ちょっとずつ載せていけると思いますので、しばしお待ちを。。。

わたしは、自分の映像を見るのは、結構苦手なのです・・・(^-^;

実はそれもあって、作業が遅れています(^-^;

でも、きついコンサートでしたが、とても楽しかったな。
音的に初めての試みが多いばかりではなく、映像まで取り入れたので、大変でしたが、とにかく、楽しめました。

できれば同じメンバーで、またどこかで、再演できれば、と思います。。

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2010年6月 9日 (水)

お公家さん

学生時代、ベーシックな五常楽の合奏をしていた。

笙の音頭はわたしで、管絃、二太鼓からつけるときに、わずながら、気持ち(・・・でも、本当に、ぎりぎりセーフ、という感じで、気持ち、ですよ・・・)、つけるのが遅かった。

とたんに芝祐靖先生が、

「うーん、えりちゃん、そのつけかたは、ちょっと、しゃれすぎているね~。もういっぺんいってみましょう」

とおっしゃった。

(優しい、柔らかい物言いだな・・・)と、ひそかに感動した。

「遅い!」とか

「もう少し早くつけて!」ではなく、

「しゃれすぎている」・・・。相手を傷つけない言葉。

なんて言葉だろう。
だから今でもはっきり覚えている。

初めて、鶴岡八幡宮の菖蒲祭に加えていただけることになったとき、鉦鼓のお役をいただいた(これも、学生時代)。

右舞はまだまったく習っていず、高麗の曲がとても不安で(笙吹きにとっては、触れる機会がまったくない)、銀座雅楽堂でのリハーサルのときに、自分で打ち物の譜を作り、見ながら打った(・・・リハであっても、暗譜は大原則、である)。鉦鼓は、まったく初めてだったと思う。

えっと、えっと・・・と譜を見ながら打っていると、すかさず多忠麿先生が、ぴしゃりと、でも笑いながら、

「伊藤君!!!きみね~、そんなものを作ってきても、だめですよ、
あそこは風が強いんだから。飛ばされてしまいますよ」

と、おっしゃった。

それにしても、お二人ともなんて優雅なご注意の仕方なんだろう。
こんなことを学生相手にさらっとおっしゃれるなんて。

このころから、「お公家さん」の文化のことをちらっと意識し、感じはじめていた。。。

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雨の音や鳥の声

すごく好きです。

世界一美しい水の音はA タルコフスキーの映画のなかの水の音。。。と武満徹さんもおっしゃっていたそうですが、あの、映画の雨の音を聴いていると、意識が遠のいてしまいます。

ふっと手を止めて、雨の音だけに5分ぐらい、意識を集中させてみてください。。。

結構、贅沢な時間ですよ。

ここは水の惑星です。

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手ざわり、肌ざわりが

感じられる音や音楽が好きです。

「四季」の雰囲気や

耳だけでなく、五感に訴えるような音楽が作りたいです。

ペルトの曲なんか、やっぱり色が見えてきますよね。

香りが感じられるような曲とか。。。

多重録音とか、準備がだんだんと整いそうなので、がんばって作ってみたいと思います。

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2010年6月 7日 (月)

シンクロ

ここ数年、あっけにとられるくらいにシンクロ現象を起こすことが多いのですが。

CDの録音のときは、とにかくすごかったのですが、ここ数日も、「意味ありげ」なシンクロ現象が・・・

なんだか、わたし自身の方向性や思い込みが「間違っている」ときも、「ぴしっ」とやって来ます。。。

今日は、以前、ブログにも書いた「シンセをやってくださるかた・・・・」という問題の解決が付きそうなことが起こりました。

あとは、自分のここ数日の行いを反省させるようなことが、ぴしっと一件、起こりました(うん、これは痛い・・・)。
しかもかなり正確・・・(細かい数字までまったく一緒)。

わたしはこういったことを内心、「運命のcorrection(修正)」と呼んでいますが、correctionは早ければ早いほど、行動も早く起こせますし、傷も小さくてすみます。
ある意味、「人生のauto-correction(自動修正)」とも言えるかもしれません。

結局、どこかで「はき違える」と、よくいいますが、人生には、そういったことって、本当はないのかもしれません。

結局は成るようになる、成らないことはならない、ようにできている、ようです。。。

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今日は・・・

時間がないなか、お使い物で、護国寺側の香雲堂さんへ。

久しぶりに「天平」を購入(大好きな御香でしたが、伽羅の値段があがってしまったため、自分用にはなかなか買えません・・・

ご主人と奥さまが、昔から雅楽がお好きだそうで、なんとなくいつもお店にうかがうと長居をしてしまいます。。。 
加えて、こちらには、ふっくらフクフクの猫さんがいたのです。。。

よく、猫談義にも花が咲いていました。

大変な美猫さんでしたが、他界・・・ 
猫や鳥、お別れは辛いです。。。

御香の香り、一本、お線香をたくだけでも、部屋の雰囲気が変わりますよね。
アロマとは、ぜんぜん違う、といいますか、別物です。
煙、ですから。。。同じ白檀=サンダルウッドでも、火を加えることによって、性質や要素が変わるのでしょう。

さて、これからお稽古だわっっっ。

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2010年6月 6日 (日)

体調

体調管理も実力のうち、と多忠麿先生はおっしゃっていました。

体調に左右されずに、いいお仕事ができるようにならなければ・・・と。

ずっと、思えば中学生のときから、ずっと生理痛、そして30代半ばから子宮筋腫に苦しめられてきました。

それによって慢性化していた貧血。

UAEという手術を受けて、そろそろ3年目?
今年も夏に定期健診を受けにいきます。

今日、舞の練習用に撮った自分のビデオを見ていて、ふと思いました。

(髪の色がだいぶ、黒くなったなあ・・・)。

ありがたいです。。。

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調律2 小さなコツ

調律に関してはいろいろ、やり方があります。人によっては正反対のことを教えてくださることもありますが、長年、調律をしていて、その理由がわかってくることも、多々ありますので、どうかご自分でやりやすい方法を作り上げていってください。

わたしはたくさんの人に調律のご指導を受けました。ここに少しずつ、調律のことを記していこうと思ったのは、笙という楽器のコンディションが少しでも向上することを願っているからです。「これは絶対に守らなければいけない」、という部分と、場合によって、方法を変えなければいけない部分とがあります。それを見分けることも、大事です。

調律の前に、よく手を洗うこと、だね。

と、元・首席楽長の岩波滋先生がおっしゃってくださったことがあります。

わたしが20代のときに、調律が上手になるには、どうしたらよろしいのでしょうか・・・?と伺ったとき(・・・まったく、なんて、漠然とした質問!)、答えてくださったお言葉です。

伺ったときは、あまりにも単純なことで、一瞬拍子抜けしました。
でも、実は、とても大事なことのうちのひとつ、です。
わずかな油分でも、笙の青石に混じると、定着を損ね、剥落の原因になることもあります。
最近は女性だけではなく、男性もハンドクリームを使うかたが増えているようですが、要注意。

これは調律だけでなく、普段の楽器の奏楽のときにも、お気をつけください。
クリームでべたべたになっている楽器を見かけることがあります。化粧品や混ぜ物の多い匂い袋を含め、ケミカルなものは、楽器にあまりよくありません。
どうかお気をつけください。

青石の器には、必ず、ふたをしなさい、

とは、故・多忠麿先生のご指示。

こういったことは、小さなコツのようですが、大事なコツです。

すべてのことに通じますが、こういったコツがの集積が、やがて何千にも何万にもなり、ひとつの仕事の良し悪しを左右していくように思います。

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2010年6月 5日 (土)

歌いたい!!!

思いっきり歌いたいのですが、さすがに催馬楽・朗詠となると、ご近所の様子が気になります。

笙の唱歌でも、やや気をつかいならが歌うのですが・・・

甲音なんて、ちょっとアブナイ人みたいにも聴こえますよね・・・

引越しの予定が狂ってしまったので、上半期の予定、大幅修正中です。

簡易防音がある場所で、随時、笙や歌の試し録りの録音作業ができるはず、だったのですが、それもできないため、ブログへのアップも進めることができず。。。

加えて調律の作業、映像の編集などが遅れに遅れ・・・

楽しみにお待ちくださっている皆様、誠に申し訳ございません!!!

今年下半期にはいいものが作れると思います。
どのような形にするかわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします

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2010年6月 3日 (木)

巫女さん

「東京のかたは、毎日こんなお菓子を召し上がっているんですか?」

東京から訪問したわたしたちを取り囲んだ、20代の巫女さんたちの顔が、ぱあっと輝いた。

もうだいぶ経つけれど、とある地方の大きなお宮の巫女舞の調査研究のため、音楽の採譜を頼まれた。

飛行機で空港にたどり着く。
お迎えは「巫女長さん」あるいは「親巫女さん」とよばれる、年配の女性。

50代半ば、普通に高校生の息子さんがいる人だった。
しっかりもののお母さん、という雰囲気。

でもとても若々しく、清楚な明るい雰囲気の人。
さすがに、「巫女」の親。
どこかに、さわやかな女学生のような初々しさが漂っている(50代、ですよ!)。

東京では、もうほとんどの神社さんの巫女さんというのは、アルバイト。
普段は巫女さんをおかず、お正月やお宮のお祭りのときだけ、臨時で雇われる。

地方でも似たりよったりになってきているようだ。

ところが、そこのお宮の巫女さんたちは、全員が「専任」だという。
お宮の事務職もこなしながら、お茶お花を習い、巫女舞のための筝を習得し、舞も全員が舞う。

「東京のお菓子」・・・といっても、羽田空港で知人が買った、ごくごく普通のお土産の洋菓子だった。
それなのに、巫女さんたちは、心から感激して、素直に喜んでくれている。
その素直さに、こちらも気持ちが明るくなり、嬉しくなった。

舞のお稽古は真剣そのものだ。
皆、練習のときは浴衣に濃い色の袴姿。
まるで明治時代の女学生のよう。。。


20代後半の人も多かったのに、皆、さらに若く、子供っぽく見える。
必死になって鈴を振り、扇を支える姿が、
かわいらしい。

お稽古が終わったあとは、年配の神職さんの肩を揉んであげている子もいれば、なんと数名で手をつないで大きな輪になり、にこにこしながらフォークダンス(!)をはじめた子達も。

なんで、みんな、こんなに素直でのんびりしているのだろう???

(・・・なんだか、昔の青春映画みたい・・・)
お化粧している子もしていない子も、つるんとした卵のような顔で、表情豊かで、皆きれいだった。

・・・この子達は、どれだけ自分たちがきれいか、気がついていないんだろうなあ。。。

お祭り、いよいよ出番というときは、それこそあっという間に「お姫様」になる。
ここのお宮の装束は、それはそれは見事だった。

古い時代に京都であつらえられたものだそうで、「布」の持つ「迫力」が違った。

厚み、重厚感、そういった物理的なことは元より、なにか、訴えてくるものが、力強い。

織の技量とか、ではなく、、、

昔の、この装束を作ったかたがたの、信仰心だろうか。。。

特に、十二単に近い装束は、圧巻だった。
浮き出るような織から、刺繍から、紐の組み方、絹のつやから。。。
調査研究のためだったので、普通は目にすることができない装束を出してきてくださった。

そのたびに、(えっ?)と、息をのんだ。
こんなにすばらしいものを、拝見させていただけるなんて。。。

(布には、色には、霊力がある)

志村ふくみさんの言葉を、このとき、本当に深く、感じ入った。

いったい、何人の、何世代の巫女さんたちがこの装束を召して、舞を舞い、筝を弾いたのだろう。。。

子供のような顔の巫女さんたちが、装束に袖を通して、舞殿にあがると、霊的になる。
扇や鈴を持って、古い舞を古い音楽とともに舞う。

五節舞こそなかったが、往時がしのばれた。音楽も、繊細で品のよい曲が多かった。
鄙には稀な・・・というけれども・・・

これだけの楽を残せるのは、やはり神社さんが大きかったからだろう。
雅楽を奏する力量がある人を抱える、というのはやはり相当大変なことだから。

わたしも、神道関係の奏楽のお仕事で、神社さんなどでお仕事をするようになり、裏方の巫女さんのお仕事も自然に見るようになった。
お祭り・式典では、巫女さんの仕事は非常に多い。

式次第を暗記するだけではだめで、物を運ぶにしても、ひとつひとつ手の所作、足の運びに丁寧さと緊張が要求される。
指先の表情ひとつに、気持ちが現れる。

祭儀を底辺でささえている巫女さんたち。

日本の、神道文化を陰で支えているのも、やはり巫女さんたち、かもしれない。

わたしは巫女ではないけれども、ときどき、気持ちの上で、とても近しいものを感じ、心のなかでは、ひそかに応援している。

あの、舞のお稽古と装束を拝見させていただいた、秋の1日には、とても忘れがたく、貴重な記憶の1ページとなっている。
のんびりと鄙びた、雅楽調の音楽とともに。

皆様、どうされているのかしら。。。

一時体調を崩し、手術も受けなければならなくなったため、疎遠になってしまっているけれど。。。

また機会があれば、参拝させていただきたい、と心から願っている。

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2010年6月 2日 (水)

調律1

笙の調律をされているかた、製作されているかたもご参考に・・・

楽器を製作されているかたや調律を専任にされているかたがたからすれば、わたしは演奏などの「片手間」に笙の調律をしている人間です。

ですが、いろいろな形で演奏をしてきているうちに見えてくる、「楽器の性能」ということがあります。

たとえば
1、延の管絃をひとりで吹く場合
2、舞楽で大勢で吹く場合
3、現代曲で、音量の大きな楽器と吹く場合

それぞれ、要求されてくる「機能」が異なってきます。
そういった面からいろいろ試しているうちに、わかってくることもあります。

「言わずもがな」のこともあると思いますが、わたしも調律で長年悩んできて、「たったひとつ」、ちょっとしたことが分かっただけで、随分楽になったことがありました。

何かのお役に立てれば、と思い、ここにつらつらと綴っていこうと思っています。
(もちろん、「企業秘密」は絶対に書きませんよ~、笑)。

「千」と「八」は、可能でしたら、青石を薄く塗ったほうがいいように思います。
ときどきぼてぼてに青石を塗ってあって、苦しそうなリードがあります。

乞や一などの濃さで塗ってしまうと、あれだけ小さいリードですから、振動部の振動が妨げられてしまいます。

ただ、千と八はもっともリードを切るのも難しいようですね。
もともと、高音は殺すようですが、「あと打ち」で聞こえなくても物足りない・・・
かといって、ぴーぴーと千と八がうるさいのも、どうかと。。。

調律の作業だけでも、泣きたくなるような小さいリードなので、これを切り出すのは、本当に大変かと思います。

人によって切り方はさまざまですが、切込みがしっかり切られているリードもあります。

この切り込み部分がとまっていないと、やはり鳴りが悪くなりますので、裏止めがしっかりできる範囲内で、薄くぬるのがよいのでは、と思っています。

(コメント受け付けますので、ご質問、ご意見などございましたら・・・実名、ペンネーム、どちらでも)

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emerging

I came here

only to meet you

to meet all of you

from the sea, from the sky

just to end repeated behavior

I came here

only to dance with you

to dance all of you

from the earth, from the inside of trees

from the light, from the dark

just to laugh with all of you....

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強くなるには・・・

強くなるには、優しくなること

と、ある武術家が言った

鎧を脱ぎ捨てて

初めて 人間は強くなる

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