煮竹が割れました・・・
調律中の楽器ですが、仕上げ(音の調整)にかかっているところで、煮竹が割れました。
「煤竹」と似ていますが、「煮竹」は非常に割れやすいです。
長い年月をかけて、農家などの囲炉裏やかまどの上で、煤がかかった黒さではなく、煮竹は「酸化」した竹の黒さ、です。文字通り、酢を入れて「煮る」そうです。鉄分も加えて、酸化させるとか。自然な煤竹は柔らかいこげ茶色ですが、煮竹は、ほとんど黒に近い茶色です。
竹が弱っていることが多く、調律の仕事をする人たちの間では、「煮竹」は直していくうちに、もろもろと割れることが多い、、、というのが定説です。
(注・ただし、いつごろ製作された楽器か、また、もともとの竹の質などにもよります。
すごくよい音が出ている、しっかりした煮竹の笙もありますので、お持ちのかた、どうかご安心を。わたしも何管か、調律をしたこともあります。
ただ、圧倒的に弱い管が多いのは事実です)。
割れてもよろしいでしょうか・・・ということをご説明申し上げた上でお預かりした管で、口金もとれてしまったり、すでにたくさんの竹の側面が、和紙その他で補修されていました。相当、がたがきていた・・・といえる管です。
それでも、ここまでぽろっと割れると、ショックです。
最初の作業中から、ぽろぽろと、側面がかけらのようになり、落ちてきたりしてはいたのですが・・・
なんとか、継ぐことはできそうですが・・・やれやれ、です。。。
最後の工程でこういうことが起こると、やはり、ショックは大きい。。。
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