« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月31日 (月)

行ってきました、東京音大(2)

お集まりの学生さんたちも、とても熱心に雅楽器の音に耳を傾けてくださっていました。

本当に、雅楽の音も含め、邦楽の音に、生で接する機会が、音大生ですら、まず、ないんだ・・・と改めて感じました。

「日本の」音楽大学なのに、なぜ、「日本の」音楽を勉強する機会がないのだろう???


アメリカでも、フランスでもない、「日本の」音楽大学ですよ???

たとえば、「モンゴルの」音楽大学があったとして、そこでバッハやショパンとか、洋楽ばかり教えているとしたら・・・

おかしい、もったいない、と思いません?

これ、日本人だから、モンゴル人だから、洋楽を勉強するのは、おかしい、という浅い論ではありません。また、絶対に、自国の音楽を学ばねば~!という訳ではありません。

+(プラス)、自国の音楽も学べる、せめて、接することができるシステムがあってもいいのに!!!

もちろん、「邦楽」というジャンルそのものが、「徒弟制度」的な師弟関係を基礎としていることが多く、大学のシステムに馴染みにくい、ということもあります。

でも、逆に徒弟制度を活かした、斬新なカリキュラムを組んで、邦楽科、あるいは日本の音楽・舞踊・舞などなど専門の大学があってもいいと思います。

「音楽」=「洋楽(クラシック)」と、偏りすぎていますよね。

また、仏教系の大学や神道系の大学で、もっと「正規の授業として、雅楽を教えるべき」では、、、と仏教や神道の歴史・美術をたどっていると、感じます。

サークルとして存在する大学もいくつかあるようですが、楽器の実習と、歴史ぐらいは・・・日本に渡ってきた仏教の歴史はおそらく、雅楽なし、では語れませんし、読み解くこともできないと思います。
また神道の文化と「国風歌舞」は切り離すことができません。

韓国や中国では、もっと自国の音楽を大事にしています。。。
むしろ、伝承を失いかけていた国だからこそ、大切になさっているんですよね。。。

日本は、その奇跡的にも伝承が続いている、世界でも稀有な国だというのに・・・

まあ、わたしは「歴史の正当性」以前に、純粋に音に惹かれて、楽器の演奏をしているのですが、仏教との歴史的関わりも、興味が尽きません・・・

日本人として、考えること、しきりです。。。

本日は、わたしも勉強になりました。。。

麻椰さま☆ありがとうございました。
本日も、わたくし、「てんねんぱわー炸裂」で申し訳ありませんでした。
どうか、肋骨、お大事に・・・

| トラックバック (0)

行ってきました、東京音大。

今日は伶楽舎、酒井麻椰さんのご依頼で、東京音大の教職のための授業の一環で、雅楽の演奏と説明をしてまいりました。
篳篥は鈴木絵理さん。

わたしはお声がけいただいたのは、昨年に引き続き2回目です。

楽器の説明と、越天楽の唱歌、演奏・・・そして朗詠「嘉辰」(かしん)の唱歌指導・・・(麻椰ちゃん、いきなり振らないでください

ご出席の生徒さんは40名弱?
3回の授業で、日本音楽史を古代から近世まで、猛スピードで「駆け抜ける」もようです。
わたしたちはその1回目。

何しろ、授業の時間が短いので、解説される先生も大変!

改めて、雅楽って、洋楽的感覚はおろか、近世邦楽とも、まったく違った感覚、さらに異なる理論体系で成り立っている・・・と感じます。

日本に、常にあった音楽、なのに・・・誰も知らなかった音楽。ごく一部の特権階級をのぞいて・・・

西洋クラシックの世界が、たとえ古楽であっても、その延長の「現代」の感覚から、解明していけないこともないのに対し、雅楽は、「別物」と考えないと、把握し損ねる?

・・・という難しい話は抜きにして、若い学生さんたちに、生の音をお聞かせする場を作ってくださっている、内藤先生には心から感謝申し上げます。

記事を分けてアップしますが、本日も、いろいろ考えさせられました。(続く)

| トラックバック (0)

2010年5月30日 (日)

アナログアンプ

おもちゃみたいなパワーアンプですが・・・
PCにUSBでつないで、スピーカーから出力できるパワーアンプを購入。
しかも、アナログ出力なんです。

信じられないくらい高音質になりました。
スピーカーはYAMAHA MODEL NS-10M。
思いっきり年季が入っています、すみません。

再生機は同じPCなのですが、音質の差は、絵や写真でいえば、「デジカメでとった写真」と、「パステル画の差」、でしょう(笑)。
そして、プリメインアンプにCDデッキをつないでいたときよりも音がいい・・・

音のエッジのクリアさに関しては、PCにPC用のスピーカーをつないだほうがいいのかもしれません。ただ、「妙なリアルさ」が気持ち悪い?

アナログアンプを間に介すと、クリアさを維持しながら、音の輪郭が柔らかくなり、しかも奥行きが出ました。
自分のCDを含め、雅楽のCDも、笙の音がクリアさを失わず、広がり感がアップ。
ピアノの音はちゃんと「弦」をハンマーが打っている音、暖かな音がします。

「ハイパーリアリズムの絵画」と、「パステル画」の差?
「妙にしらじらとした、平面的なほんものらしさ」と、「ぼやけている感じながら、全体の雰囲気が伝わる音」の差。なんていうことでしょう。デジカメと普通のカメラの差にも似ているでしょう。

リッピングした上で、このアンプを通すと、さらに音がよくなるようです。

ヘッドフォンも、いいものはすばらしくよいですし、耳を密閉して音のなかに入り込む快楽はありますが、やはりちゃんと空気を振動させ、音楽鑑賞しましょう(笑)。

こういう音質の、雅楽のCDを作りたいなあ。
再生機の問題だけでなく、レコーディングの時点で。

| トラックバック (0)

2010年5月29日 (土)

また書いてみようかしら♪

先日、「シンセ、手伝ってくださる人、いないかな」とブログに書いたところ、早速、知人から「ご推薦」メールをいただいたのに味をしめて・・・

文京区内あるいはその近辺で、40人以下のスペースで、ミニ・コンサートができるような場所、ないでしょうか・・・

もちろん、雅楽に関連したトークと演奏。
狭いスペースですと、篳篥や笛は無理かもしれません。
でも、音的に可能でしたら、もちろん、入っていただきたいと思います。

レンタル料が高いと持ち出しになりますので、そこそこの料金で借りられる場所ですと嬉しいです。

月1連続講座、みたいなものを考えています。

皆様にお伝えしたいことが、もうたまりにたまっています!!!

情報提供、ウェルカムです。。。

mail: sho3ku@yahoo.co.jp

あるいはfor_solo_voice@nifty.com

| トラックバック (0)

世の中・・・

実は

「重要なこと」と

「重要ではないこと」の2種類しかないのではないだろうか

と、思いついたとたん、気が楽になった

あ、もちろん、今よく世で言われている、「ニュートラル」とかとはまた別の話ですよ

・・・と、今ブログを書いているのは、間違いなく「重要なこと」です、はい。

| トラックバック (0)

書いてみるものですね~♪

5月19日に

誰かシンセが出来る人、定期的に手伝ってくれないかなー ( ´・ω・`)

と、当ブログでつぶやいたところ・・・

親切にも、すぐにメールをくださったかたが・・・

シンセができる従兄弟さんをご紹介くださるそうです・・・

基本的には自分でやらないといけないとは思うのですが・・・(^-^;

三島さん、恩に生きます!

| トラックバック (0)

2010年5月28日 (金)

生徒さんとの会話

・・・先生、青い石(しょうせき)って、「緑」なんですね・・・と、

5月12日のわたしのブログ
https://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-7b96.html

をご覧になった生徒さんから。

そういえば、そうですねえ・・・「青石」と言い慣わしているから、そういうもの、と思っていましたが・・・「緑」です。まったくもう、日本語の青と緑って(笑)。(明らかに緑色の信号を「青」というごとし!)。

翡翠のいろにも似ています。まだ石を見る目がなくて、マラカイト(孔雀石)を必死で探していたときに、グリーンの翡翠を(あった!)と間違えてしまうことが、よくありました。
印材屋さん(はんこやさん)の店先で、期待しながら、「これは、孔雀石でしょうか?」とたずねると、「いえ、翡翠です」なんて・・・

笙の七不思議(・・・そんなにあるかな?わたしの造語です、笑)のひとつですが、この、石をすりおろして、リードに塗ろうと、「最初に」考えた人がいらしたわけです。。。

どうして?と思いません?

どんな人だったと思います?

ある日、ふと、金属のリードに、塗ってみて、鳴らしてみた人が、実際にいたのです。

そのとき、世界で、初めて、笙の音が鳴ったのです・・・感動しませんか?

そして、昨日は、お稽古を始められて、まだ間もない生徒さんから。

平調の曲の唱歌をすでに4曲、終えられたので、「では、双調の曲をやりましょう。双調は、洋楽でいうと『ドレミファソ』の『ソ』の音が主音で・・・」などと説明していくうちに、

「ソの音を唱歌で歌うのは、初めてです」とのご指摘・・・

あれ?平調に、ソの音が・・・ない????

今まで、気にしたことがありませんでした。。。そういえば、ないですね。。。
めぐりからいえば、当然ですが・・・

「ソ」の音=笙の「十」の竹の音、そのものは、合奏では、普通に平調の曲で鳴らしています。普段、演奏のなかでは普通に吹いているのです。

ですので、このご指摘は、ちょっと意外でした。

もちろん、双調の「十」と普通の「十」は合竹(和音)そのものが違うのですが・・・経過音としてさえ、平調では「ソ」の音、出てきませんよね。。。盤渉などでは、使うのに・・・

「めぐり」(旋法 mode)の問題では、ありますが・・・そういえば、壱越調でも、ソの音、ないような・・・???

生徒さんからのご指摘、とても勉強になります。。。

| トラックバック (0)

30日には・・・

東京音大の授業の一環で、デモンストレーション演奏に伺います(学生さん対象)。

越天楽の説明やら、ですが、えっ、嘉辰の実技指導?

聞いていないぞ~~~。

| トラックバック (0)

2010年5月27日 (木)

春と修羅

わたくしといふ現象は

仮定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

(あらゆる透明な幽霊の複合体)

-宮沢賢治の「春と修羅」の序から

中学生の頃、この詩集に出会った
予感で、からだ中がさわさわした
毎日毎日、このフレーズを心のなかで復唱した

わたしのCD「祈りの海へ・・・」は当初、宮沢賢治の詩も、朗読に入れる予定でした。
音楽もそれにあわせて、神道系に近い音楽(笙、歌、笛など)を構想していました。
暖かい、土の香りがする音楽も、あの1枚に入れたかったのです。


それでキリスト教系の朗読「アッシジの聖フランチェスコ」、仏教の「読経」、神道と3つの宗教(神道が宗教かどうかという論は置いておいて)、のバランスを1枚のCDのなかでとるつもりでした。

その後いろいろな事情で、宮沢賢治の詩はいれられなくなってしまったのですが・・・

次のCDがどのようになるかわかりませんが、作りたいと思っています。
宮沢賢治さんの詩は(たとえ、言葉として入れられなくても)、わたしの音の世界のなかに、十分入ってくると思います。

| トラックバック (0)

煮竹が割れました・・・

調律中の楽器ですが、仕上げ(音の調整)にかかっているところで、煮竹が割れました。

「煤竹」と似ていますが、「煮竹」は非常に割れやすいです。

長い年月をかけて、農家などの囲炉裏やかまどの上で、煤がかかった黒さではなく、煮竹は「酸化」した竹の黒さ、です。文字通り、酢を入れて「煮る」そうです。鉄分も加えて、酸化させるとか。自然な煤竹は柔らかいこげ茶色ですが、煮竹は、ほとんど黒に近い茶色です。

竹が弱っていることが多く、調律の仕事をする人たちの間では、「煮竹」は直していくうちに、もろもろと割れることが多い、、、というのが定説です。

(注・ただし、いつごろ製作された楽器か、また、もともとの竹の質などにもよります。

すごくよい音が出ている、しっかりした煮竹の笙もありますので、お持ちのかた、どうかご安心を。わたしも何管か、調律をしたこともあります。

ただ、圧倒的に弱い管が多いのは事実です)。

割れてもよろしいでしょうか・・・ということをご説明申し上げた上でお預かりした管で、口金もとれてしまったり、すでにたくさんの竹の側面が、和紙その他で補修されていました。相当、がたがきていた・・・といえる管です。

それでも、ここまでぽろっと割れると、ショックです。
最初の作業中から、ぽろぽろと、側面がかけらのようになり、落ちてきたりしてはいたのですが・・・

なんとか、継ぐことはできそうですが・・・やれやれ、です。。。

最後の工程でこういうことが起こると、やはり、ショックは大きい。。。

| トラックバック (0)

2010年5月26日 (水)

森さ~ん、(伝言)

先日は、メールをありがとうございました。

手術は、無事に終えられ、順調に回復されていると思いますが、お加減はいかがですか?

本当に、落ち着かれてからで結構です、よくなったらメールくださいね。。。

「Hagoromo」の上映、とても楽しみにしています!

それでは。。。

伊藤えり拝

| トラックバック (0)

2010年5月25日 (火)

おかしいなあ・・・

ここ数日、

「もう自分では、どうにもならない!」と思っていたことが、すすす・・・とうまく流れていきます。

なんだろう、この流れは!?

| トラックバック (0)

2010年5月24日 (月)

鳥や花には

積極的に声をかけてみましょう

答えが返ってくることもあります

| トラックバック (0)

2010年5月23日 (日)

雅楽語

同じ日本の笛でも

他のジャンルの笛も吹いている人の

龍笛は不思議

リズムやテンポの感じ方がぜんぜん違う

「ノリ」の違いでしょう

え、雅楽にノリなんてあるの?といわれそうですが・・・(笑)

あります

いかにも雅楽的な・・・

いかにもとろとろした・・・(どっしりした、というべきか・・・)

極楽~、な、ノリです・・・

でも、ただ遅いだけではなく

そのなかに端正な佇まいがあり

濃淡があり

光があり 影があり

たった一拍のなかにも重いところ軽いところ、抜くところがあり

大変なのです

ただ闇雲に、べたーっと遅い雅楽は、聴いていても、おそらく中に入って演奏していても、

辛いです

| トラックバック (0)

4月23日?☆!

アクセス解析というのを見て・・・

「携帯からのアクセス数」「過去30日」というのを見て・・・

びっくり。

4月23日は531件 

( Д) ゚ ゚

この数は尋常ではありません。

PCからのアクセスは最近100件を超えることはざらなのですが、「携帯から」はさすがに少なくて、大体10から100の間を行ったりきたり。

この日だけ突出しています。ネットの世界で、何が起こった?

4月23日???

| トラックバック (0)

気温差、激しいですね。

昨日のように気温が一気にあがると、植物もぐったりです。

近所の垣根の満開のバラがやや辛そうでしたが、今朝のように気温が落ち着き、小雨も降っていると、しっとり潤っていました。

一重のバラは終わりかけていましたが、それでも湿度のなかで色鮮やか、小さなバラは、まだまだ、満面の笑みを浮かべているように、咲き誇っていました。

昨年も書きましたが、この時期、笙がかびないように気をつけましょう。
おそらく、一度かび菌が繁殖してしまうと、根絶はむずかしいようです。

湿度の多い状態で、楽器を袋に入れ、ケースにしまわないこと。

楽器を輸送する際(最近はだいぶ宅配便などで楽器を送っても、大丈夫な時代になりました)、保護のため、とはいえ、いわゆる「ぷちぷち」のようなもので楽器をくるみっぱなしにしないこと。

お茶のカテキンがいいらしい、とは書きましたが、わたしもまだ、どれくらいの濃度のものをどれくらい塗布すれば効果があるのか、わかりません。

煮竹などは割れる可能性もあるので、つかえませんし、白竹も、シミにならないかどうか。。。

まずは、楽器をカビさせないようにしましょう!

| トラックバック (0)

2010年5月22日 (土)

ふう・・・

ほとんど、止まりそうなパソコンで、映像が編集できないかと、苦闘中です。。。
(楽器の調律も抱えながら・・・)。

google のPicasa、ダウンロードしてみましたが、怪しいなあ・・・しっかり情報を収集されそう(笑)。ストリートビューでも、物議をかもしていますしね。

google、Sonyと合併だそうですが・・・どうか、情報の管理とコントロールはしっかりしてください。

うちのPCは、光学ドライブが映像が書き込めない方式・・・だったのですが、書き込めるようにできるソフトがあるようです(有料)。

お試し版をダウンロードの上、DVDをハードにコピーしてみようとしましたが、1時間弱の映像なのに、5時間もかかる・・・・・・ので、途中で止めました。

ですが、いろいろとおもしろいことができそうです♪

以前から映像は興味がありましたので、楽しんで作業しています♪♪♪

| トラックバック (0)

2010年5月20日 (木)

「きぼうのいえ」へのご寄付は・・・(振込先が変わりました。)

以前、当ブログでもお伝えしました、「きぼうのいえ」さんへのご寄付ですが、振込先が変わりました。

銀行振込
みずほ銀行 三ノ輪支店
口座番号:普通預金 1284037
名義:特定非営利活動法人きぼうのいえ
インターネットからの寄付も、お始めになられたようです。

http://www.kibounoie.info/kifu.html
山谷のホスピス「きぼうのいえ」とのご縁によって出来たCD「祈りの海へ・・・」

チャリティーも続いています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

| トラックバック (0)

篳篥教室始めました。

伊藤の笙の教室とは別に、篳篥の先生をお招きして篳篥教室を始めました。

ほぼ、月に2回(以上)。場所は文京区内施設です。

ご興味がおありのかたは、
ご連絡先のお電話番号と氏名をお書き添えの上、お問い合わせください。

もちろん、篳篥だけの単独受講もできます。

for_solo_voice@nifty.com

| トラックバック (0)

2010年5月19日 (水)

シンセ・・・(無精者のひとり言)

曲のアイディアが浮かんできているのですが、音律の問題、調の問題もあって、なかなか他の楽器と試すことが難しいです。

基本的に実際に音を出して、それに笙を重ねていくやりかたをとっているので、どんな楽器でも実音を鳴らしたいです。
かといって、毎回、演奏者にいらしていただくわけにもいかないですし。。。

サンプルとして手元にある音が(CDなど)、笙で吹けない調ですと、ほとんどお話になりません。実際に、シンセの音を使う使わないは別として、トライアルのために、シンセがあると非常に便利です。

誰かシンセが出来る人、定期的に手伝ってくれないかなー ( ´・ω・`)

自分でできたら一番いいのですが、何しろ、機材が・・・(^-^;

| トラックバック (0)

アレクセイと泉

アレクセイと泉 [DVD]

突然ですが。

とても不思議な映画です。
さわやかに感動しながら、ぞっとします。
のんびり、ほのぼのしながら、敬虔な気持ちになります。

語られていることはすべて真実。
撮影隊の人たちも、危険をおかして、撮影に入っています。

絶望と幸せはいつもとなりあわせ。
と、いいますか、この映画では、誰も絶望していませんが。

そして、この映画は、わたしにとって不思議な「符牒」でもありました。
それも、後日、書きますね。

(当ブログのマイリストにも入れようと思ったのですが・・・ココログって、DVDは入れられないのですね!アマゾンでお取り扱いあるようですが・・・中古で9千なにがしかするようです・・・もう廃盤なのでしょうか・・・残念です)。

| トラックバック (0)

2件削除します

鶴岡八幡宮さんのHPで、わたしが舞を舞っている姿が映っている写真がありますよ・・・と知人が教えてくれたので、「知人が教えてくれました・・・」「知人が教えてくれました・・・(2)」というタイトルで2件、アップしましたが、鶴岡さんの季節の行事を紹介するページでしたので、すでになくなっていました。

URLをコピーしていたのですが、リンク元は、今はまったく違う記事になっていました。

ですので、、、削除!

そのうちまとめて写真をアップしまーす!

| トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

生徒さんが送ってくれました

Photo

ときどきお花の写真を送ってくださる笙の生徒さんのお宅のバラ(いつもありがとうございます!)

ふくふくしたバラですね~。

小学生の頃、バラが大好きで丹精していました。
「バラのジャム」って何かで読んで、自分で丹精したバラの花びらを煮詰めて、お砂糖を入れたりしてみましたが、苦くて・・・

最近、バラのジャムというのを見つけて、喜んでいます♪

| トラックバック (0)

優雅さは荒っぽさに駆逐される・・・

学生時代から感じていたのですが・・・

優雅で丁寧で繊細な手移りをしても となりでぶわんぶわんと笙を吹き散らす人が吹いていると

すべて消されてしまいます

笛篳篥にしても同じでしょう

雅楽は屋外でやるものだから荒っぽくてもいい、と勘違いしているかたも多いと思いますが

「梁塵秘抄」でも「人に勝つべし勝つべし」と歌ったり演奏したりすることは、よろしくない、としています

舞にしても演奏にしても 一瞬でもぎらりとした表現欲をひらめかすと、古典の場合はすぐに先生からご注意を受けました 

エゴをそぎ落としていかないと 古典はむずかしいです

| トラックバック (0)

2010年5月15日 (土)

聴こえない音

聴こえていない音

見えていない色を追う

誰にでも備わっていたのに

忘れてしまった能力

ちょっとだけ可視帯域、可聴帯域をずらしてあげることは

誰にでもできると思う

それだけで随分 現実が変わると思う

| トラックバック (0)

2010年5月14日 (金)

音も物も人も

本当に愛している人は

強い

結局 楽器は まず作る人に似て、次に使う人に似る

| トラックバック (0)

2010年5月13日 (木)

あ、あれ・・?

サビがまわってしまった器の写真をアップロードしようとしたのですが。。。

うまくアップロードできません。。。ココログの障害、かな?

いずれにしても、笙の調律はできれば(吹かない人でも)1~2年ごとにお願いしたいです。
青石の食いつきがいいと、リードもわずかながら変色、最悪、腐食します。
ただ、ケースバイケース。さらりとした青石で、蜜蝋の状態もよく管理がしっかりしていれば、かなり長期にわたって調律が持つケースもみてきました。

でも、基本的には、1、2年、早い場合は3ヶ月(ばりばり吹く場合、延の管絃とか吹く場合)。

調律しないで放っておかれると、楽器のなかでカビが発生しているケースも。

今日も生徒さんにお話したのですが、本来は、

絹の袋にくるまれて、

漆塗りの箱にはいって、

さらに桐の箱に入っていたような楽器。

「お姫様」な楽器なんです!!!今のような化繊の袋、そしてハードケースに入って、持ち運ばれているような楽器では、本来はなかったのです。ここ150年から200年の異常事態。
冷房、暖房、電気コンロ、なかったですから。

でも、それらがないと、もうやっていけないところまで、きているのです。
今の世の中にあわせた状態で、保存につとめたいと思います。

| トラックバック (0)

2010年5月12日 (水)

青い石 

Img_24641

笙という楽器の不思議なところのひとつ、ですが・・・青い石、孔雀石(マラカイト)を試し摺りしているところです(ちょっと、乾いてきていますね)。

器は、サワリという金属がいいとされています。これもなかなか手に入りません。
実は笙の「リード」もサワリという金属で出来ています。
リードと同じ金属を「おろしがね」にして、石を摩り下ろしていく、というのは、非常に理にかなっているように思います。

リードに塗布したあとも、リードへの「定着」が音質と息持ちの命になるから、です。
ステンレスで摩り下ろしているかたもいらっしゃるようですが、微妙に違ってくると思います。

ここ数日、「
さびが出た、出ない」、と騒いでいますが、石と器の相性、使用する水、などによってさびが出るようです。

この石も数時間でさびが出てしまったのですが、おろしたてだったことや、水など、複数の要因が影響しているようです。ただ、水の状態から判断するに、わりといい石であるような気がします。

ここ数年、いい石にあたらず、何時間もすりおろして、わずかな青石しか取れませんでした。せっかくの石なので、いろいろ試しながら、大事に使ってみたいと思います。

| トラックバック (0)

2010年5月11日 (火)

・・・とおもったのもつかの間。(twitter もどき)。

この青石、使える・・・と思ったのも、わずか数時間。

金サビが器に回り始めました。

・・・でも、これはまた「ヒント」になりそう。
音は最高によい音が鳴っています。
うまくすれば、使えると思います。

さて、もう1時半!?

寝ないと・・・

| トラックバック (0)

2010年5月10日 (月)

すごい!この青石!(twitter もどき)

すごおい、水がねっとりして吸い付いてくる!
器との相性もいいみたい!

| トラックバック (0)

2010年5月 9日 (日)

衣替え

せーむーや~♪

っと書いても、雅楽ネタで、大抵の人には通じませんが、、、
催馬楽「更衣」(ころもがえ)の歌詞です。

初夏に向かってブログの背景を変えてみました。

まだレイアウトは変更していないのでややご覧になりづらいかもしれませんが、ご了承ください。

また、本文の記事・・・背景を紫にしましたが、過去ログで結構、紫のフォントを使ってしまっていたのですよね・・・読めなくなるといけないので、あとで確認後、文字のほうを修正するか、背景の色を変更してみます。。。

ご返信やレスができないといけないので、コメント欄は受け付けていませんでしたが、この記事に関しては受け付けてみますね。

何かメッセージ、ご感想(衣替えのことだけでなく、ブログ全体のこと、CDのことなど)などございましたら、この機に是非・・・

あ、もちろん、「どもども~」みたいなご挨拶でも、嬉しいです(実名・匿名どちらでも)。

記事に反映させるのに、数日かかることもありますが。。。

よろしくお願いいたします♪♪♪

| コメント (2) | トラックバック (0)

2010年5月 7日 (金)

いつもいつも

たくさんのひとに助けられてきているし
恵まれたたくさんの出会いがあって

・・・幸せです。

この感謝の気持ちをたくさんの人に返せますように!

| トラックバック (0)

貴重な時間

今日もとてもよい1日だった。

唱歌は柔らかく、ゆるやかに。
目からうろこ。

昔のお話ができる先生はありがたい

長く遠く歩いてきた

振り返って、正しかったことを知る

先はまだまだ

| トラックバック (0)

2010年5月 6日 (木)

きぼうのいえとの不思議な出会い・・・高橋悠治さんのことなど

これは、いつかまとめて書きたいと思っているのですが。。。

なぜ、山谷のホスピスとのご縁ができたのだろう、とわたしも最初は首をかしげていました。

実は高校生の頃、高橋悠治さんに傾倒していた時期がありました(今でも大好きですよ、もちろん!)。

悠治さんがちょうど、政治的な活動を中心に音楽をとらえていた頃で、悠治さんの「思想」に共鳴していました。

そして
音大に進学するか、それとも貧しい人たちのために役立つようなことができないか、真剣に悩んでしまったのです。

悠治さん主催の「水牛楽団」のワークショップにも参加し、四谷にあった「イメージフォーラム」という場で「民衆という言葉について、どう思いますか」なんていう悠治さんの問いかけについて、みんなで真剣に討論したりしていましたね(笑)。

子供の頃から、戦争や飢餓はなぜ起こるのか。。。そういったことに心を痛めていましたから、

成田闘争の問題、原発の問題。韓国の政治の問題、ボーランドの連帯の話。熱心に勉強しては悠治さんのお話に耳を傾けました。

世界的な天才ピアニストが、ピアノを捨てて、アパートに住み、貧しい人や権利を奪われた人たちのために行動を起こしている・・・

何か、「突きつけられている」ような気がしました。「行動せねば」と。
その頃、山谷地区のことも知ったのだと思います。

当時はまだ、「原子力発電」なんて言葉、誰もしりませんでした。。。

その頃から活発に原発がなぜあるのか、また、その危険性を「水牛通信」でとりあげておられたので、やはり先鋭的な活動の場だったと思います。

今の坂本龍一さんのご活動などにもつながっていると思います。

ただ、自分に関して、ですが、今、思うと、なんというか、青臭い、お恥ずかしい限りです。
高校生では、どうにもできない問題ばかりでした。

問題ばかりを抱えて、余計に苦しくなる日々が続きました。無力感と、焦燥感・・・

でも竹の楽器で全員でセッションしたりして、楽しい時間もありました。

その後、わたしはそういった活動からどんどん離れていくのですが、、、自分の、問題に立ち返らねば、と。

悠治さんご自身もそうでしたし。。。
このあたりのことは、うまくかけません。水牛楽団そのものが、大きな節目を迎えていました。

「きぼうのいえ」さんで、施餓鬼会での奏楽をつとめさせていただいたとき、(あ、これはわたしの人生の宿題だ・・・あのとき、やり残していた宿題が、今、こなせる時期に来たんだ)と、思いました。

「音楽と社会」というのは、わたしの人生のテーマのひとつだったのかもしれません。うーん、言葉は硬いですが、「人と、つながれる音楽のありかた」、もっとひらったくいうと「本当に、人によろこんでもらえる音楽のこと」でしょうか。

雅楽の楽器・笙で、このような形(チャリティーCD)で社会貢献できるのは、本当に、わたしの人生のひとつの結実だったと思います。

まだまだ、いろいろ考えているのですけれどね・・・ふっふっふ

| トラックバック (0)

きぼうのいえ

初のCDをプロデュースするきっかけになった「きぼうのいえ」

最近、朝日新聞でも大きくとりあげられたようですね。
山本洋次監督の映画「おとうと」の舞台ともなり、山谷のホスピスとして関心が集まっているようです。

めぐまれない人生を送ってこられたかたがたの看取りの家として、活動されています。

施設長の山本雅基さんのご本「山谷でホスピスはじめました。」が、ポケットサイズの新書版になって、さらに読みやすくなりました。

ホスピスなどの活動にご関心がおありのかたは、ぜひ、お読みください。

また、「きぼうのいえ」へのチャリティーCD「祈りの海へ・・・」は伊藤から直接ご購入いただくこともできます。(お時間がかかる場合もありますが、ご了承ください。)

for_solo_voice@nifty.com

まで、ご連絡をいただければ、振込み先をお教えいたします(件名は、「祈りの海へ・・・」購入希望とご記入ください)。

入金確認後の発送となります(送料サービス)。
振込み手数料は恐れ入りますがご負担ください。

☆どうぞよろしくお願いいたします☆

| トラックバック (0)

チャリティーのご報告。

昨年5月5日発売の笙や竽、ピアノによるCD「祈りの海へ・・・ きぼうのいえ・めもりある」。

江原啓之さんのスピリチュアル講座会場での販売からのチャリティー570,280円からスタート、今年4月末日までのチャリティー総額は

 Total    2,071,988円

です。

全額、特定非営利法人(NPO)(通称・「山谷のホスピス」)「きぼうのいえ」に寄付させていただきました。

ここに謹んでご報告させていただきます。

製作にご参加くださった皆様、CDをお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございました。 

                                    伊藤えり

| トラックバック (0)

2010年5月 5日 (水)

CD発売後1年。

CD「祈りの海へ・・・きぼうのいえ・めもりある」の発売日は2009年5月5日。
そうです、もう1年経過しました。

今、「きぼうのいえ」さんへのチャリティー総額をまとめています。もう少しでまとりまりますので、後日、当ブログ、NAPI MUSIC内でのHPなどでご報告させていただきますね。

大変な1年でしたが、おもしろい1年でもありました。
経験させていただけること、ひとつひとつがとても貴重でした。

音楽的な進展も、古典だけやってきた人間としては、大躍進の年、でしたが、「ものを、作って伝え、広めていく」プロセスをさまざまな形で、実・体験として味わえたのも、最高にスリリングでした。

自分の「小ささ」を思いっきり体験しなければならない、手痛い年でもありました。
でも「小さい」ことを見つめることで、
小さい自分が何ができるか、真剣に考えなければなりませんでした。
今後の活動の基盤になっていくと思います。

感慨深い1年でした。。。あらゆる出会いに感謝しています。

| トラックバック (0)

2010年5月 4日 (火)

笙につかう青石

わたしのミニコンサートなどでもよくお話していますが、笙のリードには「孔雀石」(マラカイト)の粉を塗ります。

なぜか、おもしろいことに鉱物屋さんが近所にあるのです(・・・普通はないよね・・・)。
コンゴ産の石をいくつかみせていただきましたが、不純物が多そうで、使えない・・・

石はサワリという金属製の器にすこしずつ水を加えて、すりおろします。
響銅とも書くんだったかな?
砂張、左波理とも。

平気でステンレスでおろしている人もいますが、、、
サワリがねの金属成分が粉に混じるほうが、リードへの食いつきがいいですし、リードと同じ材質の器ですり、その成分がリードに乗る、というのは、誠に理にかなっています。

誰が考えたこと、だったのか、、、神秘的な楽器です。

・・・でも、メンテが大変!!!

| トラックバック (0)

2010年5月 3日 (月)

まだ伝えなければいけないことが

たくさんある

まだやらなければいけないことが

たくさんある

今、倒れてはいけない

どんなに、妨害されようとも

わたしはそのたびに強くなったから

| トラックバック (0)

young II

ヤング II。

なんのことだか、わからないでしょう

調律法の一種です。バッハが気持ちよく響きます・・・

| トラックバック (0)

2010年5月 1日 (土)

りんごか、窓か

りんご家さんから出そうなiPadが発売延期に。

りんごは昔、使っていたことがあります。
やや興味がある品物だったのですが・・・延期で熱が冷めつつあります。
モバイルによいかな、と思ったのですが。。。

長年、窓を使っています。
窓じゃない製品も一度、購入してみたいのですが。。。
今つかっている窓の光学ドライブが、どうも調子が悪いのです。

昨年、どんどん遅くなってついにハードが壊れ、迷った末に修理、古いながらもけなげに仕事をしてくれています。

窓7は使いやすいみたいだし。。。

りんごさんさようなら・・・

| トラックバック (0)

新着情報。

東京音大での邦楽の授業の一環でのデモンストレーション。
5月31日(月)15時40分~17時。
笙・篳篥・笛の楽器紹介と三管による演奏。
(在校生対象)。

| トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »