笙の製作者
圧倒的に少なくて困っています。
ようやく笙の認知度もあがってきて、愛好者のかたも増えてきたのですが。
特に古い管を修理できる人が、少ないのです。
笙を組むのに使う竹は、たとえば木材のように均一な形にして、組めるような素材のものではありません。
17本の竹のくせをうまくそろえて、あの管を組むのにどれだけの技術がいるか。
また、組みきれたにしても、「経年変化」に絶えるものを作るのは本当に何十年と修行しないと作れないようです。わずかにできた、髪の毛よりも細いような隙間が、場所によっては命取りになる楽器ですから。
故・多忠麿先生は、「ピアノを作るよりも、大変なことなんですよ」とおっしゃっていました。
もちろん一概には比較できませんが、先生も笙をつくる大変さが、世の人にあまりにも理解されていないから、そうおっしゃったのだと思います。
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