神楽歌
国立劇場(小劇場)にて、本日2時から。。。
昨日知人から聞いたのですが、電話予約受付開始後、わずか5分でチケット完売だったそうです。
でも小劇場での公演は、正解です。
平成8年?でしたか、東京国際フォーラムの5000席規模のホールで、公演があったことがありました。あれは、ちょっといただけませんでした。先生方もやりにくかったと思います。
小劇場は音響も落ち着いていて、歌も朗々と響き、和琴なども品よく聴こえ、聴く側も心地よく、歌われる先生方も歌いやすかったのでは、と思います。
雅楽公演の場合、国立の大劇場(1400~1500席程度?)でも、やはり違和感を感じることがあります。
倍の人数の楽人さんがいらっしゃるとか(左方右方で楽人が分かれる)、あるいは大規模な舞楽法会(声明のグループが出演する)なら別、ですが。。。
PAは入っていた、と思いますが、PAもちょうどよい感じだったと思います。
こういった貴重な公演は、余計な演出は不要・・・と思いがちですが、「引いた演出」をどのようにするか、非常に難しいと思います。
「そのまま」では、人に伝わらないことも、あります。
わたしも「生」が最上とは思いますが、状況次第です。
雅楽器などのPAやレコーディングの方法で、頭を悩ませていますので。。。つい、そんなことが気になりました。
ふと、おもしろいことに気がつきました。
今日の公演で先生方が履いていらした浅沓(あさぐつ)は、神社でも階位の高い神職さんがお履きになる履物です(先週の研究会でも大槻眞一郎さんがご説明しておられた履物です)。
東大寺の修二会のときにお坊様方(練行衆)がお履きになる沓と、「音」がそっくりです。
木の床の上を歩く音に、ふと、二月堂のお堂のなかに響くお坊様の足音と近しいものを感じました。
どちらのほうが起源が古いのかな、と思いました。
でも、どちらも由来は、やはり中国大陸かもしれません。
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