絲鞋が・・・何をやっているんだか。
今日は、練習中に絲鞋(しかい)が折れてしまいました。
ご存知ないかたのために。。。絲鞋は舞楽のときに履く、履物です。
底は畳に牛革(鹿の仔の革がいい、とかいろいろありますが・・・)、脇の部分は、すべて絹糸の手編みです。
通常は1足20数万円もするのですが(!!!)、わたしの絲鞋は、楽部の絲鞋をおつくりのかたから習われたかたがたが、格安で作ってくださったものです。
男性中心の雅楽の世界では、装束とともに、わたしにとってはすべてが「大きい」のが悩みの種。
通常の絲鞋はおそらくサイズ26とか27とかの男性が、足袋を履いてその上につけて、ぴったり、ぐらいのもの。
ですので、マイ・絲鞋は「必需品」だったのですが。。。
革がしっかりしているので、「ばっくり」折れたわけではなく、まだ使えることは使えそうですが。あさっての発表会、どうしよう!!!
参考までに「間抜けの小足」22~22.5サイズの伊藤の足。
わたしのサイズに合わせて作っていただいた、絲鞋、それでも大きくて、本番では5本指ソックスの上に24ぐらいの足袋を履いて、その上から絲鞋をはいています。製作者のT川さまに、修理をお願いしなくては。。。
ああ、でも、作っていただいてから、もう10年近くになるのでしょうか。。。
よく、一緒に戦ってきたなあ。。。(しみじみ・・・)
今度、もう少しきれいに撮りますが、横の部分に「ダイヤ」型というか、ひし形の紋様が編み込み模様で入っています。足首に巻きつける紐は組み紐。
履物ひとつでも、大変な凝りよう。こういったお話も、来月、大槻さんに伺えるでしょう。
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