明日は七草か。。。
あわてて買ってきました。
最近はすべてパックになっていて、便利ですね。
粥。。。昨年の3月、また「病気」が出て、CDジャケット製作も佳境に入ったとき、すべて投げ出して、東大寺の「お水取り(修二会)」に行きました。疲労とプレッシャーで、このまま座っていたらおかしくなる。。。心身ともに、疲れきっていました。
決心して、とにかく一晩だけでも、、、と、宿をとり、もうCD製作でお金もなくなっていたので、「ぷらっとこだま」にゆられて、よろよろしながら奈良へ。。。
夜、半夜(11時ごろ?)ぐらいから上堂してもよかったのですが、久々にたいまつを見ようと、小雨降るなかを、5時ぐらいから二月堂に向かって移動しました。
途中、「葛」(奈良の吉野葛は昔から有名です)の専門店が。
ひゃ、こんなしゃれたお店、昔はなかったぞ~。
葛粉を使ったおしゃれなお菓子がたくさん。
2階でお食事もできるので、胃に軽そうな葛粥を頼みました。
(量が少ない割には、高いな~)なんて、せこいことを考えていたのですが、一口、口に含んだとたん、疲れた胃に滋味がふわ~っと広がったのです。。。
癒されました。
ほんとに、そのパワーは、すごかった。
体が、すーっと、透き通っていくよう。。。
朝から食事をとらないで、移動してきたのと、前年の暮れからの、長引くCD製作のプレッシャーと緊張で、もうぼろぼろになっていました。
こんな、清浄な食べ物、あるのかしら。。。
いかに自分が疲れていたのか、わかりました。
そういえば、修二会でも、「粥食呪願」というのがあるんです。
「晨朝」(深夜0時ぐらい)のときだけに唱えられる短い言葉ですが、「粥」の功徳と、それを施すことの徳を述べたもの。。。じゃなかったかな(汗、、、ずぼらなわたしのうろ覚えですので、ご確認を)。意味はよくわかりませんが、一日の最後、行の最後に「じゅくじきしゅがーん」という、堂童子さんの、やや間延びしたようなのんびり声を聞くと、(ああ、ようやく終わる、、、)という気持ちと(え、もう終わっちゃうのか)という気持ちが入り混じります。
そんなことをつらつらと思い出し、、、
明日は、ちょっと丁寧に、お粥を炊きますか☆
吉野葛もありますし☆
わくわく♪
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