音を観て、、、世界が、観える。
音を真剣に聴いていると、最後はその人、にたどり着きます。
調律をしているといつも思うのですが、、、
ただ音を合わせる、音を「調べる」だけでなく、音から楽器の素材を推測していくのです。
竹が若い、古い、やわらかい、硬い、そこから繊維の状態、組の締まり・緩み具合。
リードの材質、こしの強い弱い、そり具合、切った人の腕。
ポリシーがあるのか、ないのか、あるのなら、どういうポリシーで切ったのか、どういうポリシーで青石を塗ったのか。
錘のつけ方。
蜜蝋の資質。
そうすると、いろいろなことがわかってきます。
そしてそうすることで楽器の良し悪しも見当がつくようになりました(好みか、好みでないか、ということのほうが多いのですが)。
「聴くこと」は「観ること」につながっていきます。
「観音菩薩」、このこの言葉は最初「観自在菩薩」とも訳されていたようです。
言語はパーリー語?サンスクリット?
「観音」=「観自在」
とらわれなく音を聴き、観ることは、果てしなく自由な境地へとつながっていくのでしょうか。
直感で聴いて感じたこと、まず間違えることはありません。
そこに感情がわきあがることもありますが、それは雑念というもの。
ひたすら中立で音を追っていくこと、そこから現実が変わりえる事象が発生していくのです。。。
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