« アミュゼ柏「手賀沼を渡る一陣の風」1「月の光」 | トップページ | 八幡さんの管 »

2009年10月29日 (木)

也と毛

笙吹きの皆様は当然、笙の17本の竹のうち、2本はリードがついていないことをご存知ですよね。。。

ただ、正倉院の楽器には、この2本にもリードがありました。
ピュタゴラス音律という調律の性質上、このあたりのリードから他の竹との音のひずみ(と、言っていいのかどうか、わかりませんが)が大きくなります。

実際につけてみて、おお~☆と感動しました。
何しろ勝絶が鳴らせる!

そして使える「旋法」がぐっと広がります。
世界観が変るぞ・・・と思っていたのですが。。。新たな障害も。

新しく開けた指穴の位置が微妙で、普段、何気なく触ってしまうのです。。。右手の使わない指は自然に竹に沿わせるようにして、もう長年吹いているので、これは怖い。複雑な音を吹いていると突然鳴り出す勝絶の音。

もう一度、開けなおすか、練習して触らないようにするか。。。

あと、和音で吹くと、やはりこの音はかなり辛いですね。どの和音を吹いても、ひずみの強さが出てしまう。。

こうして、実際に試してみて、なぜ、「もともとはあったリードが、伝承の過程で失われた」のか、理解することができます。。。

でも、fもbも、旋法的には使えるので、今後楽しみです。ようやくマイナースケールが吹けます。。。(笙は、意外とメジャースケールな楽器です)。


« アミュゼ柏「手賀沼を渡る一陣の風」1「月の光」 | トップページ | 八幡さんの管 »

essay」カテゴリの記事